バーテンダー26歳と店の外で会ったら別人だった夜
Tinderでマッチしたマユミ(26・オーセンティックバーのバーテンダー)と会った話。カウンターの中では凛としてクール、なのに店の外で会ったら砕けてめちゃくちゃ笑う子だった。仕事の顔と素の落差がここまでデカい子は珍しい。夜型で時間のズレた相手とも、Tinderの軽さで休みの昼にひょいと会えた一日を、ナンパ師アキが実況するTinder体験談。
オーセンティックバーのバーテンダーPLACE現場
現場レポHOOK会う前提の
導線
今回はTinder(ティンダー)の話。相手はマユミ(26)、職業はバーテンダー。それも賑やかな立ち飲みとかじゃなくて、カウンターだけのオーセンティックバー。背筋ピンと伸ばしてシェイカー振ってる、あの静かな店のほうの人だ。
先に言っとくと、結果はちゃんといい関係になれた回。ただこの子、店の外で会った瞬間に「え、別人?」ってなるくらい印象が違った。カウンターの中の凛とした顔と、私服で笑い転げてる顔の落差がエグくて、そのギャップ観察がこの日いちばん面白かった。そこを中心に書く。
プロフの一枚だけ、空気が違った
Tinder体験談の入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
マユミのプロフは写真4枚。最初の3枚は普通に可愛い私服とカフェの写真で、まあよくいる感じだなと思って流しかけた。けど4枚目で手が止まった。バーカウンターの中で、グラスを拭いてる横顔のやつ。本人は「これ載せるか迷ったんですけど」みたいなテンションで置いてたんだろうけど、明らかにそれだけ空気が違った。
自己紹介文も短くて、「夜の仕事なので連絡も会うのも昼か夜中になります」「お酒の話は好きですが詳しくない人もウェルカムです」みたいなことが書いてあった。夜職って書いてある子を身構える人もいるけど、俺はむしろこの「カウンターの横顔」の一枚に引っかかって右にスワイプした。職業が会話の入口になりそうだな、と。

4枚目、バーで撮ったやつだよね。これ仕事中の写真?
あ、それ常連さんが勝手に撮ってたやつです(笑)


勝手に撮られた割に、決まってるな(笑)
仕事中だけは、まあ…(笑)

この「仕事中だけは、まあ…(笑)」で、ちょっといいなと思った。仕事の顔には自信あるけど、それ以外はそうでもない、みたいなニュアンスが透けて見えて。喋り方は落ち着いてて、いきなりタメ口でグイグイ来るタイプじゃない。でも気取ってもいない、ちょうどいい距離感だった。
オーセンティックバーのバーテンダーって、俺もちゃんと行ったことなかったから、字面だけで生活が想像つかなかった。何時から何時まで働いてんのとか、客と毎晩喋ってて疲れないのかとか、聞きたいことが勝手に湧いてくる。盛った写真だけ並べてる子より、こっちが質問したくなる引っかかりがある子のほうが、最初のメッセが続く。Tinderのこういう「職業ガチャ」で当たりを引いた時の感じ、嫌いじゃない。
「会えるの昼か夜中だけ」問題
メッセが始まって、まず壁になったのが時間。マユミの店は夜の7時オープンで、ラストは深夜2時。そこから片付けして帰るから、家に着くのは3時とか4時。当然そのまま寝て、起きるのは昼過ぎ。完全に夜型で、俺の生活時間と全然噛み合わない。
「平日の夜に軽く一杯」みたいな、普通のアプリの王道デートが、この子には丸ごと無理だった。だってその時間、本人がカウンターの中でシェイカー振ってるんだから。逆に会えるのは、店の定休日の昼か、もしくは深夜の店が終わったあと。後者はさすがにこっちが死ぬんで、定休日の昼を狙う流れになった。
すいません、夜って基本ずっと店なので…会うなら昼になっちゃいます


あー、夜こそ稼ぎ時か。盲点だわ。じゃあ昼に合わせるよ。
ほんとですか。昼の私、ただの寝起きですけど(笑)


寝起きのバーテンダー、レアだろ。逆に見たい。
期待しないでくださいね、ほんとにただの人なんで(笑)

この「昼の私、ただの寝起き」「ほんとにただの人」が引っかかった。カウンターの中の自分と、それ以外の自分を、本人がはっきり別物として扱ってる感じがあって。仕事モードがよっぽど作り込まれてるんだろうな、と、会う前から予想がついた。
で、ここがTinderの軽さだなと思った。きっちり予定組むアプリだと、こういう「生活時間が真逆の相手」とは、そもそも候補が合わなくて流れる。Tinderは温度がゆるいから、「じゃあ定休日の昼に」みたいなイレギュラーな組み方でも、向こうが変にかしこまらずに乗ってくれる。お互い「会えたら会う」くらいの空気だから、夜型のマユミとも、無理なく予定を立てられた。

生活時間が真逆の子って、続けるの大変そうっすね。

それな。でも最初に「昼しか無理」って正直に言ってくる子は、逆に会う気はあるんだよ。会う気ない子は時間の話自体を濁す。
カウンターの外のマユミは、めちゃくちゃ笑う子だった
会ったのは店の定休日、昼の1時。寝起きって言ってたから無理させない時間にした。待ち合わせの駅に来たマユミは、写真より雰囲気がやわらかくて、いい意味でプロフのカウンターの横顔の凛とした感じと全然違った。最初の一言が「すいません寝坊しかけました(笑)」で、もうこの時点で予想と違った。
カフェに入って喋り始めて、すぐ分かった。この子、めちゃくちゃ笑う。俺が大したこと言ってなくても「あはは、なんですかそれ(笑)」ってよく笑う子で、プロフ4枚目のあのクールな横顔はどこ行ったってくらい砕けてた。リアクションが大きくて、相槌のたびに前のめりになる。バーカウンターの中の静かな人を想像してたから、こっちが拍子抜けした。

プロフのバーの写真と、今のマユミ、別人すぎない?(笑)
え、言われます、それ(笑)よく「店だと怖い」って


怖いんだ(笑)今こんな笑ってんのに。
カウンター入ると、なんかスイッチ入っちゃうんですよ

「カウンター入るとスイッチ入っちゃう」。この一言が、この子を全部説明してた。仕事の時の凛とした自分は、本人にとってもオン状態の別人格で、今こうして笑ってるのが素なんだと。むしろ仕事で気を張り詰めてるぶん、オフは反動でゆるむタイプなんだろうな、と思った。
俺としては、写真のクールな子を口説きに来たつもりが、目の前にいるのはよく笑う砕けた子。最初に作ってたイメージが一回崩れて、そこからが面白かった。仕事の顔がカッチリしてる子ほど、外で会うとこの落差が出る。バーテンダーは特にそれが極端だった。
お酒の話を振ったら、急にプロの顔がちらっと戻った
砕けたマユミが面白くて喋ってたんだけど、途中で俺が「ちなみに、バーで一番頼まれる酒って何なの」って軽く聞いたら、ここで一瞬だけ、さっきのカウンターの顔がちらっと戻った。
語り口が少しだけ整って、「定番だとジントニックとかモスコミュールですね。でも私が好きなのは…」って、ちょっと前のめりになるんだけど、それが押し付けがましくない。お酒に詳しいのは伝わってくるのに、こっちが知らない単語をマウントしてこない。「これ飲んだことあります?」って聞いて、俺が「ない」って言っても、「じゃあ今度作りますよ」で終わる。知識をひけらかして相手を試すタイプじゃなかった。プロフに「詳しくない人もウェルカム」って書いてた意味が分かった。

今ちょっとだけ、店の顔出たぞ。お酒の話になると戻るんだ(笑)
あ、ほんとだ(笑)職業病ですね、これは


でも詳しいやつにありがちな、上から来る感じがないな。
それやる人、お客さんに来ると正直しんどいんですよ(笑)


あー、店で見すぎてるからこそ、自分はやらないのか。
そうそう。知識でマウント取る人、見飽きました(笑)

この「知識でマウント取る人、見飽きました」が良くて。毎晩カウンターで、お酒うんちく語りたいおじさんを浴びるほど見てるからこそ、自分は絶対やらない、っていう。仕事で嫌ってほど見てるものを、自分はやらないって決めてる子は、だいたい中身がちゃんとしてる。
そこからは、店であった面白い客の話で盛り上がった。常連のクセが強い人の話とか、酔っ払いの理不尽な絡みの話とか。語る時のマユミは完全にオフの顔で、「あの人ほんと無理」とか「いや知らんがな」とか、カウンターでは絶対言わないであろう本音がぽろぽろ出てくる。仕事で感情にフタしてるぶん、それを外せる相手だと一気に喋る子だった。
夜型の時間感覚が、会話のテンポにも出てた
カフェのあと、まだ昼の3時くらいだったんだけど、マユミがぜんぜん帰る気配がなくて、軽く飯にした。本人いわく「私の体感だと、まだ朝なんで」。夜の3時に寝て昼過ぎに起きる生活だから、昼の3時はマユミの中ではまだ午前中の感覚らしい。
定食屋に入って、マユミが「昼にちゃんとご飯食べるの久しぶり」って言いながら頼んでて、それがなんかおかしかった。普段は店終わりの深夜に、まかないか、帰り道のコンビニで済ませてるらしい。生活が夜にズレてる子って、こういう「普通の時間感覚と噛み合ってない発言」がぽろぽろ出てきて、それがいちいち面白い。普通の昼職の子と昼に会うのとは、流れてる時間がちょっと違う感じがした。

昼の3時で「まだ朝」って、感覚バグってんな(笑)
ずっと時差ボケみたいなもんですよ、この仕事(笑)

私、昼にこんな喋ってる自分、なんか変な感じ


変じゃないって。店の顔より、こっちのが断然いいわ。
えー(笑)店の私のほうが、たぶんモテるんですけどね


いや、こっち。よく笑うほうが俺は好き。
…じゃあ、こっちでいいや(笑)

「じゃあ、こっちでいいや(笑)」が出た時点で、この日は手応えあったなと思った。飯のあともすぐ解散にはならなくて、店の前でだらだら喋ってた。昼の日差しの中で、夜の仕事の子と話してる感じが、ちょっと不思議でよかった。距離もだんだん近くなって、いい雰囲気にはなった。
最初のプロフのクールな横顔から、ここまでの砕け方。たぶん向こうも、カウンターの「店の顔」越しに見てくる相手より、オフの自分で笑い合えた相手のほうが、気を許しやすかったんだと思う。仕事で完璧な接客やってる子ほど、外でまでその顔を求められない相手は楽なんだろうな、っていうのは、この日ずっと感じてた。
ただこの日は、向こうが翌日また早めの仕込みあるって言ってたのもあって、無理に引っ張らなかった。「久しぶりに昼にちゃんと喋った気がする」って言われて、それで十分だなと思った。俺は、相手が乗ってこないペースの時は引く。急いで雑にやって、後で冷静になられて冷められるのが一番もったいない。
その後、休みの昼に二回目を会った
別れた次の日、マユミから「昨日楽しかったです、無事に出勤しました」って連絡が来た。そこからは、向こうの生活リズムに完全に合わせる感じになった。返信が来るのは、だいたい店が終わった深夜か、起きたあとの昼過ぎ。「今日の客、めっちゃ酔っ払いで大変だった」みたいな仕事の愚痴が、オフのトーンで深夜に飛んでくるようになった。プロフのあの凛とした横顔と同じ子とは思えない砕け方で、それがこっちには嬉しかった。
二回目は、また店の定休日の昼に会った。一回目で分かってたから、最初から砕けた状態でスタートできて、座った瞬間から店の客のモノマネで笑ってた。何度か会ううちに、ちゃんといい関係になってきてる、くらいで止めとく。ここから先はいつも通り書かない。
そういえば一回、深夜に「店終わったけど元気?」って連絡が来た時、酔っ払いの絡みの話を延々してて、それがめちゃくちゃ素で良かった。カウンターであの凛とした顔やってる子が、深夜にこんなグダグダ喋ってくるのか、っていう。読みながら、なんか笑っちまった。
マユミとはTinderで出会った。夜型で生活時間が真逆の子と、まさか休みの昼にひょいと会って、こうして深夜に愚痴の連絡まで来る仲になるとは思ってなかった。生活リズムがズレてる相手とゆるく会えるのは、Tinderの軽さのおかげだなと思う。俺が使ったのはこのへんのアプリ。
- 余裕のある大人の子が多い印象だから、変な探り合いが少なくてやり取りが楽だった
- 「会う前提」で繋がる空気だから、いいなと思った子とも上品なまま話を進めやすい
- 下見だけなら無料。本気で会いに行くなら、男は有料で動くのが結局いちばん早かった
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生活時間が普通とズレてる子と会うって意味だと、前に書いたTinderでグランドスタッフとシフトの隙間に会った回と近かった。あっちは早朝も深夜もあるシフトで、こっちは夜型の固定、と理由は違うけど、どっちもTinderの「相手の生活に合わせやすい軽さ」で会えた。仕事の顔と素の落差って意味だと、接客スイッチが極端だったTinderでカフェ店員と会った回も似てたな。どのアプリが自分に合うかは結局やってみないと分かんないんで、全部触った所感は使ったアプリのおすすめランキングにまとめてある。次は、いっそ一回くらい、客として店に飲みに行ってみるか迷ってる。
会った後の流れまで、次に読む。
アプリで会ったあとに失速しないように、連絡、待ち合わせ、次のデートへ繋がる記事を置いています。


