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【婚活パーティー体験談】着席ローテ型で29歳看護師とカップリング→お持ち帰り

【婚活パーティー体験談】着席ローテ型で29歳看護師とカップリング→お持ち帰り
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MEET REPORT / 現場

着席ローテ型で29歳看護師とカップリング→お持ち帰り

着席ローテーション型の婚活パーティーに一人で参加した話。プロフカードを書いて、一人数分ずつ全員と回って、最後にカップリング投票するあの形式。本命は29歳看護師のハルカ。真面目で硬いのに、ふとした瞬間に砕けて笑う子と、短い持ち時間でどう刺してカップリング成立→アフターまで行ったかをアキが実況する婚活パーティー体験談です。

婚活パーティー体験談現場読了 14分
01 ENTRY入口を作る02 PLACE現場で動く03 VIBE空気を読む04 NEXT次へ繋ぐ
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TYPEハルカ 29歳
看護師
PLACE現場
現場レポ
HOOK現場感を
そのまま読む

今日は婚活パーティーの話。合コンでも街コンでもなくて、運営がちゃんとセッティングする着席ローテーション型のやつ。会場に着いたらプロフカード書かされて、男が固定で座って、女の子が数分ごとに席を移動してくる。で、全員と一通り喋ったら、最後に「気になった人」を紙に書いて投票する。両思いだったらカップリング成立、そこから連絡先交換、ってあの方式な。

正直、婚活パーティーって「真面目に結婚相手探す場でしょ、ナンパ師が行くとこじゃなくね?」って思われがちなんだけど、これがやってみると一個ずつの会話が地獄みたいに短くて、逆に面白い。一人あたり数分しかない。その中でどう印象残すか、ってのが完全にナンパの瞬発力と同じ筋肉だった。で、今回カップリングして最終的にいい雰囲気まで行ったのが、看護師のハルカ(29)。真面目で、最初めちゃくちゃ硬いんだけど、話してると急に砕けて笑う子だった。その短い時間でどう崩したか、全部書いてく。

Scene 01

そもそも着席ローテ型の婚活パーティーって? なんで一人で行ったか

FIELD MEMO

婚活パーティー体験談の入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。

まず、婚活パーティー行ったことない人向けに、形式から説明しとく。今回俺が申し込んだのは、都内のビルの一室でやる、定員が男女各8人くらいの小規模なやつ。合コンや街コンと一番違うのは、運営が会話の進行を全部管理するところ。

流れはこう。受付でプロフカードを渡されて、名前(ニックネームでOK)・年齢・仕事・趣味・休日の過ごし方、みたいな項目を自分で書く。で、本番が始まると、男は席に固定。女の子が1人ずつ正面に座って、運営が「はい、では○分間どうぞ」って。時間が来たらベルが鳴って、女の子が次の席へローテーションしていく。これを全員ぶん繰り返す。一周したら、ちょっとしたフリータイムがあって、最後に「カップリング希望の番号」を紙に書いて提出。お互いが書いてたら成立、って仕組み。

フェーズ何をするアキが意識したこと
受付・カード記入プロフカードを自分で書く“質問されるネタ”を一個わざと仕込む
ローテーション(1回戦)1人数分ずつ全員と会話深掘りより”もう一回喋りたい”を残す
中間投票・フリータイム気になる人ともう一度話せる本命に最初に・自分から行く
カップリング投票希望の番号を紙に書く本命に”投票するね”を匂わせておく

で、なんで一人で行ったか。合コンや街コンは相棒と手分けして偵察、みたいなことができるんだけど、着席ローテ型はそもそも構造的に一人プレイなんだわ。男は全員バラバラの席に固定されて、自分の正面に来た女の子と一対一で喋るだけ。隣の友達と連携する余地がない。だから今回は完全にソロ。むしろ友達いても会話中は喋れないから意味ない。

コウ
コウ

婚活パーティーって、なんかガチで結婚したい人が行くイメージで、ちょっと重そうっす。アキさん浮かないんすか?

アキ
アキ

浮くか浮かないかで言うと、ちゃんとしてる男のほうが圧倒的に少ないから逆に得なんだわ。あと一人数分しかないから、緊張する暇もない。気づいたら次の子来てる。

コウ
コウ

数分て短っ。それ何話すんすか…

アキ
アキ

逆に短いほうが楽。長く喋って深まる場じゃないから、”次もう一回喋りたい”だけ残せば勝ち。後で指名できる仕組みだからな。

Scene 02

プロフカードは”質問されるネタ”を仕込む紙

受付で渡されたプロフカード。ここで一個、地味だけどデカい仕込みをする。

みんなカードを「自己紹介の紙」だと思って、無難に埋める。仕事「会社員」、趣味「映画鑑賞・カフェ巡り」、休日「友達と過ごす」……みたいな。これ、一番もったいない。一人数分しかない着席ローテで、当たり障りないカードを書くと、毎回「お仕事は?」「ご趣味は?」のテンプレ往復で時間が溶ける。8人全員と同じ会話して終わる。

俺がやるのは、カードを”質問されるネタを置いておく紙”として使うこと。わざと一個、ツッコミたくなる項目を入れておく。今回の趣味欄には「サウナ(週3)/一人で銭湯遠征」って書いた。休日欄には「知らない街の定食屋を開拓」。

これだけで、向こうが座った瞬間に食いついてくる。「週3てサウナ通いすぎじゃないですか(笑)」とか「定食屋開拓ってどういうことですか?」って。こっちから話題を探さなくても、カードが勝手に会話を始めてくれる。テンプレ質問のループから抜けられる。

コウ
コウ

なるほど、ツッコミどころをわざと置くんすね。盛らなくていいんすか?

アキ
アキ

盛らなくていい。むしろ婚活の場で盛るとバレた時きつい。盛るんじゃなくて”具体的に、ちょっと変に”書く。週3とか一人遠征とか、数字と固有名詞があると食いつく。

あと、これは婚活パーティー特有なんだけど、カードには連絡先を直接書く欄が無い。仕組み上、最後のカップリングが成立しないと連絡先は交換できない。つまりその場でLINE聞く、みたいな飛び道具が封じられてる。だから「とにかく印象に残って、相手に自分の番号を書かせる」ことだけに集中する設計になる。ストナンみたいにゴリ押しで連絡先、が通用しない。ここがこの形式の縛りであり、面白いとこ。

カード書きながら会場を見回したら、女の子は8人。年齢層は20代後半〜30代前半が多めで、合コンや街コンよりちょっと大人の雰囲気。みんな「ちゃんと探しに来てる」空気がある。その中で、受付の近くで姿勢よく座ってる子が一人いた。後で正面に来ることになる、ハルカだった。ぱっと見、真面目そう。背筋が伸びてて、笑顔も作ってるんだけど硬い。あ、緊張してるな、ってのが遠目に分かった。

Scene 03

ローテーション開始。1人数分で”もう一回”を残す

ベルが鳴って、ローテーション開始。男は固定、女の子が順番に正面に座ってくる。一人あたり、たしか4〜5分くらいだった。短い。

最初の数人は、正直ウォーミングアップ。それぞれ普通に感じのいい子で、カードのサウナや定食屋ネタで会話は転がる。ただ俺の中の方針として、1回戦は誰にも深入りしない。深掘りしたところで時間が切れて中途半端になるし、何より着席ローテは「全員に一回ずつ会ってから、後で指名する」仕組みだから、1回戦は“後でまた喋りたい”とだけ思わせれば十分なんだわ。

毎回やってたのは、時間切れのベルが鳴る直前に、会話を一個わざと”途中”で止めること。

女性スタッフ
女性スタッフ

はい、そろそろお時間です。次の方、お願いしまーす

アキ
アキ

あ、もう? その定食屋の話、続き気になるんでまた後で聞かせて。

これだけ。話を綺麗に締めずに、「続きは後で」で切る。連続ドラマでいい所で終わるやつと一緒で、未完了のまま終わると、向こうの頭に引っかかる。フリータイムで「あの続き!」って戻ってこさせる種をまく。全員にこれをやる。

コウ
コウ

あー、わざと話の途中で終わらせるんすね。ちょっとずるくないっすか(笑)

アキ
アキ

ずるいというか、短い場の戦い方な。一回戦で全部出し切ったら、フリータイムで話すことなくなるだろ。手札は残しとく。

で、何人か回ったあと、例の真面目そうな子、ハルカが正面に座った。座り方からして丁寧。「よろしくお願いします」って、ちょっと硬い挨拶。最初の一往復は、見事にテンプレだった。

ハルカ

えっと…お仕事は、何をされてるんですか

ハルカ
アキ
アキ

それカードに書いてあるやつだ。笑 まあ普通の会社員。それより、そっちのカード見ていい? …看護師さん?

ハルカ

あ、はい。書いてましたね、ごめんなさい(笑)緊張で、定型文しか出てこなくて

ハルカ

この「定型文しか出てこなくて」で、あ、この子真面目だけど自分のガチガチ具合を自覚してるな、と分かった。こういう子は、その硬さを責めずに笑いに変えてやると、一気にゆるむ。看護師って書いてあったから、俺のサウナ週3カードと絡めて軽く振った。

アキ
アキ

看護師さんって立ち仕事で足むくむでしょ。サウナ週3勢としては、水風呂すすめたいんだけど。

ハルカ

水風呂、無理です(笑)冷たいの本当に苦手で。サウナも、整うって感覚が一回も分かったことなくて

ハルカ
アキ
アキ

整ったことないの逆にすごいな。才能だわ。

ハルカ

才能じゃないです(笑)ただ向いてないだけ

ハルカ

ここでハルカが、最初の硬い笑顔じゃなくて、ちょっと素で「ふは」って笑った。真面目な子の、この「思わず崩れる」瞬間が一番可愛い。で、いいタイミングでベルが鳴った。

女性スタッフ
女性スタッフ

はい、お時間でーす。次お願いします

アキ
アキ

あー、ちょうど整わない話してたのに。笑 その”整ったことない人生”の話、後で続き聞かせてよ。

ハルカ

え、それ続き要ります?(笑)……はい、まあ

ハルカ

「それ続き要ります?(笑)」が出たら、もう硬さは半分溶けてる。1回戦はこれで十分。ハルカが次の席へ移動していった。残りの子も一通り回して、1回戦終了。俺の中の本命は、もうハルカでほぼ確定してた。理由はシンプルで、一番”崩れしろ”があったから。最初ガチガチに硬かったぶん、ゆるんだ時のギャップがでかい。最初から砕けてる子より、固い子がふっと笑った瞬間のほうが、こっちも引き込まれる。

Scene 04

短い時間でハルカに刺す。”真面目”を否定しない

1回戦が終わって、運営から説明があった。「これからフリータイムです。気になった方ともう一度お話しできます」と。着席ローテ型の、ここが本当の勝負所。1回戦は全員平等に配られるけど、フリータイムは自分で相手を選んで動ける

ここで多くの人がやりがちなミスがある。フリータイムで様子をうかがって、誰のところに行くか迷ってるうちに、人気の子の周りに男が群がって順番待ちになる。で、結局話せず終わる。これ、合コンの「本命の前だけ渋滞する」のと同じ現象が、もっと露骨に起きる。

だから俺の鉄則は、フリータイムが始まった瞬間、迷わず一番に本命のところへ行く。考える前に体を動かす。ハルカの席に、ベルと同時にスッと座った。

アキ
アキ

はい、整わない人生の続き聞きに来ました。

ハルカ

早っ(笑)ほんとに来たんですね

ハルカ
アキ
アキ

来るって言ったし。迷ってる時間がもったいないからな、この場。

ハルカ、ちょっと驚いた顔したあと、フッと肩の力が抜けたのが分かった。「一番に来てくれた」って事実は、口説き文句より効く。何も言わなくても「あなたが本命です」って伝わる。これが着席ローテ型で一番強い動き。フリータイムの最初の一手を、迷わず本命に使う。

ここからは、ハルカの「真面目さ」をどう扱うかの話。看護師で、29歳で、ちゃんと結婚を考えて婚活パーティーに来てる。こういう子に、いつものストナンのノリでチャラく攻めると一発で引かれる。かといって、こっちまで堅くなると、ただの面接みたいになって終わる。

俺がやったのは、真面目さを否定しないで、ちょっとだけ茶化す

アキ
アキ

ハルカさん、めちゃくちゃ姿勢いいよね。さっきから一回も猫背になってない。

ハルカ

え、見てたんですか(笑)職業病かもです。立ち仕事だと姿勢崩すと余計しんどくて

ハルカ
アキ
アキ

なるほどね。でも今日はもうちょい崩していいよ。婚活パーティーで背筋ピンなの、面接受けに来た人みたいだから。笑

ハルカ

面接(笑)たしかに、ちょっとそんな気持ちで来ました。受かりに来た、みたいな

ハルカ
アキ
アキ

それ。肩の力抜いていこ。落ちても誰も困らんし。

ハルカ

ふふ、それ言われると楽(笑)

ハルカ

「落ちても誰も困らんし」で、ハルカがちゃんと声出して笑った。真面目な子って、自分で「ちゃんとしなきゃ」って気を張ってることが多くて、「別に頑張らなくていいよ」って許してもらえると、すごく安心する。婚活の場って本人たちも構えてるから、その構えを一回ほどいてやるだけで、空気がガラッと変わる。

そこから、看護師の話を少し振った。仕事の話は、好きでも嫌でも口が回る。ハルカは夜勤がしんどい話、患者さんに「ありがとう」って言われると全部チャラになる話、を少しずつしてくれた。最初の定型文しか喋れなかった子と同じ人とは思えないくらい、喋るようになってた。

ハルカ

なんか…私、こういう場でこんな肩の力抜けたの初めてかも。いつも気張っちゃって

ハルカ
アキ
アキ

気張る人ほど、ほどけると喋るんだよな。俺は得した気分。

この「こんな肩の力抜けたの初めて」は、向こうから出てきた。これが出たら、フリータイムの目的は達成。フリータイムの持ち時間も短いから、ここでも俺は欲張らない。いい所で、あえて切り上げる。

アキ
アキ

あんま俺だけ占領してると怒られそうだから、一旦戻るわ。…でも俺、投票するときハルカさんの番号書くから。整わない仲間として。

ハルカ

整わない仲間(笑)……うん、ありがとうございます

ハルカ

ここ、地味に重要。カップリング投票の前に、自分が投票する意思を軽く伝えておく。婚活パーティーの投票って、お互いが書いて初めて成立する仕組みだから、相手も「両思いか分からない人」には票を入れにくい。「俺は書くよ」を先に渡しておくと、向こうも安心して書ける。重く告白するんじゃなくて、「整わない仲間として」くらい軽く匂わせるのがコツ。重くすると、真面目な子ほど身構える。

コウ
コウ

え、投票する前に”書くね”って言っちゃうんすか。フラれたら気まずくないっす?

アキ
アキ

だから軽く言うんだよ。”整わない仲間として”ってクッション挟んでるだろ。これなら万一すべっても冗談で済む。お互い番号書きやすくするための保険な。

このへんの「相手に気持ちよく動いてもらう仕込み」は、場がパーティーでもアプリでも一緒で、口説きの組み立てそのものは前に落とし方の設計図の記事でガッツリ書いた。場が変わっても、相手の警戒を解いて一歩踏ませる骨格は変わらない。

Scene 05

カップリング成立。番号を書く瞬間の駆け引き

フリータイムが終わって、いよいよカップリング投票。運営から小さい紙が配られて、「カップリングを希望する方の番号を一つ、書いてください」と。書いたら二つ折りにして提出。お互いが書いてたら成立、片方だけなら不成立で本人には伝わらない(ここがよくできてて、フラれても傷つかない設計)。

正直、この紙を書く瞬間が一番ドキドキする。さんざん「ハルカさんの番号書くから」って言っといて、いざ書くと「向こうも書いてくれてるかな」って急に不安になる。笑 まあ、フリータイムであれだけ崩せてた手応えはあったから、迷わずハルカの番号を書いた。

アキ
アキ

(心の中で)これだけ言っといて成立しなかったら、相当恥ずいやつ。でもまあ、あの”こんな肩の力抜けたの初めて”が本音なら、書いてくれてるはず。

ちなみに着席ローテ型の婚活パーティーは、合コンや街コンの「その場で連絡先交換」と違って、この投票システムを通さないと連絡先が手に入らない。だから1回戦とフリータイムの全部が、この一枚の紙のための前振りになってる。逆に言えば、この投票で本命に選ばれてさえいれば、確実に連絡先がつながる。ナンパみたいに「番号教えてくれなかった」が構造的に起きない。これは着席ローテの安心なとこ。

しばらくして、運営の発表タイム。「では、カップリング成立のペアを発表します」って、成立した番号が読み上げられる。これがまた緊張する。

女性スタッフ
女性スタッフ

…続いて、3番の方と、7番の方。おめでとうございます

3番が俺、7番がハルカ。成立した。会場の隅でハルカと目が合って、向こうがちょっと照れた感じで会釈した。あの硬かった子が、だ。これがあるから婚活パーティーはやめられない。お互いがちゃんと「この人」って書いた、っていう事実が確定するのは、合コンのなんとなくいい雰囲気とはまた違う手応えがある。

成立すると、運営が連絡先交換の時間を作ってくれる。ここで初めてLINEを交換できる。

ハルカ

ほんとに書いてくれてたんですね(笑)言ってたけど、半信半疑で

ハルカ
アキ
アキ

書くって言ったろ。整わない仲間、解散したくなかったし。

ハルカ

もうその”整わない仲間”気に入ってますね(笑)

ハルカ
コウ
コウ

成立した瞬間ってどんな気持ちなんすか。普通に嬉しいやつっすか?

アキ
アキ

普通に嬉しい。あと”両思いが確定してる状態”でLINE交換できるのデカい。アプリの初対面と違って、お互いもう好感持ってるとこから始まるからな。

Scene 06

アフター。解散の流れで自然に二軒目へ

カップリングが成立すると、パーティーはそこで一旦お開きになる。で、成立したペアは「この後どうするか」が自然な流れになる。運営によっては成立ペアだけ残ってちょっと話せる時間をくれたりもするけど、今回はそのまま解散だった。

ここで俺がやったのは、ガツガツ「この後飲みに行こう」じゃなくて、会場で出来上がってる流れをそのまま伸ばす誘い方。さっきまで「整わない仲間」とか言ってふざけてたテンションのまま、軽く振った。

アキ
アキ

これで解散か。…正直さ、4分5分の細切れでしか喋れてないから、まだ全然喋り足りないんだけど。この辺で軽くお茶でもどう? 無理ならまた今度で全然いい。

ハルカ

あー、たしかに細切れでしたね(笑)……うん、ちょっとだけなら

ハルカ
アキ
アキ

お、よかった。じゃあカフェか、軽く飲めるとこか、ハルカさんが入りやすいほうで。

ハルカ

んー、ちょっとだけお酒あってもいいかも。さっきから喉カラカラで

ハルカ

誘い方のポイントは2つ。1つは「細切れでしか喋れてない」っていうパーティー特有の事実を口実にすること。着席ローテは一回一回が短いから、「ちゃんと喋りたい」が嘘くさくない。自然な続きとして誘える。もう1つは、いつも通り逃げ道を必ず残すこと。「無理ならまた今度で全然いい」を先につける。真面目な子に「行こう」を断定でぶつけると警戒されるけど、選ばせる形なら頷きやすい。

近くの、静かめに飲める店に入った。カウンターっぽい横並びの席。会場の細切れトークから一転、ちゃんと腰据えて二人で喋れる状況になると、ハルカの口調がさらに砕けてきた。会場では敬語の中に時々タメ口が混ざるくらいだったのが、お酒入ったらタメ口の比率が上がってきた。

ハルカ

私さ、ああいう場ほんと苦手で。今日も行く前、めっちゃ帰りたかったもん

ハルカ
アキ
アキ

めっちゃ姿勢よかったもんな、緊張で。受かりに来た人みたいって、あれマジで思ったから。笑

ハルカ

やめてよ(笑)自分でも分かってたから余計に

ハルカ

ハルカの話を聞いてると、真面目で硬いのは「ちゃんとしなきゃ」が強すぎるだけで、根は普通に砕けてよく笑う子だった。看護師って職業柄、人前でしっかりしてる癖がついてるんだろうな、と。本当の素は、固い表面の下にある。そこを引っ張り出せると、ギャップで一気に距離が縮む。

俺は基本、聞き役に回った。看護師って人の話を聞く側の仕事だから、自分の話を黙って聞いてもらえると効く、ってのは前に書いた合コンの子でも感じたけど、ハルカも同じだった。夜勤明けの謎テンションの話、職場の人間関係の話、最近ちょっと疲れてる話。遮らず、説教せず、「うわ、それしんどいな」「よく続けてんな」で受ける。

ハルカ

なんか、初対面なのに喋りすぎてる気がする。普段こんな喋らないのに

ハルカ
アキ
アキ

いいじゃん。会場で定型文しか出てこなかった人と同じとは思えんし。笑

ハルカ

ほんとそれ(笑)私、あの時の自分が一番嫌だった

ハルカ

横並びのカウンターは、正面で向き合わないぶん、込み入った話がしやすい。距離も自然に近い。お酒のペースもゆっくりで、ハルカは酔いつぶれるタイプじゃなくて、ちゃんと自分のペースで飲んでた。いい時間が流れてた。

このへんの「会ったあと、二人になってからどう距離を詰めるか」は、出会いが婚活パーティーでもアプリでも結局おなじ筋肉で、連絡先を交換した後の動き方は前に連絡先交換後のLINEの記事にも書いた。場の入口が違っても、二人になってからやることは地続きだなと我ながら思う。

Scene 07

いい雰囲気で、その日のうちに

店で1時間半くらい話して、ハルカの笑う回数が、会場の頃とは比べ物にならないくらい増えてた。最初の「定型文しか出てこない」硬さは、もう完全にどっか行ってた。

終電の時間が近づいてきた頃、空気が出来上がってるのは、お互いなんとなく分かってた。俺は無理に引き止めずに、軽く投げた。断られたら「だよね、また今度ちゃんとごはん行こ」で気持ちよく送るつもりだった。婚活パーティーで両思いが確定してる相手なんだから、焦って今日どうこうする必要は、本来ない。次があるのが約束されてる。

アキ
アキ

終電そろそろか。……正直、もうちょい話したいけど、無理しないでな。今日でハルカさんのこと結構知れたし、また会えるわけだし。

ハルカ

……うん。でも私、今日はもうちょっとだけ、いたいかも

ハルカ

ハルカが、グラスの縁を指でなぞりながら、ちょっと黙って、それから小さい声でそう言った。会場であんなに気を張って背筋伸ばしてた子が、だ。

アキ
アキ

結論だけ言っとくと、そのまま二人でいい雰囲気になって、お持ち帰りは成功。整わない仲間が、ちゃんと整った夜だったわ。この先はさすがに省略な。笑

毎回しつこく書いてるけど、これは全部、合意のある大人同士の話。ハルカは酔いつぶれてなかったし、こっちが押したんじゃなくて、お互いの空気で自然にそうなった。特に真面目な子は「嫌」をはっきり言葉にするのが苦手なこともあるから、表情とか間で「乗ってないな」と感じたら、こっちが引く。少しでもそう見えたら、終電で送って「いい一日だった」で終わる。そこは絶対に外しちゃいけないライン。両思いが確定してる相手だからこそ、雑に扱ったら一番ダメだと思ってる。

コウ
コウ

婚活パーティーって、もっとお堅い場だと思ってたっす。普通にそういう流れもあるんすね

アキ
アキ

お堅いっちゃ堅いよ。ただ、両思いで連絡先つながった大人同士が、その後どうなるかは自由だからな。大事なのは、相手のペースを無視しないことだけ。

Scene 08

その後。パーティーは一期一会、だからアプリと併用してる

ハルカとはその後も続いてる。婚活パーティーで会った子の強みは、最初からお互い「ちゃんと付き合う前提で来てる」のが分かってること。アプリの初対面みたいに「この人遊びかな?」の探り合いがない。両思いが確定したとこから始まるから、二回目以降の話が早い。

真面目な子との連絡は、マメすぎず、でも放置もしないがコツ。明るい子みたいにスタンプ連打で盛り上げるんじゃなくて、短くても中身のある返事を、一定のペースで。間を空けすぎると「やっぱり遊びだったのかな」って不安にさせるから、放置はしない。逆に重い長文を連投すると、真面目な子は引く。この温度感は、相手が硬かろうが砕けてようが基本は一緒で、連絡先交換後のLINEの記事に書いた通り。

ハルカ

この前、楽しかった(笑)次は、整う努力もう一回してみようかな。アキさんが付き合ってくれるなら

ハルカ
アキ
アキ

いいね、整いリベンジ。次は水風呂、足先だけからな。無理させないから。

ただ、正直に言っておくと、婚活パーティーは一回で会える人数が限られる一期一会なのが弱点。今回みたいに8人中で本命に当たって、しかもカップリングまで成立するのは、わりと運も絡む。毎回これがあるとは限らないし、ハルカみたいにドンピシャの子に毎週会えるわけじゃない。パーティーの開催を待ってるだけだと、出会いの数が安定しない。

だから俺は、婚活パーティーみたいな”濃いけど回数の少ない”出会いと並行して、マッチングアプリも回してる。アプリなら、パーティーの開催日を待たなくても、いつでも自分のペースで母数を作れる。今回みたいに「短い時間で印象を残して指名される」のリアル版がパーティーなら、その手数を日常的に増やせるのがアプリ、って棲み分け。両方やると、出会いの波が安定する。アプリの具体的な比較は、ちゃんと紹介できる準備ができたらまた別で書く。

ちなみに、同じ「真剣に出会いを探す場」でも、形式が違うとここまで攻め方が変わるのは面白い。共同作業で勝手に距離が縮む趣味コンの記事と、今回の着席ローテ型は、同じ”婚活イベント”でも全然別物だった。趣味コンは時間をかけて打ち解ける場、着席ローテは短い時間で瞬発的に刺す場。あと、オンラインで最初から「結婚前提」の子とじっくり進める真剣婚活アプリの記事も書いてるけど、リアルで一気に空気を作る婚活パーティーとは、また違う緊張感がある。どれが向いてるかは人によるから、いくつか試してみるのがいいと思う。

今日の婚活パーティーはこんな感じ。プロフカードに「サウナ週3」って変なネタ仕込んで、一人数分の細切れトークで”続きは後で”を残して、フリータイムは迷わず本命に一番乗り。最初ガチガチに硬かったハルカが、「整わない仲間」って崩しから、最後はちゃんと砕けて笑ってくれた。着席ローテ型は、長く喋れない縛りがあるぶん、ナンパの瞬発力がそのまま効く場だった。…まあ、一番効いたのが自分のサウナ趣味だったってのは、ちょっと締まらないけどな。笑

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