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【ボウリングの出会い】ガーター連発で笑い合った24歳と投げ方を教わった夜

【ボウリングの出会い】ガーター連発で笑い合った24歳と投げ方を教わった夜
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NIGHT REPORT / 現場

ガーター連発で笑い合った24歳と投げ方を教わった夜

暇つぶしで入ったラウンドワンのボウリングで、隣のレーンでガーター連発してた24歳と笑い合った夜の話。投げ方を教わって距離が縮まって、フォーム指導がそのまま会話になった。健全な昼の遊びが一番自然だった件。

ボウリングの出会い現場読了 12分
01 ENTRY入口を作る02 PLACE現場で動く03 VIBE空気を読む04 NEXT次へ繋ぐ
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TYPEミコト 24歳
スポーツ用品店の店員
PLACE現場
現場レポ
HOOK現場感を
そのまま読む

今日はボウリングで出会った話。狙ってナンパしに行ったわけじゃなくて、ほんと暇つぶしで一人でラウンドワン入っただけ。なのに帰る頃には24歳のミコトって子と連絡先交換して、しかも投げ方まで教わって帰ってきた。我ながら意味がわからん。笑

先に言っとくと、その日会ったミコトとはちゃんといい関係になれた。けど、その日もう一組、最初に話しかけそびれた二人組がいて、そっちは気を使って勝手に空回りして普通に塩。先に正直に書いとく。で、一個だけ言わせてくれ。ボウリング場ってのは、俺が今まで行ったどの「出会いの箱」より空気が軽い。ガーターが出ても誰も気まずくならん。むしろ笑う。その軽さが今日の全部だった。

Scene 01

暇つぶしで入ったラウンドワンで、隣のレーンが騒がしかった

FIELD MEMO

ボウリングの出会いの入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。

平日の夕方。打ち合わせが早めに終わって、まっすぐ帰るのもなんか嫌で、駅前のラウンドワンにふらっと入った。ボウリングなんて何年ぶりだろ。一人でやるのも全然気にしないタイプなんで、受付でサイズ伝えて靴借りて、いちばん端のレーンに通された。

で、隣のレーン。やたら賑やか。女の子が二人。片方がボール投げるたびに「あーっ!」って大声出してて、見たらガーター。ど真ん中の溝にスーッと吸い込まれていくやつ。で、本人が一番ゲラゲラ笑ってる。投げた本人が。笑

俺も自分の番で、いざ投げたらこれが久しぶりすぎて手が固まってて、ボールが右にすっ飛んでガーター。情けな。笑 そしたら隣のレーンの笑い声がピタッと止まって、視線を感じた。振り向いたら、さっきの大声の子が口に手を当てて笑いこらえてる。完全にバレてる。

ミコト

あ、ごめんなさい、今の見えちゃって(笑)

ミコト
アキ
アキ

いや笑っていいやつ。俺もさっきからそっちのガーター見て笑ってたんで、おあいこで。笑

ミコト

見てたんですか!? やば、恥ずぃ(笑)

ミコト

これだ。ボウリングの良さ。失敗が前提のゲームだから、ガーター一発で会話のきっかけが勝手に転がってくる。バーで隣の子に話しかけるのと比べて、難易度が三段くらい低い。お互いもう「下手なところを見せ合った仲」になってるから、そこからの一言が異様に出しやすい。

考えてみると、夜のバーで隣の子に話しかける時って、いつも「なんで急に?」っていう壁を最初に越えなきゃいけない。向こうも警戒するし、こっちも何かしら理由を用意しなきゃいけない。けどボウリングはその壁が最初から無いに等しい。だってお互い、ボールを溝に落として恥ずかしい思いをしてる真っ最中なんだから。気取る余地がない。

あと明るさ。ラウンドワンって照明がガンガンに明るくて、子供連れもいれば学生のグループもいて、平日でも妙に活気がある。あの健全な明るさが、変な緊張を消してくれる。薄暗い店だと「下心ありき」みたいな空気がどうしても混ざるけど、ここにはそれがゼロ。だから女の子の側も構えない。投げて、笑って、点数が出て、また投げる。そのリズムの中に会話が自然に挟まるだけ。

コウ
コウ

え、アキさんガーターわざとっすか? 布石?

アキ
アキ

んなわけあるか。普通に下手だっただけ。笑 ただ結果オーライではあった。

Scene 02

「一緒にやります?」を出したのは向こうだった

そこから二、三球は、お互いのレーンで投げるたびに「お、ナイス」「あー惜しい」みたいな声を掛け合う距離になってた。完全な他人ではない、けどまだ別レーン、っていう微妙な間合い。俺はこの間合い、嫌いじゃない。無理に詰めると一気に冷めるから、向こうのテンポを見てた。

で、ミコトがまたガーター出して、今度はスコア表のゼロを指さして「もうやだ、今日ほんと当たらない」って笑いながらこっちに言ってきた。スコア見たら、ほんとに見事に一桁が並んでる。負けてるのに楽しそう。負けず嫌いと笑い上戸が同居してるタイプ。こういう子は強い。一緒にいて疲れない。

ミコト

ねえ、一人で来てるんですか? もしよかったら一緒にやります? 二人だと飽きてきちゃって(笑)

ミコト

来た。向こうから。これがボウリングの最大の利点で、隣のレーンを合体させるのが構造的に自然なんだわ。一人客と二人客がレーンを一緒にする、ただそれだけのことに、ナンパ感がほぼゼロ。「相席しませんか」より百倍ハードルが低い。俺は素直に乗った。

アキ
アキ

お、いいんすか。じゃあ混ぜてもらお。ただ俺もさっき見たとおりなんで、足引っ張るかも。笑

ミコト

むしろ安心した(笑) うまい人来たらどうしようって思ってたんで

ミコト

もう一人の子は人見知りっぽくて、最初は「あ、どうも」くらい。回す子と受け身の子、っていう二人組のいつもの構図。俺は回す子のミコトとテンポを合わせつつ、もう一人にもたまに「今のスペア惜しかったね」って球を渡す。グループの会話って、一番喋らない子を放置すると全部崩れるから、そこだけは気をつけてた。

Scene 03

本題:投げ方を教わって距離が物理で縮まる

三人でやり始めて分かったんだけど、ミコト、ガーターは連発するくせにフォームだけは妙に綺麗だった。聞いたらスポーツ用品店の店員で、ボウリングの道具も売り場で扱ってて、投げ方の基礎だけは詳しいらしい。当たらんのは「気合い入れすぎてコントロール死ぬ」かららしい。笑 なるほどな。

で、俺が相変わらず右にすっぽ抜けるもんだから、ミコトが見かねて「ちょっと貸してください」って俺のフォームを直し始めた。これがでかかった。

ミコト

肘が外開いてるんですよ。だから右行く。こう、まっすぐ前に振り子みたいに

ミコト
アキ
アキ

振り子。なるほど、こう?

ミコト

あー、それだとまだ。腕の角度…ちょっと触りますね、はい

ミコト

ここ、ボウリング場ならではの自然な距離の縮め方なんだわ。フォーム指導って、相手が腕の角度を見てくれて、肘の位置を「ここ」って軽く触る、みたいな接触が会話の流れで普通に発生する。バーで肩がぶつかった、みたいな”事故”じゃなくて、ちゃんと意味のある接触。だから変な空気にならない。教える側も教わる側も、ボールをまっすぐ転がすっていう共通の目的に集中してるだけだから。

俺はもちろん、ここで変なスケベ心を出して空気を壊すのが一番ダサいと思ってるんで、ただ素直に教わった。むしろ教わってる時って、頭が「次どう振るか」でいっぱいだから、変な邪念が入る隙がない。これがもし「腕に触れていいですか」みたいな許可を取る流れだったら一気に冷める。フォーム指導はそれを飛ばして、自然な接触が会話の一部になってくれる。

で、教わったとおりに肘をたたんで、まっすぐ振り子で前に出したら、ボールが初めてまっすぐ転がって、ピンを6本くらい巻き込んだ。今までずっと右にすっぽ抜けてたやつが、急にレーンの真ん中を進んでいくの、ちょっと感動する。三人で「おおー!」って声出た。ミコトが一番でかい声だった。笑

ミコト

ほら! 言ったとおりでしょ! 私の教え方天才じゃない?(笑)

ミコト
アキ
アキ

いや普通にすごいわ。スコア俺より低い人に教わって上達するの、なんか複雑だけど。笑

ミコト

それ今言う!?(笑)

ミコト

負けず嫌いなんで、ここでスコアをいじると食ってかかってくる。けどそれが笑いながらなんで、全然嫌な感じがしない。むしろ距離が一段縮まる。いじって笑い返してくれる子は、こっちも気を張らなくて済む。

コウ
コウ

フォーム教えてもらうの、ちょっとずるくないっすか。距離縮まりすぎでしょ

アキ
アキ

ずるいんじゃなくて、ボウリングがそういう遊びってだけ。下手なやつほど教わる口実できるから、むしろ俺の下手さが役立った。笑

Scene 04

1ゲーム終わってからの空気の作り方

1ゲーム終わる頃には、もう完全に三人のチームみたいになってた。スコアはミコトがビリ、もう一人の子が真ん中、俺がフォーム直してもらってから伸びてトップ。ミコトは「最下位の人がジュース奢るルールにしよ」とか言い出して、自分で言って自分で「あ、それ私だ」って気づいて崩れ落ちてた。笑 ほんとこの子、自分のボケに自分で一番ウケる。

ここで俺が意識してたのは、ゲームが終わった瞬間の”次どうする?”の空気を、こっちから重くしないこと。「もう一ゲームやろう」を急かすと、相手は「この人ずっと一緒にいたいんだな」って構える。だから俺は飲み物買いに立つついでに「なんか飲む?」って軽く聞いて、戻ってきてから自然に二ゲーム目の流れにした。ボウリングは”続ける口実”が勝手にあるから、無理に引き止める必要がない。

ミコト

あ、私オレンジで。てか奢ってくれるの? 最下位なのに?

ミコト
アキ
アキ

最下位への施しってことで。笑 次のゲームで返してくれればいいから。

ミコト

えー、じゃあ次は本気出す。さっきまで本気じゃなかったし(負け惜しみ)

ミコト

二ゲーム目、ミコトは宣言どおり本気を出して、本気を出した結果またガーターを出して、また自分で一番笑ってた。もう一人の子もこの頃には警戒が解けてて、普通にゲラゲラ笑ってる。空気が完全にできてた。バーや相席屋だと、この「警戒が解ける」までに何十分も探り合いがいるんだけど、ボウリングは点数と失敗が共通言語になってくれるから、めちゃくちゃ早い。

途中で俺が一回だけストライク取った時、ミコトが「うわっ、本気でムカつく(笑)」って素で言ってきて、それがまた面白かった。負けず嫌いの素が出る瞬間。でもすぐ「いや、おめでとうございます…」って棒読みで言い直してて、自分でツッコんで笑ってる。こういう感情がそのまま出るタイプは、一緒にいて読みやすくて楽だ。取り繕わない子は、こっちも取り繕わなくて済む。点数が動くたびに一喜一憂してくれるから、ゲーム自体がずっと盛り上がりっぱなしだった。

Scene 05

受け身だった子と、塩だった瞬間も正直に

ただ、全部が綺麗にハマったわけじゃない。実はラウンドワンに入った直後、受付の近くで別の二人組とちょっと目が合ってて、最初に話しかけるならそっちかな、って一瞬考えてた。でも俺はそこで動かなかった。理由は単純で、向こうが完全にゲームに集中してて、入る隙が一個もなかったから。無理にこじ開けにいくと事故る。

で、後からそのことを引きずって、ミコトたちと喋りながらチラチラそっちを気にしてた瞬間があって、ミコトに「どっか見てます?」って軽く突っ込まれた。これは普通に自分のミスだわ。目の前の子といる時に他を気にするのが一番ダサい。俺はその場で切り替えて、もう完全にミコトたちのレーンに集中した。

ミコト

さっきちょっと心ここにあらずだったでしょ(笑)

ミコト
アキ
アキ

うわ、バレてた。スコア計算してただけ。…って言い訳します。笑

ミコト

ほんとかなー(笑) まあいいや、次投げて

ミコト

こうやって流してくれる子で助かった。下手に取り繕うより、バレたら素直に認めて笑いにする方がいい。これは俺の所作の話で、誰かに「こうしろ」って言うつもりはない。ただ、目の前を大事にしないと結局どっちも逃すってのは、今日身に染みた。

もう一人の受け身な子は、最後まで自分から話を回すタイプじゃなかったけど、別れ際に「楽しかったです、また」って小さく言ってくれて、あ、ちゃんと楽しんでくれてたんだ、ってホッとした。グループの出会いは、本命じゃない方の子をどう尊重するかで全部の印象が決まる。そこだけは雑にしたくない。

Scene 06

ミコトとその後どうなったか

二ゲーム終わって、靴を返すタイミングで「連絡先、交換しません? また下手な人同士でやりましょ」ってミコトの方から言ってきた。”下手な人同士”が完全に合言葉になってた。俺はもちろん即OKして、その場でLINE交換。受け身の子とも一応つながって、グループのトークも作った。

翌日、ミコトから「昨日のフォーム、ちゃんと覚えてます? 忘れてたら破門」ってメッセージが来てて、笑った。破門て。そこから何往復かやり取りして、来週またラウンドワン行く約束をした。今度は二人で。受け身の子は「私は応援に回る」って自分から抜けてくれて、こういう察しのいい友達がいる子は信用できる。

二回目のボウリングは、教わったフォームでまあまあのスコアが出て、ミコトは相変わらずガーター連発で自分で一番笑ってた。そのあと近くで軽く飯食って、ちゃんといい雰囲気のまま夜になった。ここから先はいつも通り書かない。ただ、二回目の帰り道にミコトが「破門は取り消し」って急に言い出して、なんで上から目線なんだよって二人で笑った。それだけは書いとく。

ミコトは負けず嫌いだけど、負けたことを引きずらないで笑える子で、一緒にいてこっちまで肩の力が抜けた。スポーツ用品店の話とか、休みの日にどこ行くとか、特別な話題はひとつもなかったのに、ぜんぶ笑いながら喋れた。たぶんそれが合ってたんだと思う。

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とはいえ、こういう遊びの場の出会いって完全に運。隣のレーンがたまたまミコトたちだったから成立しただけで、空振りの日も当然ある。だから俺は、こういう”その場勝負”とは別に、マッチングアプリも普段から並行で回しておく。土台があると、ボウリングで誰とも繋がらなかった日も焦らずに済む。実際ミコトに会う前の週は、アプリで知り合った子とカフェ行ってたしな。両方あると気持ちに余裕が出る、ってだけの話。

遊びで距離を縮めるって意味だと、前に書いたクラフトビールのタップルームで隣の席になった子と飲み比べた回も近い感覚だった。あれも「一緒に何かを味わう」のが共通言語になってた。ボウリングはそれが”一緒に下手をやる”だったってだけ。もっとガッツリ対戦で遊びたいならダーツとかゲームで遊べるバーで遊んだ回もあるけど、あっちは夜の対戦バーで空気がもう少しヒリつく。ボウリングは昼から行けるし、点数と失敗が勝手に会話を作ってくれる。ダーツバーとは入りやすさがだいぶ違った。

箱で出会い方の空気が変わるって意味だと、店の形態で比べた相席系の全形態を比較した回もある。ボウリングはその中でも、何も用意しないでふらっと入れた方の一日だった。

NEXT ROUTE

この流れの次に読む記事。

読み終わったあとに動きやすいように、連絡、街での流し方、次の場づくりに近い記事を置いています。

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アキ
ナンパ歴10年ちょい。アプリ・ストナン・相席・遠征までなんでも行く30代。実際に行って出会って、どうなったかをそのまま書いてます。