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【アプリ珍事】マッチした相手が取引先の担当者だった話。笑

【アプリ珍事】マッチした相手が取引先の担当者だった話。笑
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APP REPORT / 現場

マッチした相手が取引先の担当者だった話。笑

マッチングアプリでいい感じにマッチした28歳のマキ。プロフのどこかに既視感があって、初デートで正体が判明。よりによって、毎週メールしてる取引先の担当者だった。お互い「うわ…」となった瞬間から、サバサバなマキに救われて笑い話になるまでを供養する、アプリ珍事レポ。

アプリ珍事現場読了 12分
01 APP会う前提で入る02 MEET現場で合流03 VIBE空気を作る04 AFTER次の場所へ
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TYPEマキ 28歳
取引先の担当者(メールだけの関係・正体は本文で)
PLACE現場
現場レポ
HOOK会う前提の
導線

今日は出会いの武勇伝じゃなくて、ただただ気まずかった話を供養させてくれ。笑

結論から言うと、マッチングアプリでいい感じにマッチした子が、よりによって毎週メールしてる取引先の担当者だった。顔は知らない、声も知らない、でもメールのやり取りだけは半年ずっと続いてる、あの人。気づいた瞬間の「うわ…」、いまだに思い出すと耳が熱くなる。前置きはこのへんにして、順番に話す。

Scene 01

プロフのどこかに、なんか既視感があった

FIELD MEMO

アプリ珍事の入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。

その週、アプリでマッチしたのがマキ(28)。写真は3枚、カフェのカウンターで頬杖ついてるやつと、観覧車の前のやつと、あと手元のネイルだけ写したやつ。盛りすぎてなくて、自己紹介が妙にちゃんとしてる子だった。「仕事は事務系です」「平日はだいたい疲れてます(笑)」「丁寧な人がいいです」。

で、最初に思ったのが、なんか既視感あるな、って。顔に見覚えがあるわけじゃない。なんだろ、この「文章の感じ」知ってる、みたいな。自己紹介の句読点の打ち方とか、「(笑)」の置き方とか。気のせいだと思って流した。アプリやってるとたまにあるじゃん、知らん人なのに既視感あるやつ。だいたい気のせいなんだよ。…だいたいは。

コウ
コウ

文章で既視感ってあります?俺、顔しか見てないかも

アキ
アキ

あるんだわ。仕事で毎日メール読んでると、人の文章の癖がなんとなく頭に残るっぽい。このときは気づかなかったけど。

メッセージは普通に弾んだ。マキは返しがうまくて、こっちのボケをちゃんと拾ってくれる。文章の温度がちょうどいい。仕事できる人なんだろうな、くらいに思ってた。この「仕事できそう」が伏線だったって、後で知る。

マキ

アキさん、文章まめですね。アプリだと一行とかの人多いから、ちょっと新鮮(笑)

マキ
アキ
アキ

それ褒めてる?笑 まあ仕事柄、メールは死ぬほど打つからな。

マキ

あー、わかる。私もメール多くて、もう定型文が体に染みついてる

マキ

いま思えば、ここでヒントは出てたんだよな。お互い「メール多い仕事」。でもそんなん世の中に何百万人いるから、誰も気づかない。会社員なんてみんなメール打ってるだろ、で流すのが普通じゃん。まさかその「メール多い相手」が、毎週自分が「お世話になっております」を送ってる本人だとは、夢にも思わない。

このへんでマキに「アキさん、文章まめなのに、たまに誤字すごいですよね(笑)」って言われて、ちょっとヒヤッとした。誤字が多いの、仕事のメールでもよく指摘されるやつだったから。でも「アプリのメッセでも誤字くらいするわ」で自分を納得させて、また流した。流しすぎだろ、過去の俺。笑

Scene 02

「丁寧な人がいい」の意味が、後で分かる

何往復かして、わりとすぐ会う流れになった。マキは決めるのが早い。「いつ空いてます?」「じゃあ来週の木曜で」「お店、私調べときます」。テンポがいいというか、段取りがいい。デートの日程調整がそのまま仕事のメールみたいで、ちょっと笑った。

マキ

お店、3つ候補出しときますね。①静かめのイタリアン②カウンターのバー③無難にカフェ

マキ
アキ
アキ

候補3つ出てくるのつよい。笑 じゃあ①で。

マキ

承知しました(笑)あ、つい仕事の言葉出た

マキ

「承知しました」。アプリのメッセで「承知しました」って打つ子、なかなかいない。このへんでうっすら「この感じ、ほんとに知ってる気がする」が戻ってきたんだけど、まだ点と点が線にならない。仕事の話を掘ると身バレするから、お互いどこ勤めとか業種とか、わざとふんわりさせてたんだよな。それがアダになる。

コウ
コウ

ここまで来て気づかないもんすか…?

アキ
アキ

気づかんのよ。顔も声も知らんからな。俺がマキについて知ってるの、文章の癖だけ。点はあっても、線にする材料がなかった。

ちなみに「丁寧な人がいい」ってプロフに書いてた理由も、あとで本人に聞いたら「仕事で雑な人に振り回されすぎて、プライベートくらい丁寧な人がよかった」とのこと。…これも伏線だったんだけど、この時点ではただのいい子のいいプロフにしか見えてなかった。

Scene 03

初デート、店に入って3分で線がつながった

木曜の夜、指定のイタリアンへ。先に着いて待ってたら、マキが入ってきた。写真の通り、感じのいい人。「アキさんですよね、はじめまして」って、にこっと挨拶された。ここまでは平和。完全に平和。

席ついて、ドリンク頼んで、世間話。最初は天気の話とか、お互いの趣味とか、ほんと当たり障りのないやつ。マキは聞き上手で、相づちのテンポがいい。「この人、初対面でこんなに楽なの珍しいな」って、油断してたんだよ、このとき。

で、何気なく仕事の話になった。お互いふんわりさせてたやつ。「アキさんって何系のお仕事でしたっけ」「あー、まあメーカーの営業っぽいやつ」「えっ、私メーカー相手の代理店なんですけど」みたいな流れで、だんだん業種が近いことが分かってくる。最初は「お、ちょっと近いね」くらいの軽いノリだった。仕事の業界が近いと、共通の愚痴で盛り上がれるしな、くらいに思ってた。

ところが、話してくうちに、近いどころじゃないことが見えてくる。扱ってる商材、取引の流れ、お互いの会社の規模感。一個ずつ符合していくたびに、俺の中でピピピって嫌な音が鳴り始めた。テーブルの下で、なんか手汗かいてた。

マキ

えっ、待って。御社、もしかして…(社名は伏せる)

マキ
アキ
アキ

……。なんで分かったの。

マキ

私、そこの担当なんですけど。…アキさん、フルネーム、◯◯さん…?

マキ

時間が止まった。マキ、取引先の担当者だった。半年間ずっとメールでやり取りしてる、あの「マキさん」。発注書、納期、見積もり、「いつもお世話になっております」を週に何回も交わしてる、画面の向こうの人。顔も声も知らなかった、その人が、目の前で同じパスタを待ってる。

アキ
アキ

……お、お世話に、なっております。

マキ

やめて(笑)ここでそれ言われると逆に終わる

マキ

文章の既視感、これだったんだよ。毎週読んでたメールの「マキさん」の文章を、俺の脳はちゃんと覚えてた。「いつもお世話になっております」「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」、あの定型文の人。でも顔も声も知らないから、メッセージの文面と現実の人間が、どうしても線にならなかった。点はずっとあったのに、最後のピースがハマってなかった。

それが、目の前で全部つながった瞬間、店内のBGMがやけに大きく聞こえた。店員さんが「お待たせしました」ってパスタ持ってきたのも、半分くらいしか頭に入ってこない。耳、たぶん真っ赤だったと思う。マキも一瞬、目を見開いたまま固まってた。お互い、フォーク持ったまま動けない、っていう謎の数秒。

Scene 04

お互い固まったあと、先に吹き出したのは向こう

数秒、ほんとに何も言えなかった。俺は「これ、どうすんの」で頭が真っ白。仕事相手とアプリで会っちゃうって、気まずさのジャンルとして上位だろ。月曜にまた「お世話になっております」って送るのか俺は、って未来まで一気に見えて、げんなりした。

で、先に動いたのはマキだった。グラス置いて、こらえきれずに吹き出した。

マキ

ちょっと、これ最高じゃないですか(笑)こんなことある?

マキ
アキ
アキ

最高か?俺いま、人生で一番気まずいんだけど。笑

マキ

だって面白すぎ。私、アキさんのメール毎週読んでるんですよ?文章の感じ、ちょっと好きだったし(笑)

マキ
アキ
アキ

それ先に言わんといて。月曜から平常心でメール打てる気がせん。

このマキの「最高じゃないですか」で、空気がふっとゆるんだ。気まずさを面白がれる人って、ほんと強い。俺がパニックで黙ってるあいだに、向こうは状況をネタとして受け取ってた。サバサバというか、肝が据わってる。さすが、見積もりの交渉でこっちが何度かタジタジになった相手だけある。

コウ
コウ

うわぁ…俺だったら店出てるかも。月曜のメール無理

アキ
アキ

俺も半分そう思った。でも向こうが笑い飛ばしてくれたから、こっちも腹くくれた。これが暗い人だったら、たぶん解散してた。

マキいわく、向こうも序盤からうっすら気づいてたらしい。俺の喋り方とか、ボケの癖が、メールの文面と一致してきて「もしかして」と思ってたって。でも確証がないから、店で業種の話になるまで黙ってたと。お互い、相手の文章だけは知ってたっていう、変な状況。

Scene 05

身バレ、どこまで防げるのか問題

ここで真面目な話を少しだけ。今回みたいな「知り合いとマッチ」は、アプリやってると確率の問題でいつか起きる。完全には防げない。ただ、ダメージを減らす立ち回りはある。マキと「これ、どう防げたんだろうね」って二人で振り返った内容を、軽くまとめとく。

対策どんな効果
写真は加工しすぎない/でも顔ドアップは避ける知り合いに一発で特定されにくくなる。盛りすぎは別の事故の元
「身バレ防止」機能をオンにするアプリによっては連絡先を知ってる人に自分を非表示にできる
プロフに勤務先・沿線をピンポイントで書かない特定の足がかりを減らせる。今回はこれが裏目に出たけど…
バレたら、もう笑い話にする覚悟を持つ最後はこれ。隠しきれない事故は、空気で乗り切るしかない

皮肉なのが、俺もマキも「勤務先ふんわり」「写真盛らない」を割とちゃんとやってたのに、結局つながったってこと。文章の癖までは隠せなかった。だから「身バレ完全防止」みたいなのは幻想で、最後は今回のマキみたいに笑い飛ばせるかどうか、なんだと思う。設定でガードを上げつつ、当たっちゃったら腹をくくる。それくらいの距離感がちょうどいい。

マキ

私、身バレ防止オンにしてたつもりだったんですけどね。なんでつながったんだろ

マキ
アキ
アキ

たぶんお互いの連絡先、登録してなかったんだろ。仕事のメアドしか知らんし。穴はそこだな。

マキ

あー、たしかに。仕事相手の個人連絡先なんて持ってないわ(笑)

マキ

ちなみに、アプリ自体の機能の違いとかは前にアプリ3つ比較した記事で書いた。身バレ防止のあるなしも、アプリ選ぶときの地味に大事なポイントだったりする。

どのアプリで会えるかは、こっちにまとめた出会えるアプリランキングを見る

全部実際に使った俺の本音ランキング。目的別の使い分けも載せてる。

Scene 06

その日のうちに「なかったこと」にした、けど

で、結局その日はどうしたか。気まずいまま解散かと思いきや、マキが「せっかくだしご飯は食べて帰りましょ。仕事の話は一切なしで」って仕切ってくれた。これがまた助かった。途中から、もう仕事相手とか関係なく、普通に飯がうまかった。マキは話が面白いし、変に取り繕わない。気まずさを共有した者同士の、変な連帯感もあった。

ただ、お互い大人なので、ここから恋愛に発展させるのは無しってのは、なんとなく一致してた。仕事に持ち込むとお互いやりづらい。それが分かってるから、その日は「いい飲み仲間に会えた」くらいの距離で締めた。最後、店出るときの会話がこれ。

マキ

今日のこれ、お互い墓まで持っていきましょうね(笑)

マキ
アキ
アキ

持ってく持ってく。…月曜のメール、どんな顔して打てばいいんだ。

マキ

いつも通りでお願いします。「お世話になっております」で(笑)

マキ

そして迎えた月曜の朝。受信トレイに、しれっと「お世話になっております。先日の見積もりの件ですが——」って、マキからのいつものメールが届いてた。完全に、いつも通りの業務メール。一文字も崩れてない。その切り替えの早さに、逆に俺がドキッとした。プロかよ。笑

アキ
アキ

月曜、向こうから完璧な業務メール来た。木曜のこと、まじでなかったみたいな顔で。

コウ
コウ

強すぎません?俺、絵文字とか付けちゃいそう

アキ
アキ

それやったら一発で終わる。笑 俺も平常心で「承知しました」って返した。仕事のLINEと違って、メールは表情が出ないのが救いだったわ。

ちなみに、この手の「相手との連絡の温度感」みたいな話は、LINEの距離感の記事でも触れてる。仕事とプライベートで文面のスイッチを切り替えるの、地味に技術いるんだよな。マキはそれが異常にうまかった、というオチ。

それ以来、マキとは仕事では今まで通り。たまーに、メールの最後にどっちかが「(あの店、また行きたいですね)」みたいなのを業務文の隙間に紛れ込ませる、っていう謎の遊びだけ残った。完全に、共犯者の関係。笑

似たような「マッチングアプリの予想外」だと、写真と実物のギャップで焦った写真詐欺だと思ったら逆だった話とか、同じ日に予定を重ねて死んだ鉢合わせ地獄も供養済みなんで、こういう事故が好きな人はそっちもどうぞ。

教訓らしい教訓はない。強いて言うなら、アプリの相手が知り合いだったとき、ぜんぶ救うのは相手の人柄だってこと。マキがサバサバな人で、ほんと助かった。これが気まずさを引きずるタイプだったら、俺はいま転職を考えてたかもしれん。笑 もうしません、とも言えないやつだけど、次マッチした子のプロフに既視感あったら、今度はちゃんと立ち止まろうと思います。

NEXT ROUTE

会った後の流れまで、次に読む。

アプリで会ったあとに失速しないように、連絡、待ち合わせ、次のデートへ繋がる記事を置いています。

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ABOUT ME
アキ
ナンパ歴10年ちょい。アプリ・ストナン・相席・遠征までなんでも行く30代。実際に行って出会って、どうなったかをそのまま書いてます。