パーソナルトレーナーの27歳と、トレーニングの話で意気投合
Tinderでマッチしたリオナ(27・パーソナルジムのトレーナー)と、その日の夜に会った話。プロフの懸垂動画に食いついたら距離が一気に縮んで、当日に居酒屋へ。俺の姿勢と食生活をプロ目線でいじり倒してくる体育会系の彼女との一夜を、ナンパ師アキが実況するTinder体験談。
パーソナルジムのトレーナーPLACE現場
現場レポHOOK会う前提の
導線
今回はTinder(ティンダー)の話。相手はリオナ(27)、職業がパーソナルジムのトレーナー。マッチしてから会うまで、たしか半日もかかってない。Tinderってそういうことが普通に起きるアプリで、で、その日の夜には俺、居酒屋で姿勢を直されてた。なんでそうなったか、順番に書く。
プロフの懸垂動画に食いついた
Tinder体験談の入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
リオナのプロフは、写真3枚と動画1本。1枚目が普通の自撮りで、これは可愛い。2枚目がジムで誰かを指導してるっぽいやつ。で、最後の1本が、本人が鉄棒みたいなバーにぶら下がって懸垂してる動画だった。フォームがやたら綺麗で、回数も普通に多い。マッチングアプリで懸垂動画を載せてくる女、初めて見た。
自己紹介文は短くて、「体動かすのが仕事。休みも結局ジム。食べるの好き」みたいなことだけ。プロフ文より動画のインパクトが全部持っていってた。とりあえず右にスワイプして、マッチした直後に、その懸垂について聞いた。

いきなりで悪いけど、最後の動画なに。懸垂、何回やってんのあれ。
あれ12回(笑)反応そこなの初めてかも


いや顔より先に懸垂が来たから。12って、俺5回でプルプルなんだけど。
5回できればじゅうぶんよ(笑)背中、ちゃんと使えてる?

この「背中、ちゃんと使えてる?」が、もう完全に仕事モードだった。マッチして3往復目で、フォームの心配されてる。普通のアプリの会話と入りが全然違う。可愛いとか美人とか言う前に、こっちのトレーニングを査定されてる感じ。

アプリで懸垂の話から入る人、初めて聞いたっすわ。

俺もだよ。笑 でも、噛み合っちゃったんだわ、これが。
俺もジムは行く。リオナほどガチじゃないけど、週何回かは通ってる。だから「背中使えてる?」に対して、ちゃんと「最近ラットプルの重量上げたら肩に入る」みたいな返しができた。そしたら向こうの食いつきが変わった。トレーナーって、たぶん客以外で器具の名前が通じる相手がそんなにいないんだと思う。話が一気に専門的になって、テンポが速くなった。
肩入るのは引く位置が前すぎ。脇下にバー落とす感じ


それ無料で聞いていい内容じゃないでしょ。
ほんとはね(笑)まあ、いいや

「今日ひま?」が向こうから来た
トレーニングの話で5往復くらいしたあたりで、リオナのほうから来た。
ねえ、今日って夜あいてる? ちょうど指導終わりで腹ペコなんだけど


え、今日? あいてるけど。早いな。
私、文字でずっとやり取りするの苦手で(笑)会ったほうが早いじゃん

このスピード感がTinderだなと思った。前に書いたTinderで美大生と当日に会った回もそうだったけど、会話が転がり始めると一気に「じゃあ会う?」まで行く。タップルとかペアーズだと、まずメッセを何日か重ねるのが普通で、こんな半日で当日アポにはならない。
リオナは仕事柄、毎日いろんな客と初対面で喋ってる。だから人と会うこと自体に全然ハードルがない、っていうのもあったと思う。「会ったほうが早い」が本心で、駆け引きとかじゃなかった。こっちもその日たまたま空いてたんで、向こうのジムの最寄りに合わせて、夜に飲むことになった。

(懸垂12回の体育会系トレーナー、っていう時点でだいぶ気になってた。正直、当日でも全然よかった)
居酒屋で、いきなり姿勢を直された
待ち合わせは、リオナのジムから歩いて行ける居酒屋。来たリオナは、写真通りというか、写真より引き締まってた。Tシャツの上からでも肩と腕の感じが違う。でも顔は普通に女の子らしくて、笑うとちょっとあどけない。ギャップがすごい。
座って、生ビールで乾杯して、メニュー見てるあたりで、もう始まった。
ねえ、さっきから気になってたんだけど、座り方


座り方?
背中まるまってる。骨盤ねかせて座ってるから。デスクワークでしょ


当てられた。なんでわかんの。怖。
職業病(笑)人見ると勝手にチェックしちゃう

会っていきなり姿勢を矯正されるデート、初めてだった。背もたれにもたれてたら「それじゃ腹に力入らないよ」って言われて、座り直させられた。居酒屋で。笑
頼んだ料理にも全部コメントが入る。唐揚げ来たら「揚げ物は最初じゃなくて野菜のあとね、血糖値」、ハイボールにしたら「蒸留酒は正解、糖質ないから」。説教っぽくはなくて、本人がたぶん無意識にやってる。客に言うのが体に染み付いてる感じで、言ったあとに自分で「あ、また言ってる、ごめん」って笑う。

俺いま、デートしてんのか指導されてんのかわかんなくなってきた。
ごめんごめん(笑)でもさ、唐揚げ食べる順番で次の日ぜんぜん違うんだって


もうその顔で言われると逆らえない。じゃあ枝豆から食う。
よろしい(笑)

おもしろかったのは、リオナ自身は普通にめちゃくちゃ食うこと。人の食う順番には口出すくせに、自分は唐揚げも揚げ出し豆腐も米も全部いってた。

いや自分めっちゃ食ってんじゃん。さっきの講義なんだったの。
私は今日2時間動いてんの。食う権利あるの(笑)


ずるくない?それ。
じゃあアキも動けばいいじゃん。一緒に動く?(笑)

仕事の話になると、急にスイッチが入る
飲みながら、トレーナーの仕事の話を聞いた。リオナ、もとは学生時代ずっと陸上やってて、短距離。体育会のノリのまま今に至る、みたいな人だった。指導してると客の体が変わっていくのが楽しい、って話を、急に真剣な顔でし出す。さっきまでヘラヘラ唐揚げ食ってたのに、仕事の話になるとスイッチが入る。
最初さ、自分の体きらいって言ってた人が、3ヶ月で鏡見て笑うようになるの。あれが好きで続けてる


それは、いい仕事だな。さっきの姿勢チェックも、たぶんそれの延長なんだろうな。
あー…そうかも。つい誰でも良くしたくなっちゃう。おせっかいなんだよね

このへんから、ただの体育会系の明るい子、っていう印象が少し変わった。人の体に責任持つ仕事をずっと真面目にやってきた人なんだな、と。話の節々に、ちゃんと芯がある。で、その芯の話を一通りしたあと、自分でちょっと照れて、
やば、仕事の話で熱くなった。陸上部のときから変わってない(笑)


今ので一気に部活のノリ出たな。さっきまでの食事指導の先生どこいった。
うるさい(笑)両方おるんだって、私の中に

笑うと、トレーナーの仮面がはがれて、完全に部活の子になる。「おるんだって」とか、たまにイントネーションが崩れて素が出る。この崩れる瞬間がよかった。指導の口調で喋ってるリオナと、ゲラゲラ笑ってるリオナの落差が、見てて飽きない。

なんか、アキさんがいじられっぱなしの回っすね。めずらしい。

うるさいな。笑 でもこの日は、それが普通に楽しかったんだわ。
「家にプロテインある」で2軒目がなくなった
2軒目どうする、って話になったとき、リオナが言ったのがこれ。
外で2軒目もいいけど…うち近いし、プロテインある(笑)


誘い文句がプロテインなの、リオナだけだと思う。
飲む? ココア味とリッチショコラあるけど


味で迷わせてくるな。…じゃあ、もらおうかな。
居酒屋の誘い文句が「家にプロテインある」って、人生で一番健康的なお持ち帰りの入口だった。笑 リオナの家は職場のジムから近くて、入った瞬間わかったけど、部屋の隅にダンベルとヨガマットが普通に置いてある。生活に運動が溶けてる人の部屋だった。
で、宣言通りプロテインを2人で飲んだ。ちゃんとシェイカーで作ってくれた。トレーニング後でもないのにプロテイン飲んでる夜、初めてだった。
並んで座って、さっきの仕事の話の続きとか、好きな選手の話とかしてるうちに、自然と距離が近くなって。

先に言っとくと、この日はリオナの家まで流れた。っていうか俺が連れ帰られた側だな。笑 この先は省くわ。
いつも通り念のため書いとくと、これは合意のある大人同士の話。リオナははっきり物を言うタイプで、嫌なら絶対「無理」って言う子だったから、空気は読みやすかった。俺は、相手が乗ってこないなら引く。それだけ。
その後と、トレーナーと飲むということ
リオナとは、その後もたまに会ってる。付き合うとかじゃなくて、向こうの仕事終わりに飯食って、っていうゆるい関係。会うたびに俺の姿勢と食事はチェックされる。デート代わりに体ができていく女、それがリオナ。笑
会ったあと、何回かジムにも行った。一回だけ、リオナが客じゃない俺の前で本気の指導モードに入ったことがあって、あれはきつかった。「あと3回」の3回が異様に長い。
はい、あと3回ー。効いてる証拠だから止まらない(笑)


これ、デートだったよな…? なんで俺、追い込まれてんの。
デートだよ? 好きな人ほど良くしたくなるの(笑)はい、ラスト

さらっと言われたけど、最後のひとことは効いた。スクワットで死にかけてる最中に言うなよ、とは思った。笑
リオナとは今回Tinderで出会ったけど、こういう「会話一発で噛み合って、その日のうちに会えた」のは、Tinderの軽さがあってこそだったと思う。半日で当日アポまで持っていけるアプリって、そんなにない。逆に、じっくりメッセを重ねて相手を見極めたい人にはTinderは向いてない。当たり外れも激しいし、写真と全然違う子もいる。俺は目的でアプリを持ち替えてて、その辺の比べ方はマッチングアプリのランキング記事とか、30代向けのアプリの記事でまとめてある。
- 余裕のある大人の子が多い印象だから、変な探り合いが少なくてやり取りが楽だった
- 「会う前提」で繋がる空気だから、いいなと思った子とも上品なまま話を進めやすい
- 下見だけなら無料。本気で会いに行くなら、男は有料で動くのが結局いちばん早かった
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あと、運動つながりの出会いってことで言うと、前に書いたボルダリングジムで顔見知りになった子の回とは、入り方が真逆だった。あっちは何ヶ月も通って自然に顔見知りになる遅いやつで、今回は半日で会う速いやつ。同じ”体動かす系”でも、出会い方でこんなに違うのか、っていうのは自分でも面白かった。
会ったあとの連絡の組み立ては、相手がトレーナーだろうが誰だろうが変わらなくて、その辺はLINEの追い方に書いた通り。
リオナは今でも、会うたびに俺の背中の使い方を直してくる。おかげで懸垂、5回が8回になった。まだ12回には全然届かないけど。
会った後の流れまで、次に読む。
アプリで会ったあとに失速しないように、連絡、待ち合わせ、次のデートへ繋がる記事を置いています。


