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【既婚者だった話】いい感じの29歳が”指輪の跡”で既婚と発覚→引いた夜

【既婚者だった話】いい感じの29歳が"指輪の跡"で既婚と発覚→引いた夜
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NIGHT REPORT / 現場

いい感じの29歳が"指輪の跡"で既婚と発覚→引いた夜

マッチングアプリで会った29歳のナミ。大人っぽくて、会話も合って、いい感じに進んだ。でも左手の薬指の"日焼けの跡"、生活感のあるLINE、噛み合わない週末。違和感が積もって、ある一言で既婚だと気づいた夜。踏みとどまって引いた話と、既婚を隠す子のサインを供養させてくれ。

既婚者だった話現場読了 14分
01 ENTRY入口を作る02 PLACE現場で動く03 VIBE空気を読む04 NEXT次へ繋ぐ
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TYPEナミ 29歳
不明(既婚を隠していた)
PLACE現場
現場レポ
HOOK現場感を
そのまま読む

今日はちょっと、いつもの「やったぜ」系じゃない話を供養させてくれ。いい感じに進んだ子が、途中で既婚者だったって気づいて、俺が引いた夜の話。笑えるオチはない。けど、似たような場面に出くわす人、たぶん一定数いると思うから、書いとく。

先に言っとくと、俺は不倫をどうこう言える立派な人間じゃない。ただ、相手が「隠して」独身のフリで来てるパターンだけは別。これは騙されて巻き込まれる側になるから、ほんとに割に合わない。今回は、その違和感が一個ずつ積もって、最後の一言でカチッとハマった、っていう話です。

Scene 01

マッチした29歳・ナミは、最初から”出来上がってる”子だった

FIELD MEMO

既婚者だった話の入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。

ナミ(29)とはアプリでマッチした。写真は3枚、どれも顔は盛りすぎてなくて、カフェとか海とか、こなれた感じの構図。自己紹介は「都内で働いてます」「週末はだいたい予定埋まりがち」「美味しいお店巡るのが好き」。…今思えば、この「予定埋まりがち」を軽く読み飛ばしたのが俺のミスなんだけど、当時はただ「忙しい大人っぽい子だな」くらいにしか思ってなかった。

メッセのテンポが良くて、これがまず気持ちよかった。20代後半の、こういう”会話の出来上がってる”子って、ラリーが速いんだわ。こっちがボケたら拾ってくれるし、店の話を振ったら知識で返してくる。最初の数日で、もうかなりいい感じだった。

アキ
アキ

ナミちゃん、お店詳しすぎん?俺、選ぶの任せたら負ける気がしてきた。笑

ナミ

ふふ、任せてくれていいよ。…まあ、外で食べる機会は多い方だから

ナミ
アキ
アキ

仕事の付き合いとか?

ナミ

んー、まあ、そんな感じ(笑)アキくんは自炊する人?

ナミ

…って、ここでサラッと話題を変えられたの、あとから思い返すと「あ〜」って感じなんだけど。その場では全然気づかない。むしろ「質問返してくれるの、ちゃんと会話する子だな」って好印象に変換してた。人間、いい感じの相手のことは、都合よく解釈するようにできてる。笑 リアルタイムだと「忙しい大人っぽい子」で全部処理しちゃうんだよな。

最初のアポは、ナミの提案で平日の夜になった。「週末は埋まりがち」だから平日、っていう流れも、その時は自然だった。むしろ「週末に予定ある女の子=モテるんだろうな」くらいの、間違った方向の納得をしてた。

Scene 02

会ったらもっと良かった。けど、小さい”ズレ”が引っかかり始める

平日の夜、落ち着いた雰囲気のビストロで会った。ナミは写真より実物の方が良かった。大人っぽくて、笑い方が綺麗で、こっちの話をちゃんと聞いて、ちゃんと笑う。正直、めちゃくちゃ楽しかった。会話のレベルが合う相手って、それだけで一緒にいて疲れない。

ただ、楽しいなかで、ちっちゃい違和感が、一個、また一個って増えていった。最初は本当に些細なやつ。

ひとつ目。乾杯したとき、ナミの左手の薬指に、うっすら「日焼けしてない跡」みたいな白い線があった。指輪を、ついさっき外したような跡。気づいたけど、その時は「アクセサリーの跡かな」で流した。流したかった、が正しいかも。

ふたつ目。スマホがずっと伏せて置いてあって、たまに画面が光ると、ナミがサッと裏返しを確認して、また伏せる。通知を「見られたくない」動き。これも、まあ、仕事の連絡かな、で済ませた。

ナミ

ごめんね、ちょっとバタバタしてて。通知だけ確認させて

ナミ
アキ
アキ

全然いいよ。仕事大変そうだな

ナミ

うん…まあ、いろいろね(笑)

ナミ

この「いろいろね(笑)」が、ナミの口癖だった。聞かれて困ると、笑って濁す。最初は「ミステリアスな大人の女」みたいに見えてたんだけど、回数が増えると、だんだん「これ、答えられない理由があるな」に変わってくる。

みっつ目。話の流れで「家どのへん?」って聞いたら、駅名じゃなくて「〇〇線の方」ってエリアでぼかされた。家に呼ばない・呼べない子は一定数いるから、それ単体なら普通。でも、薬指・スマホ・住所、って小さいのが3つ重なると、さすがに頭の隅で何かが点滅し始める。

アキ
アキ

…この感じ、嫌な予感がするやつだ、って自分の中で警報鳴り始めたのがこの辺。

コウ
コウ

でもその場で「結婚してます?」とは聞けないっすよね…

アキ
アキ

聞けない。聞いて違ったら最悪の失礼だしな。だからこの日は、楽しかったし、何も言わずに普通に解散した。

で、ここがポイントなんだけど、この日の俺は何も確信が持てなかった。指輪の跡は気のせいかもしれない。スマホは仕事かもしれない。全部「かもしれない」で、決定打がない。だから、いったん持ち帰った。いい雰囲気だったけど、その日は手を出すような流れにも、あえてしなかった。違和感がある時は、まず進めない。これだけは、何度かやらかして体で覚えたやつ。

ちなみに、こういう「脈はありそうなのに、なんか引っかかる」感覚については、前に脈ありサインの記事で逆側(ちゃんと脈ありの時の合図)を書いた。今回はその裏返しで、「サインは出てるのに、ノイズが混じってる」状態。脈の有無じゃなくて、前提が嘘っていう、もっと厄介なやつだった。

Scene 03

LINEに移したら、生活感が漏れ始めた

その後、連絡はアプリからLINEに移した。で、LINEになった途端、アプリでは見えなかった”生活の輪郭”が、ちょいちょい漏れてくるようになった。

まず、返信の時間帯が、明確に偏ってた。平日の昼間と、夜遅めはポンポン返ってくる。なのに、土日と、夜の19時〜22時くらいが、ごっそり既読すらつかない。会社員の独身なら、むしろ夜と土日の方が自由なはずなのに、逆。これが毎週、判で押したように同じ。

ナミ

ごめん、昨日の夜は返せなかった〜。バタバタしてて

ナミ
アキ
アキ

いいよいいよ。土日はだいたい忙しい感じ?

ナミ

そうなの。週末はほんと自分の時間なくて(笑)

ナミ
アキ
アキ

何してんの、週末。

ナミ

…んー、いろいろ(笑)

ナミ

また「いろいろ(笑)」。この時点で、俺の中で「いろいろ=言えない誰かと過ごしてる」に翻訳が完了しかけてた。

あと、地味に効いたのが、次の約束を取ろうとすると、毎回「平日のこの時間しか無理」って枠がガチガチに決まってること。独身で、こっちにそこそこ気があるなら、普通は「土曜どっか行く?」みたいな提案が一回くらい向こうから出る。なのにナミは、一度も「休日に会おう」とは言わなかった。会えるのは、いつも”誰かの目がない時間帯”だけ。

コウ
コウ

うわ…平日のその時間しか会えないって、なんか、もう…

アキ
アキ

だろ?でもまだ「忙しい子」って線も残ってたんだよ。シフト制かもしれんし。…って、俺がどんだけ信じたかったかって話。笑

ここで俺、ちょっとズルいことを考えた。LINEのアイコンとか、ステメとか、過去の投稿から、何か”生活の証拠”が出ないか、それとなく探った。詮索っぽくて自分でも嫌だったけど、確信がないまま進むのが一番まずいから。でも、ナミはそのへんも徹底してて、個人が特定できる情報は綺麗に消えてた。逆に、その”消し方の慣れ”が、また不自然だった。普通の独身の子、ここまで生活感を消さない。

会った後のLINEの距離感って、ほんとに性格と状況が出る。LINEゲット後のやり取りの記事でも書いたけど、健全な脈ありは、聞いてないことまで向こうから喋ってくれる。ナミは逆で、聞いたことすら、はぐらかしてくる。情報が、一方通行で、しかも栓がしてある。この非対称さが、いちばんの違和感だった。

Scene 04

2回目の店で、ナミが口を滑らせた一言

それでも、はっきりさせたい気持ちもあって、2回目を平日の夜に約束した。心のどこかで「全部俺の思い過ごしで、ただ忙しいだけの良い子であってくれ」って思ってた。ほんとに楽しかったからな、ナミと話すの。

2軒目、静かなバーでカウンターに並んで、わりといい空気になってた。距離も近くて、このまま流れで、っていう雰囲気も無くはなかった。…で、その、いい感じの最中に、ナミがふっと、こぼした。

ナミ

あ〜、このお店いいね。今度…って、あ、うちの人こういうとこ来ないからさ

ナミ

「うちの人」。

一瞬、空気が止まった。ナミも言った直後に、自分で「あ」って顔になった。バーの照明のなかで、目が泳いだのが分かった。

アキ
アキ

……うちの人、って?

ナミ

…えっと、ごめん、その、言葉のあやで

ナミ
アキ
アキ

ナミちゃん。…結婚してる?

しばらく、黙ってた。氷がグラスの中でカランって動く音がやけにでかく聞こえた。ナミは、さっきまでの余裕のある笑い方じゃなくて、すごく小さい声で、

ナミ

…うん。ごめん

ナミ
ナミ

最初に言うと、絶対会ってもらえないと思って

ナミ

正直に言うと、頭の半分は「やっぱりな」だった。指輪の跡、伏せたスマホ、土日と夜の沈黙、「いろいろ(笑)」。全部が、この一言で一本の線になった。点滅してた警報が、ここで初めてベタ踏みで鳴った感じ。

残りの半分は、まあ、しんどかった。楽しかったぶん、しんどい。嘘の前提の上に、こっちは本気でいい時間を積み上げてたわけだから。

コウ
コウ

うわ…それ、その場でどうするんすか。めっちゃ気まずいじゃないっすか

アキ
アキ

気まずい。でも、ここで「じゃあバレなきゃいいか」ってなるかどうかが、たぶん分かれ道なんだよな。

Scene 05

「バレなきゃいい」が一瞬よぎって、踏みとどまった

ここ、正直に書く。きれいごとだけ言うつもりはないから。

一瞬な、ほんの一瞬、「ここまで来たし、向こうもその気だし、別にこのまま…」っていう考えが、頭をかすめた。人間だから。目の前にいい雰囲気の相手がいて、向こうも止めない、ってなったら、流される方が楽なんだよ。

でも、すぐに別の考えが上書きした。これ、俺が踏み込んだら、見ず知らずの誰かの家庭をぶっ壊す側に回るってことだよな、って。ナミの旦那さんの顔も名前も知らない。けど、いるんだよ、実在の人が。その人からしたら、俺は完全に加害者側だ。しかも、後でバレたら、慰謝料だの修羅場だの、現実的なリスクも全部こっち持ち。割に合わなさすぎる。

何より、楽しかったぶん、ナミに対して「最低なことして終わる関係」にしたくなかった、ってのもある。変な話だけど。

アキ
アキ

ナミちゃん。…ごめん、俺、ここで引くわ。

ナミ

…うん。だよね

ナミ
アキ
アキ

責めてるとかじゃなくて。俺がその立場だったら嫌だなって、それだけ。一緒にいて楽しかったのはほんとだよ。

ナミ

…ありがと。ちゃんと止めてくれて、なんか、逆にほっとした(笑)

ナミ

最後の「ほっとした(笑)」が、ちょっと刺さった。たぶんナミも、どこかで止めてほしかったんだと思う。そこは、これ以上踏み込まない。人んちの事情だ。

説教するつもりはないから一個だけ言うと、俺はこの判断を「偉い」とは思ってない。ただ、後で自分が後悔しない方を選んだだけ。もし流されてたら、しばらく自己嫌悪を引きずってたと思う。それが嫌だった。それだけ。

その日は、会計だけ済ませて、駅で普通に別れた。連絡先は、お互い何も言わずに、そのままフェードアウトした。ブロックとかの劇的な感じじゃなくて、静かに、終わった。

コウ
コウ

…なんか、いい話みたいになってますけど、危なかったっすね、普通に

アキ
アキ

危なかった。一個ボタン掛け違えてたら、俺、今ここで違う話書いてたかもしれん。

Scene 06

後味と、ちょっとした学び

しばらく、後味は良くなかった。誰も悪者にしきれない感じの、もやっとしたやつ。ナミを責める気にもなれないし、かといって「いい思い出」でもない。こういうのは、笑い話にもできなくて、ただ静かに供養するしかない。

ただ、せっかく痛い目見そうになったんで、既婚を隠してる子のサイン、自分用のメモとして残しとく。今回のナミで全部出てたやつ。

サイン何が引っかかるか
会えるのが平日昼/夜遅めだけ土日と夜の”家族の時間帯”を避けてる可能性。独身ならむしろ逆になりがち
薬指に指輪の跡(白い線)会う直前に外してるパターン。乾杯のとき左手をチラ見でわかる
家・職場・休日を聞くと毎回ぼかす「いろいろ(笑)」で濁す回数が多い=言えない事情がある
スマホを常に伏せる/通知を隠す見られて困る連絡がある。単体なら誰でもやるが、他と重なると黒
SNS・生活情報の”消し方”が慣れてる普通の独身はここまで生活感を消さない。徹底ぶりが逆に不自然
情報が一方通行(聞いても返ってこない)健全な脈ありは向こうからも喋る。はぐらかしの非対称さが危険信号

大事なのは、1個なら気にしすぎなくていいってこと。指輪の跡だけ、スマホ伏せるだけ、なら、ただの偶然や性格のことも多い。でも、これが3つ4つ重なってきたら、一回立ち止まった方がいい。今回の俺は、重なってるのに「楽しいから」で進めかけた。そこが反省点。

コウ
コウ

でも、こういう人ってアプリに普通にいるんすか?

アキ
アキ

残念ながら一定数いる。だから最近は、入り口のアプリ選びの段階で減らせるなら減らしたい、って思うようになった。

正直、既婚を隠して紛れ込んでる人をゼロにはできない。けど、母数を減らすことはできる。たとえば、登録のときに独身証明や本人確認をちゃんとやらせるアプリは、それだけで既婚バレのリスクを背負ってまで来る人が減る。真剣な出会い・婚活寄りのサービスほど、そのへんの審査が厳しめなことが多い。「とりあえず会えればいい」系のゆるいアプリより、入り口で一段フィルターがかかってる方が、こういうハズレは引きにくくなる。

俺自身、今回のことがあってから、使うアプリの”本人確認まわりの厳しさ”を前より気にするようになった。アプリごとの違い(ゆるい/厳しい、遊び寄り/真剣寄り)は、前にアプリを実際に使い比べた記事でまとめたんで、入り口で変な地雷を踏みたくない人はそっちも見てくれ。リンクが整ったら、独身確認のしっかりしてる系も、ちゃんと別で紹介するつもり。

最後に。これは説教じゃなくて、ただの俺の感想な。「バレなきゃいい」で踏み込んでたら、絶対あとで自分が嫌いになってた。楽しい時間が嘘の上に乗ってたぶん、引くのはしんどかったけど、引いて良かったって、今は普通に思ってる。次もし同じ場面が来たら、もっと早い段階で気づいて、もっとスマートに引きたい。…って言いつつ、また「楽しいから」で目が曇る可能性、正直ゼロじゃないんだけどな。笑 もうしません、にしときます。

NEXT ROUTE

この流れの次に読む記事。

読み終わったあとに動きやすいように、連絡、街での流し方、次の場づくりに近い記事を置いています。

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