管理栄養士の26歳と、俺の食生活がバレていく夜
withで出会った管理栄養士のコユキ(26)。性格診断きっかけで会ったら、俺の適当な食生活がじわじわ見抜かれていく夜になった。几帳面で健康志向、でも本人は隠れた大食い&甘党のギャップ。食の話で距離が縮んでいくwith体験談です。
管理栄養士(社員食堂勤務)PLACE栄
現場レポHOOK会う前提の
導線
今回はwithで会った、管理栄養士の子の話。コユキ、26歳。会社の社員食堂で働いてる子で、要するに「人の食生活が気になって仕方ない」職業の人だった。先に言っとくと、この日のテーマは口説きとかじゃなくて、俺の適当すぎる食生活が一個ずつバレていく夜、だったと思う。笑
最初に予告しとくと、この子、見た目も喋り方も穏やかで「健康志向の几帳面な子だな」って印象なんだけど、途中でとんでもないギャップが出てくる。そのギャップに気づいた瞬間に、俺はこの子いいなって完全に思った。そこまでの流れを実況していく。
withの性格診断で「食・生活リズム」が近いと出てた
with体験談の入口、栄での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
コユキを見つけたのは、いつもどおりwith。withって登録のときに性格診断みたいなのをやって、価値観とか考え方が近い人がマッチ画面に出やすくなるアプリなんだけど、コユキとは「食事・生活リズムに関する価値観」みたいな項目で共通点が出てた。……出てたんだけど、これ正直あとで考えると、俺の方が一方的に診断詐欺してた気がする。笑
プロフの写真が、まず手作りっぽい弁当の一枚と、本人が前を向いてない、調理台みたいな所で何か盛り付けてる横顔の一枚。自己紹介がこんな感じだった。
- 管理栄養士やってます。社員食堂で500人分の献立とか作ってます
- 人の食生活が気になっちゃう職業病あります、ごめんなさい
- 健康的な暮らしが好き。でも食べるのも大好きです
- 休みの日は朝から市場に行ったりします
「人の食生活が気になっちゃう職業病」って自分で書いてる時点で、もうこの子の人となりが半分見えた気がした。あと最後の「でも食べるのも大好きです」、ここの「でも」が地味に引っかかってて。健康志向の人ってよく「腹八分」とか「質素」とか書くじゃん。そこに「でも食べるのは大好き」が来てるの、なんか含みがあるなと思った。

栄養士の子って、なんか食事のこと厳しそうっすね。コンビニ飯とか怒られそう。

それな。笑 俺、毎日コンビニとカップ麺で生きてるからな。会う前からちょっとビビってた。
俺の診断結果は相変わらず「単独行動を好む」「不規則」みたいなやつで、食生活の項目もたぶん壊滅的だったはず。なのに「価値観が近い」って出てたの、いま思うと診断が俺に気を遣ってくれてたんじゃないかと思う。笑 とりあえず、共通で出てた「食」の話題を一個拾って、最初のメッセを送った。
メッセの時点で俺の食生活が心配されはじめた
メッセを始めて、わりとすぐ食の話になった。コユキは聞き方がうまくて、「普段ごはんどうしてるんですか?」って、たぶん職業病で誰にでも聞いちゃうやつなんだけど、これが俺には不利な質問だった。正直に答えるしかなくて、「平日はだいたいコンビニかカップ麺です」って白状した。
えっ、毎日ですか…?(笑)野菜、いつ食べてますか


野菜…サラダチキンの隣に置いてあるカット野菜を、たまに。あれ野菜ですよね?
野菜です(笑)でも「たまに」が気になります。職業病で、ほんとごめんなさい

責められてる感じが全然なくて、ほんとに「気になっちゃう」だけなのが伝わってきた。怒るんじゃなくて、心配の方が先に来る子。俺は逆に面白くなってきて、自分のひどい食生活をネタとして小出しにしていった。冷蔵庫に入ってるのが調味料とビールだけ、とか、自炊は卵焼きだけは異常にうまい、とか。

一個だけ自慢していい? 卵焼きだけは、店出せるレベルです。それ以外は壊滅。
卵焼きだけ(笑)でもそれ、レパートリーじゃなくて特技ですね。一品しかないのに自信あるの、ちょっと好きかも

「一品しかないのに自信あるの好き」で笑った。この子、ちゃんとユーモアが分かる。説教くさい栄養士なのかと身構えてたけど、全然そうじゃない。食に詳しいだけで、押しつけてこない。

じゃあ逆に、コユキさんは普段なに食べてんすか。やっぱ完璧な食事?
それは…会ったら話します(笑)たぶん想像と違うので

ここで「想像と違う」って引っ張られた。仕事は栄養管理のプロ、でも自分の食事は会わないと言えない何かがある。この時点で、なんか裏に面白いものが隠れてる予感はしてた。LINEはアポが固まってから交換した。交換のタイミングで毎回迷う人は、LINE攻略のまとめに症状別で置いといたんで、そっち見てくれ。
店選びを任せたら「がっつり食べられる所」を指定された
アポは土曜の夜。店、どうしますか?って聞いたら、コユキが「お店、決めてもらってもいいですか。あ、でも一個だけお願いが」って言ってきた。栄養士だから、てっきり「ヘルシーな所がいい」とか「お酒控えめで」とか来ると思うじゃん。来たお願いがこれ。
量、ちゃんと食べられる所がいいです。おしゃれで小皿がちょっとずつ出てくるやつ、ああいうの一番困るので


え、量? 栄養士の人がそれ言うの、なんか新鮮。笑
それです、その「意外」って顔。だから会ったらって言ったんです(笑)

これ、めちゃくちゃ良かった。栄養士=小食・ストイック、っていう俺の勝手な先入観を、本人がわざとひっくり返してきた感じ。で、結局選んだのは、おしゃれすぎず、でもちゃんと美味い、量も出る町中華の延長みたいな居酒屋。これが大正解だった。
当日、コユキは写真の印象どおり、穏やかで姿勢のいい子だった。待ち合わせに5分前に来てて、おしぼりの使い方とか、店員さんへの「ありがとうございます」のタイミングとか、所作の一個一個が丁寧で、あ、ちゃんとした子だなってすぐ分かる。几帳面さが嫌味じゃなくて、自然に出てるタイプ。でも席についてメニューを開いた瞬間、目の色が変わった。
……ここ、餃子2種類あるんですね。両方いっていいですか


両方どうぞ。笑 なんか急にスイッチ入ったね。
入ります。仕事のときは人の栄養管理してるんで、自分の時間くらい好きに食べたくて

几帳面な子の、抑えてた所が外れる瞬間を見た気がした。職場では500人分の献立を計算で組んでる人が、プライベートでは「好きに食べたい」。仕事のときのきっちりした顔が、一皿目でもうほどけてた。
仕事の話を振ったら、500人分の食を背負ってる子だった
餃子を待ってる間に、仕事の話を振ってみた。社員食堂の管理栄養士って、具体的に何やってんのか俺も知らなかったし。そしたら、さっきの「がっつり食べたい子」とはまた別の、プロの顔が出てきた。
献立は一ヶ月単位で組むらしい。カロリーと塩分と栄養バランスを全部計算しながら、原価も守って、500人が飽きないように味も変える。「Aランチが残ると凹む」って言ってて、要するに毎日テストの採点されてるみたいな仕事なんだなと。
食べ残しの量、毎日見るんですよ。今日のかぼちゃの煮物、なんで残ったんだろうって、地味にずっと考えてます


え、そこまで気にすんの。残されたら普通に傷つくやつじゃん。
傷つきます(笑)でも、次は食べてもらえる味にしたいだけなんですよね。意地です

話を聞いてると、献立を組むのって思ってたよりずっと頭脳労働だった。「鶏肉が安い週はメニューを鶏に寄せる」「梅雨はさっぱりした酸味を増やすと残らない」みたいに、季節とか天気とか給料日前かどうかまで計算に入れてるらしい。給料日前は揚げ物が人気、って言われて、確かに俺もそうだわって笑った。500人の腹を読むって、もう小さな統計の仕事だなと。

天気で味変えんの、すごいな。そんなん考えて食堂のメシ食ったことなかったわ。
気づかれないのが正解なんですよ(笑)「今日のうまかった」だけ言われたら勝ち、みたいな

ここで、几帳面さの正体が分かった気がした。神経質なんじゃなくて、誰かの口に入るものを作ってる責任が、そのまま性格に出てるだけ。プロフに「人の食生活が気になっちゃう」って書いてたのも、職業病っていうか、もう体に染みついた優しさみたいなもんだった。
俺のコンビニ生活を心配してきたのも、たぶん同じ根っこなんだなと。説教じゃなくて、目の前の人がちゃんと食べてるか気になる。そういう子。

なんか、口説くっていうより、いい人だなって話っすね。

そうなんよ。こっちが盛り上げる必要が一個もなくて、ただ仕事の話聞いてるだけで普通に面白かった。
ちなみにこの日、俺はガツガツ距離を詰めにいくのを最初から放棄してた。コユキみたいなタイプは、押せば押すほど引く気がしたから。このへんの「攻めない方が縮まる」感覚は、前に押し引きの正体って、ガツガツしない余白の話だと思うって記事に書いたんだけど、まさにそれの実演みたいな夜だった。
デザートで「隠れ甘党」がバレて、一気に距離が縮んだ
ひとしきり飲んで食べて、コユキは餃子2種からの唐揚げからの〆のチャーハンまで、ほんとに気持ちよく食べてた。小食を装う子が多い中で、これは見てて単純に気持ちいい。で、店出る前に「デザートある?」って聞いてきた時点で、あ、この子そういう子か、って確信した。
店にデザートがなかったから、解散の前に「コンビニでなんか買って公園で食べる?」って軽く言ったら、コユキの食いつきが今日イチだった。
行きます。あの、コンビニスイーツ、新作だけはチェックしてるんで任せてほしいです


栄養士なのにコンビニスイーツ詳しいの、情報が渋滞してる。笑
これはもう完全に趣味です(笑)仕事と関係ないとこで甘いもの食べるのが、一番幸せ

コンビニのスイーツ棚の前で、コユキは完全に別人だった。「これ先週リニューアルしたやつ」「このメーカーのプリンはカラメル多め」って、もう棚の前で解説が止まらない。仕事のときの計算する顔じゃなくて、好きなものの前で素になってる顔。結局プリンと新作のシュークリームと、あと「これは保険」って言って小さいチョコまで握ってレジに並んでた。栄養を計算する仕事の人が、プライベートでは新作スイーツを追いかけて保険のチョコまで握りしめてる。このギャップが、俺はもうたまらなく良かった。完璧な人より、ちゃんと抜けてる所がある人の方が、近く感じる。
公園のベンチで、コユキはまずプリンのフタを丁寧に剥がして、裏についたカラメルを舐めてから本体にいった。「ここ、みんな捨てるけど一番おいしいんですよ」って真顔で言うのが面白くて。新作のシュークリームは半分こして、感想を交換した。仕事だと味の評価を仕事として下す人が、プライベートだと「うわ、これクリーム多い、好き」って素の声で言う。その声が、今日いちばん良かった。
ひと通り食べ終わって、コユキが「今日、けっこう素で食べちゃいました」って言った。
初対面でこんなに食べる女、引きませんでした? いつもはもうちょっと猫かぶるんですけど


引くわけない。むしろ、猫かぶられてる方がしんどいよ。今日のコユキさんの方が全然いい。
……よかった。なんか、こっち出しても大丈夫な人かもって思えたので

几帳面で、人の食生活まで気にかける子が、自分の「好きに食べたい」を出して、それを受け入れられた。たぶんこの子にとっては、それなりに大きいことだったんだと思う。そこからは流れで、いい雰囲気になって、その日はちゃんといい関係になれた。ここから先はいつもどおり省く。毎回書いてるけど、これは合意のある大人同士の話で、俺は相手が乗ってこない素振りを見せたらその時点で引く。それだけは自分のルールにしてる。
その後。コンビニの袋を見られた日
コユキとはその後も続いてる。連絡のリズムは穏やかで、向こうから「今日の社食、これ作りました」って献立の写真が来たり、俺が「新作のプリン見つけた」って送ったり。食でつながってるカップルってこういう感じか、と新鮮だった。
この前、コユキが俺の家に来たとき、台所のゴミ箱からカップ麺の容器が大量に出てきて、思いっきり見られた。例の心配の顔をされて、ついに「冷蔵庫、開けていいですか」まで来た。中、調味料とビールしかないのバレた。笑
やっぱり…(笑)アキさん、ほんとに卵焼き以外なにも作ってないんですね


言ったじゃん、卵焼きは店出せるって。それ以外は嘘ついてない。笑
次、来るとき食材買ってきます。一緒に作りましょ。卵焼きは…アキさんに任せます

結局その日、二人でなんか作った。俺の担当はもちろん卵焼きだけ。コユキが残りを全部やって、横で「野菜はこのくらい摂ってほしい」ってさりげなく俺の皿に足してくる。説教じゃなくて、ただ皿に足してくるだけ。それが、なんか効いた。俺は会った子のことをメモする癖があって、コユキの欄には「健康志向だけど隠れ大食い・甘党・新作スイーツに弱い・心配は皿に足す形で来る」って書いてある。次に会うとき困らないように、こういう取説を作っとくのが俺のやり方なんよ。
- 余裕のある大人の子が多い印象だから、変な探り合いが少なくてやり取りが楽だった
- 「会う前提」で繋がる空気だから、いいなと思った子とも上品なまま話を進めやすい
- 下見だけなら無料。本気で会いに行くなら、男は有料で動くのが結局いちばん早かった
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最後に余談。この前コユキに、社食で残されたかぼちゃの煮物のリベンジ版を作った話を聞いた。「今度は完売した」ってめちゃくちゃ嬉しそうに報告してきて。人の口に入るものを真剣に考えてる子の、その真剣さの行き先が、俺のひどい食生活にも向いてるのかと思うと、なんかちょっとありがたい。野菜、もう少し食べるようにはなった。本人には言ってないけど。
会った後の流れまで、次に読む。
アプリで会ったあとに失速しないように、連絡、待ち合わせ、次のデートへ繋がる記事を置いています。


