チネチッタの若い夜で声かけ→24歳ネイリストのリリ
横浜とも東京とも違う、若くてちょっとヤンチャな川崎駅東口でストナンしてきた話。ラ チッタデッラ〜チネチッタのイタリア街風の路地で、映画帰りの24歳ネイリスト・リリに声かけ→バル→二軒目まで。ギャルのノリの裏にあった地元愛と情の深さに、こっちが食らった夜の出動レポ。
ネイリスト(川崎駅前のサロン)PLACE東京
現場レポHOOK声かけから
次の店へ
今日は川崎に出動してきた話。川崎って言うと「治安どうなの」みたいな反応されがちなんだけど、駅の東口、ラ チッタデッラのあたりは全然そんなことなくて、若い子がやたら多い、独特の濃さがある街なんだわ。
先に結果から書くと、この日は映画帰りの24歳・ネイリストのリリと、イタリア街風の路地のバルから二軒目までいけた。声デカくてノリ全開のギャル寄りの子なんだけど、喋ってくうちに川崎愛がめちゃくちゃ深いのが出てきて、最後はこっちがちょっと食らってた、そういう夜だった。
川崎はチネチッタが街の顔。横浜でも東京でもない若さがある
川崎ストナンの入口、東京での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
川崎、地理的にはほんと中途半端な場所にある。品川から京浜東北で数駅、横浜からも数駅。東京と横浜のちょうど真ん中に挟まってて、どっちの植民地でもおかしくないのに、なぜか川崎は川崎で完全に独立した街として回ってる。これがまず面白い。
で、その川崎駅の東口を出て少し歩くと、急に景色がイタリアになる。ラ チッタデッラっていう複合エリアで、石畳と煉瓦調の建物が広場を囲んでて、中心にチネチッタっていうデカい映画館がある。ローマの撮影所の名前から取ってるらしくて、要するに「イタリアの街っぽく作った若者向けの遊び場」。映画館・クラブ・ライブハウス・飲食店が広場の周りにぎゅっと詰まってて、夜になると映画帰り、クラブ前、飲み一巡目の若い子が全部この広場に湧いてくる。
| エリア | 雰囲気 | 声かけ的には |
|---|---|---|
| ラ チッタデッラ/チネチッタ通り | 石畳の広場・映画館・クラブ・バル。若い子の溜まり場 | 本命。映画帰り・クラブ前の20〜23時 |
| 仲見世通り・銀柳街 | アーケード商店街・大衆居酒屋 | 仕事帰りの一巡目。19〜21時向き |
| 川崎駅西口(ラゾーナ側) | 大型商業施設・ファミリー層 | 待ち合わせ中心。声かけ向きではない |
ここの客層、とにかく若い。大学生っぽいのと、二十代前半の働き始めの子がメイン層で、平均年齢が体感で渋谷より下がるくらい。あと、横浜のみなとみらいみたいに「キメてる」のとも、東京のターミナルみたいに「すれてる」のとも違って、もうちょっとラフでヤンチャで、垣根が低い。良くも悪くも警戒の壁が薄い街なんだよな。

川崎ってちょっと怖いイメージあったんすけど、そんな若い子の街なんすね。

駅の反対側のイメージで語られがちなんだよな。チッタの広場は普通に若くて明るいぞ。映画とクラブで人が回ってるから、声かけ的にはむしろ柔らかい街だわ。
今日はソロ。作戦らしい作戦はなくて、チネチッタ通りの広場を軸に、仲見世のアーケードまでをシャトルラン(何度も往復すること)するだけ。映画の上映が終わるタイミングで広場に人がどっと出てくるはずだから、そこを狙う。時間帯のコアは20時から23時くらい。
映画館前の広場で、上映終わりの波を待つ
20時に東口着。チッタの広場に出たら、もう空気が他の街と違う。石畳に座って喋ってる子、クラブの前で並んでる子、バルのテラスでビール飲んでる集団。BGMがどっかから流れてて、なんか海外の路地裏みたいな雰囲気で、これだけで「来た甲斐あったな」って思う。けど、雰囲気がいいのと声かけが当たるのは別の話で、序盤はやっぱり滑った。
一組目。広場のベンチで自撮りしてた二人組のギャル。「写真、撮りましょうか」から入ったら「あ、大丈夫でーす、自撮り派なんでー」ってめちゃくちゃ明るく断られた。塩じゃなくて、ただテンションで弾かれた感じ。川崎の子、断り方も声がデカい。笑
チネチッタの映画館の前まで行くと、ちょうど一本上映が終わったのか、人がぞろぞろ出てきた。映画帰りの波、来た。ただここで一個わかったのが、映画帰りはカップルとグループが圧倒的に多いってこと。当たり前なんだけど、一人で映画観に来る子って少ないんだよな。なので「映画帰りの一人歩き」を待つより、グループから一人になった瞬間とか、待ち合わせで先に着いて一人で待ってる子を狙うほうが現実的だった。

映画帰りは当たりが多いと思ったけど、カップルとグループだらけだな。一人になる瞬間を待つか。
二組目。アーケードの仲見世に流れて、居酒屋を探してる風の二人組に「このへんで美味い店知りません?」って聞いたら、片方が「私たちも探してるんですよー」で普通に会話になりかけたんだけど、もう一人が「行こ」って引っ張って終了。グループは一人がノッても、もう一人がブレーキ踏むと無理。これは経験上どこの街でも変わらない。
ここで22時前。一回広場に戻って、石畳の縁に腰かけて人の流れを眺める。チッタは滞留する街だってことに気づいた。みんな通り過ぎるんじゃなくて、広場に「居る」。映画の前後、クラブの待ち時間、飲みの集合前。だから歩いてる人を捕まえるより、「居る」人に自然に絡むほうが向いてる街だなと。歩道を流すストナンのつもりで来たけど、ここは座って混じる場所だ。
「川崎ディスったら怒るよ」から始まったリリ
22時すぎ。広場のジェラート屋っぽい店の前で、一人でスマホ見ながら立ってる子がいた。派手めの巻き髪、ネイルがバキバキにキマってて、いかにもギャル寄り。たぶん誰か待ってる。映画帰りっぽい紙のチケット半券を手に持ってた。

すいません、映画でした? なに観たのか気になって。
え、なに、ナンパ?(笑)


半券持ってたから、つい。ナンパかどうかは、まあ、そうです。
正直か(笑) てか友だち来んの遅すぎてマジ暇だったから許す。

声がデカい。広場に響くくらいの音量で笑う。半券を見せてくれて、流行りのアクション映画を一人で観てきたとこで、このあと友だちと合流予定なんだけど、その友だちが遅刻していてヒマを持て余していたらしい。タイミングが完全に噛み合った。一人で映画観に来る子、少ないって書いたそばから来た。

一人で映画とか強いっすね。俺一人で映画館入れないタイプ。
はー? 一人映画が一番いいんじゃん。誰にも気い遣わなくていいし。


それは一理ある。
でしょ? チッタの映画館、座席ふかふかで最高なの。川崎で一番好きな場所。

ここで川崎の話を軽く振ったら、空気が変わった。

川崎ってさ、ちょっとガラ悪いイメージで語られがちじゃないすか。
あー、それ。川崎ディスったら怒るよマジで。


ディスってない、ディスってない。むしろ来てよかったって思ってる。
ならいい。みんな知らないだけ。チッタ来たら絶対わかるから。

このギャルっぽい全開のノリの中に、急に地元への本気の愛が混ざるのが面白かった。ふざけてる音量のまま、川崎の話だけ目が真剣になる。リリ、24歳、川崎駅前のネイルサロンで働いてるネイリスト。生まれも育ちも川崎で、地元から一歩も出る気がないタイプだった。
ちょうどそこで、リリのスマホが鳴った。遅刻してた友だちからで、「ごめん今日やっぱ行けなくなった」っていうドタキャンの連絡だったらしい。
は? ドタキャンされたんだけど。最悪。


……えっと、じゃあ、その広場のバルで一杯どうすか。ヒマつぶしに付き合うんで。
ナンパに拾われるのウケるんだけど(笑) 一杯だけね。一杯だけ。

「一杯だけね」を二回言う子は、だいたい一杯では帰らない。笑 ただ言っとくと、これは友だちが本当に来なくなって、本人がヒマしてた偶然のタイミングが噛み合っただけ。待ち合わせを邪魔したわけでも、無理やり引き剥がしたわけでもない。そこは念のため。
イタリア街風のバルで、テンションの裏の本音が出る
バルは広場に面したテラス席のある店。ほんとに南欧の路地裏みたいで、石畳に丸テーブルが並んでて、ここが川崎だって言われないと信じない。リリは席につくなりメニューも見ずに「とりあえずカシス。あ、ポテトも」って店員に即発注した。慣れてる。
ここのテラス、夜のチッタが見えていいんだよ。よく来る。


ガチで海外みたいっすね。川崎の概念が壊れた。
ね。だから言ったじゃん。みんな来ないだけだって。

最初の三十分くらいは、リリのテンションに引っ張られてずっと笑ってた。ネイルの話、客の話、巻き髪のセットが何分かかるか、みたいな表面の話。声がデカいから、こっちが相槌打つ隙もないくらい喋る。けど、グラスが二杯目に入ったあたりで、急にトーンが一段落ちた瞬間があった。
てか、さっきの友だちさ。最近こういうの多いんだよね。


ドタキャン?
うん。みんな彼氏できたり都内出てったりでさ。私だけ川崎に残ってる感じ(笑)

笑いながら言うんだけど、それまでの音量から一個ボリュームが下がってた。ノリ全開の子のこういう瞬間って、妙にこっちに刺さる。テンションが高い子ほど、本音が落ちる時の落差がデカい。

都内に出たいとかは、ないんすか。
ないない。川崎が好きなんだもん。地元で働いて地元で遊んで、なんか文句ある?(笑)


いや、めっちゃいいと思う。地元にこんだけ愛ある人、なかなかいないっすよ。
……でしょ。わかってんじゃん。

この「でしょ」が、最初の広場の「でしょ?」より柔らかかった。地元を肯定されることが、たぶんこの子にとって自分を肯定されることと同じなんだなと。攻略うんぬんじゃなくて、単純に、ちゃんと聞いてやりたい子だった。

ギャルっぽい子なのに、急にそういう本音出てくるんすね。意外。

テンション高い子ほどこういう落差あるんだよ。声デカいのは元気だからじゃなくて、そういうとこ見られないようにしてるだけだったりする。
ネイリストの話も面白かった。手元しか見てない仕事だから、客の指と爪と、テーブルに置かれたスマホのケースで、その人がどういう生活してるか全部わかるらしい。
あんたの手、さっきから見てたけど。爪は適当だけど指は綺麗にしてるタイプだ。


職業病こわ。なんすかその分析。
見栄っ張りだけど詰めが甘い男の手(笑)


当たりすぎてて何も言えない。
手元の観察眼でこっちの性格まで言い当ててくるの、ネイリストならではで笑った。表面はギャルのノリ、中身はめちゃくちゃ人をよく見てる。この落差がリリの全部だった。
終電を気にしない地元の子の夜は、ゆっくり進む
バルに一時間半くらいいて、テラスがちょっと冷えてきたんで店を出た。広場のチッタは時間が遅くなるほどクラブ前の行列が伸びてて、若い夜はこれからって雰囲気。ここで終わりかどうかの空気だったんだけど、リリが石畳を蹴りながら言った。
一杯だけって言ったのに、二杯飲んじゃったじゃん。あんたのせい。


俺のせいにすな。笑 でも、もう一軒、寄ってかないすか。
んー……川崎の夜、まだ始まったばっかだし?(笑) いいよ。

地元の子は、終電という概念で動いてない。リリの家は川崎から自転車で帰れる距離らしくて、何時になっても「歩いて帰れる」っていう余裕がある。都内のターミナルだと23時前後でグループが終電逆算でソワソワし出すけど、川崎の地元組にはそれがない。だからこっちも変に焦らずに済むし、相手も時間を理由に逃げる必要がない。
二軒目は広場から路地を一本入った、カウンターの小さいバーにした。座って正解で、リリはようやく落ち着いて、声の音量も会話のテンポも一段ゆるんだ。打ち解け方が、声のデカさじゃなくて、距離の詰まり方で出てくる。笑うときに肩がぶつかる距離になってた。

川崎、ほんとに全部この街で完結してるんすね。
するよ。映画もネイルもバルも全部チッタ。出る理由ないもん。


最強の地元じゃん。
だから今日みたいに、知らん人が川崎いいって言ってくれると、地味に嬉しいわけ。

地元密集の街って、こういう「県外から来た人に地元を褒められる」のが効くんだなと、大宮のときも、池袋のときも感じたやつをまたここで思った。グラスが空いたあたりで、リリがこっちを見て言った。
てかさ、今日ドタキャンされて、ずっとへこんでたはずなんだけど。


今は?
……まあ、悪くない(笑) これ以上は言わせんな。

ギャル全開の子が、最後だけ言葉を濁すの、ずるい。笑 で、結果だけ書くと、その夜はそのまま、いい感じになった。ここから先はいつも通り書かない。
毎回書いてることだけど、これは合意のある大人同士の話。リリは終始自分の音量で、自分のテンポで進めてたし、嫌そうな素振りが一個でもあれば俺はそこで切り上げてた。テンションが高い子=なんでもOK、では全然ないし、酔わせて流れを作るとか、断られてから粘るとかは、テクニックですらないただの迷惑行為。最初の広場で「自撮り派なんで」って弾かれた組には、一秒で引いて次行った。それで成立するのがストナンなんで。
その後のLINEと、川崎ストナンの総評
リリとはLINEを交換して、今もやり取りが続いてる。文面は喋りと同じで絵文字とビックリマークが渋滞してて、画面がうるさい。笑 でも、こっちが川崎の別のスポットの話を振ると、急に長文で熱く返してくる。地元の話だけ温度が違う。
次チッタ来るなら案内したげる。私より川崎詳しい人いないから(笑)


じゃあ次は地元民ツアーで。
任せて。映画も奢らせるから(笑)

連絡の距離感は、相手のテンポに合わせるのが全部で、こういうテンション高い子に長文や連投で張り合うとむしろ引かれる。短く明るく、温度だけ合わせる。このへんの追い方・粘着しない距離感はLINE攻略のまとめに書いた通り。
最後に川崎ストナンの総評。強みは三つ。①ラ チッタデッラ/チネチッタという、映画・クラブ・バルで若い子が一箇所に滞留する地形。②横浜・東京どっちにも染まってない独自の若さと、警戒の壁の薄さ。③地元から出ない子が多くて、終電を気にしない夜の長さ。逆に注意点は、映画帰りはカップル・グループが多くて一人歩きが取りづらいこと、テンションで弾かれる「塩じゃないけどノリで終了」が多いこと。狙いは広場に「居る」人に座って混じること、待ち合わせで一人になってる子。歩いて流すより滞留に混じる街、これに尽きる。
全部実際に使った俺の本音ランキング。目的別の使い分けも載せてる。
正直、川崎みたいな若い街は、雰囲気が柔らかいぶん声かけの当たりにムラがデカい。今日はリリと噛み合ったけど、その前は全部テンションで弾かれてるわけで。だから俺は、こういう打率にムラが出る街ほど、保険にマッチングアプリも並行で回してる。川崎みたいに地元密集の街は、アプリの距離設定で「同じチッタで遊んでる子」と繋がりやすくて、ストナンとの相性が実はいい。広場で滑った夜も、家帰ってからアプリで一件、っていう打席の増やし方ができる。声かけとアプリの二刀流が、結局いちばん打席が多い。
郊外・地方ターミナルつながりだと、前に行った大宮で声かけした夜は「小細工が通用しない正直勝負」の街で、声かけ慣れした子に手口を全部読まれる感じだった。川崎は逆で、手口を読むより先にノリで前に進む、勢いの街。池袋で声かけした夜のギャルっぽさとも違って、池袋は乗り換えのついでの軽さ、川崎は「地元に根を張ってる子」の軽さで、同じギャル寄りでも芯にあるものが全然違った。映画・クラブみたいな若い遊び場のある街での出会いって意味だと、遊べるバーでの出会いの話とも地続きで、「滞留する場所に自然に混じる」って攻め方は共通してる。エリア選びの全体像は全国のナンパスポットまとめと見比べてもらうと分かりやすいと思う。
川崎はまた行く。次はリリの地元民ツアーで、チッタ以外の川崎もちゃんと歩いてみたい。あと映画、奢らせるって言質取ったし。笑
東京の次の動きまで見る。
声をかけた後、どの街でどう流すか。場所選びと飲みの入口に近い記事を並べています。


