タワマンの街で声かけ→28歳サキコと隠れ家バーへ
タワマンが林立する武蔵小杉に声かけ出動。駅前のチェーンと数少ない隠れ家飲み屋に二分された不思議な街で、IT勤めのサキコ(28)と横須賀線側の小さなバーへ。当たり外れの大きい新興街のリアルな夜を報告する。
都内のIT企業勤務(武蔵小杉在住)PLACE現場
現場レポHOOK声かけから
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今日は武蔵小杉に出動してきた話。タワマンがニョキニョキ建ってる、あの新しい街。前から「住民の質はよさそうだけど、夜に飲み歩く文化あんのかな」ってずっと気になってた。で、実際に行ってみたら、思った以上に街が真っ二つに割れてて面白かった。
先に言っとくと、後半で横須賀線側の小さなバーで会ったサキコっていう28歳の子とは、ちゃんといい感じになれた。ただ前半は本気で塩。声かけても「あ、急いでて」で終わる組が続いて、正直心折れかけた。笑 その辺も正直に書く。
武蔵小杉という街は、夜になると真っ二つに割れる
武蔵小杉ナンパの入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
まず街の話をちょっとだけ。武蔵小杉ってここ10年ちょいで一気にタワマンが建った街で、要は歴史が浅い。下町みたいに「昔からの飲み屋街」がほぼない。だから夜になると、人の流れがきれいに二つに分かれるんだわ。
ひとつは東急の駅前。グランツリーとか商業施設の周りで、チェーンの居酒屋・チェーンの焼鳥・チェーンの個室系がズラッと並ぶ。家族連れと、会社帰りのスーツ組がメイン。もうひとつが横須賀線の駅側。こっちは雑居ビルの中に、小さい店主一人みたいなバーとか立ち飲みがポツポツある。数は少ないけど、ここに「街を開拓してる住民」が集まってる感じがした。
歩いてて思ったのは、住民がやたら小綺麗ってこと。タワマン住みらしい若い夫婦とか、仕事できそうな単身者がスッと歩いてる。揶揄するわけじゃなくて、単純に「こういう人らがどこで飲んでんだろ」っていうのが最初わからなかった。答えは、横須賀線側の小さい店だった。

駅前、めちゃ綺麗なんだけどチェーンばっかなんだよな。声かけ向きの「フラフラ飲み歩いてる人」が少ない

え、住んでる人多いのに出会いの場が少ないって、もったいなくないすか

そう。だから逆に、ちゃんと飲んでる店を探し当てた人は当たりが濃い。今日はそれを信じて横須賀線側に賭ける
駅前の声かけは全滅。タワマンの街は人が「通り過ぎる」
とはいえ最初は様子見で駅前から入った。19時すぎ。グランツリーの前から東急の改札にかけてのあたり。人はめちゃくちゃ多い。多いんだけど、みんな「目的地がある歩き方」なんだわ。買い物終えて家に帰る人、保育園のお迎え帰り、これから誰かと待ち合わせの人。フラついてる人がいない。
それでも何組かには声かけてみた。二人組のお姉さん、「すみません」で半歩こっちに体が向いたから「この辺で軽く飲めるとこ知りません?」って入ったら、「あー、私らも引っ越してきたばっかで…」で会話が終わった。嘘か本当かは置いといて、武蔵小杉、ほんとに「最近引っ越してきた」って言う人が多い。街の歴史が浅いって、こういうとこに出るんだなって妙に感心した。
その後も三組くらい連続でスルーか「急いでて」。完全に流れが悪い。チェーン居酒屋の前で待っても、出てくるのは会社の飲み会帰りの集団ばっかで声かけられる空気じゃない。30分で見切りをつけた。駅前は俺には合わん。笑

だめだ。みんな帰宅モードで、足止まらん。タワマンの街って、外で飲むより家で飲む人が多いのかもな

アキさんでも全滅する日あるんすね…ちょっと安心したわ

おい。笑 まあ全滅は全滅。けど街には街の正解があるはずだから、場所を変える
横須賀線側の隠れ家バーに賭けた
気を取り直して横須賀線の駅方面へ。線路をまたぐと空気が変わる。人通りはグッと減るけど、雑居ビルの2階とか地下に、看板の小さいバーがちらほら見えてくる。明らかに「知ってる人だけが行く」やつ。これだ、と思った。
一軒、ガラス張りで中が見えるカウンターバーがあって、客がほどよく入ってた。一人で来てそうな女性も二、三人。こういう「常連がついてる小箱」は、声かけのハードルこそ上がるけど、当たればめちゃくちゃ濃い。意を決して入った。
カウンターの端に座って、ハイボール。隣にいたのが、後でサキコだと判明する子だった。一人で赤ワイン飲んでて、スマホもいじらずぼーっと店内の音楽聴いてる感じ。落ち着いてて、でも気取ってはいない。マスターと軽口を叩いてるあたり、常連っぽい。

(隣、めっちゃ自然体だな…常連か。下手な入り方したら一発で冷められるやつだ)
いきなり口説き文句はナシ。マスターに「このへん、いい店少ないですよね」って世間話で振った。これが効いた。隣のサキコが横から「ほんとそれ。みんなそう言う」って笑いながら入ってきたんだわ。街の不満って、地元の人ほど食いついてくる。
わかります。武蔵小杉、住むのはいいんですけど、飲むとこ少なくて(笑)


やっぱそうなんですね。駅前チェーンばっかで心折れて、こっち来たら全然違った
あー、それで流れ着いた人だ(笑) 正解ですよここ

「流れ着いた人」で会話が転がりだした
「流れ着いた人」ってフレーズが妙にハマって、そこから普通に話が転がった。サキコは武蔵小杉のタワマンに二年前から住んでて、都内のIT企業勤め。会社は都内だけど通勤がラクだからこの街にした、ってドライな選び方が逆に好印象だった。背伸びしてタワマン住んでます、みたいな感じが一切ない。
面白かったのが、酒が進むと地元愛がにじみ出てくるとこ。最初は「飲むとこ少ない」って文句言ってたくせに、「でもこの店はいいんですよ」「あっちの坂の上のパン屋が朝うまくて」って、聞いてもないおすすめが出てくる。住んでる街、ほんとは好きなんじゃん、っていう。
こっちが聞き役に回ると、サキコはよく喋った。というより、こっちの相槌をちゃんと拾って返してくるタイプ。聞き上手って自分が喋らないことかと思ってたけど、この子は「人の話を引き出すのが上手い」聞き上手だった。気づいたら俺の出動エピソードを根掘り葉掘り聞かれてて、立場が逆転してた。笑
え、じゃあ今日も声かけ回ってたんですか? わたし今、ナンパされてる側?(笑)


いや、駅前で全滅して心折れてただけです。これは不可抗力の出会い。笑
不可抗力(笑) 言い方うまっ


お、ありがと。けど半分はマジで全滅だったんで、慰めてもらってもいいですか
えー(笑) じゃあ一杯おごります、流れ着いた人に

この「一杯おごります」が出た時点で、空気は完全にこっち向きだった。向こうから距離を詰めてくる感じ。気取らないけど、駆け引きはちゃんとわかってる大人の余裕。28歳、いい歳の取り方してるなと思った。
武蔵小杉の飲みゾーンは、駅で完全に分かれている
ちょっと実用的な話を挟む。今日歩いて感じた武蔵小杉の「飲みゾーンの違い」を表にしておく。出会い目的でこの街に行くなら、どこに張るかで結果がまるっきり変わるからだ。
| ゾーン | 店の傾向 | 客層・声かけ手応え |
|---|---|---|
| 東急・駅前(商業施設側) | チェーン居酒屋・焼鳥・個室系がメイン | 家族連れ+会社飲み帰り。人は多いが帰宅モードで足が止まらない。声かけは難 |
| 横須賀線側(雑居ビル側) | 小箱バー・立ち飲み・店主一人の店 | 街を開拓中の単身住民・常連。数は少ないが一人飲みも多く、当たりが濃い |
| タワマン周辺の路上 | 店ほぼなし(生活動線) | 通勤・帰宅・お迎えの動線。飲み歩きはほぼゼロ。路上ナンパには不向き |
要は、武蔵小杉で外して張ると一晩ムダにする。駅前で「人多いな」って張り込んでも、流れてるのは帰る人ばっかでほぼ詰む。横須賀線側の小箱に腰を据えて、店の人と地元の人の会話に自然に混ざる。今日それで拾えたのは完全にこのパターンだった。

人が多い=出会えるじゃないんすね。むしろ少ない店のほうが当たると

今日に関してはな。歴史の浅い街は「飲み歩く文化」がまだ薄いから、人混みより小箱が効いた
二軒目の隠れ家バーで、距離が一気に縮んだ
一杯おごってもらった流れで、「もう一軒だけ知ってる店ある」ってサキコが連れてってくれた。これも横須賀線側、さらに奥まったとこにある地下のバー。看板ほぼ無し。完全に常連の店で、こういうとこを案内されると一気に距離が縮む。「自分の街の隠し玉」を見せてくれるって、それなりに気を許してる証拠だからだ。
地下の店はカウンター数席だけの狭さで、自然と肩が近い。サキコは二軒目入ったら少しテンション上がって、武蔵小杉のディープな話をしてくれた。どこのタワマンが住みやすいとか、川崎側まで歩くと一気に雰囲気変わるとか。さっきまでのドライさが、酒でちょっと溶けてきてた。
ここ、わたしの避難所なんですよ。会社で疲れた日に一人で来る


その避難所に俺、混ざっちゃってますけど大丈夫すか
今日は特別(笑) …まあ、嫌だったら連れてこないし

「嫌だったら連れてこない」。この一言で、もう完全にこっちのターンだなとわかった。言い切らずに、ちょっと照れ隠しで目を逸らすあたりがリアルでよかった。狭いカウンターで肩が触れて、「せまっ」って二人で笑って、そのままなんとなく解散しづらい空気になっていく。
…なんか、今日まだ帰りたくないな(笑)


奇遇すね。俺も全滅した分、取り返したい気分なんで
このあとは、まあいつも通り書かない。ちゃんといい雰囲気のまま、いい関係になれた、ってとこでぼかしておく。塩からのスタートだった一日が、最後に横須賀線の地下バーで一気に巻き返した。武蔵小杉、街は読みにくいけど、読めたときのリターンはデカい。
サキコと、その後
別れ際にLINE交換して、その後も普通に続いてる。サキコは返信が早すぎず遅すぎず、こっちの生活リズムを乱さない距離感で、これがまた大人で楽。「次は川崎まで歩いて飲も」って向こうから誘ってきて、武蔵小杉から川崎って意外と歩けるらしく、街の話で一回会う約束ができた。地元愛、やっぱ本物だった。
一個だけ書いておくと、俺はこういう時、相手が嫌がる素振りを見せたらその時点で引く。サキコは終始自分のペースで、嫌なら「連れてこない」ってハッキリ言うタイプだったから、こっちも安心して間合いを詰められた。乗ってこない相手に押し込むのは俺の趣味じゃない。それだけ。
あと正直な話、武蔵小杉みたいな当たり外れのデカい街に賭ける日は、俺はだいたいマッチングアプリも並行で回してる。今日は前半が完全に塩だったから、もしバーで何もなかったら家帰ってアプリでメッセージ拾うつもりだった。街で空振った夜の保険として、アプリで近隣の子と先に約束を作っておくと、出動が一回もムダにならない。武蔵小杉在住の子もアプリには普通にいるしな。
- 余裕のある大人の子が多い印象だから、変な探り合いが少なくてやり取りが楽だった
- 「会う前提」で繋がる空気だから、いいなと思った子とも上品なまま話を進めやすい
- 下見だけなら無料。本気で会いに行くなら、男は有料で動くのが結局いちばん早かった
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街声かけのレポは他にもいくつか書いてる。同じ神奈川なら、隣の川崎で声かけした夜はもっと猥雑で人が濃くて、武蔵小杉とは正反対の街だった。あと港のほうの関内・伊勢佐木町で声かけした夜は、歴史ある飲み屋街ならではの「街に飲み文化が染みてる」やつで、新興の武蔵小杉と比べると違いがよくわかると思う。東京側の張り場をまとめて知りたいなら東京のナンパスポットまとめもどうぞ。武蔵小杉、最初は塩で心折れかけたけど、横須賀線側に賭けてよかった。読めたときのこの街は悪くない。
場の空気を崩す読み物へ。
相席、合コン、飲み会で、隣の席やグループを自然に巻き込む記事を続けて読めます。


