アパレル店員の23歳と、私服を褒められて始まったデート
タップルで出会ったアパレル店員のココ(23)。マッチして最初に来たのが、俺の私服へのダメ出しだった。服を秒で値踏みする子の目と、ノリの良さの裏にあった寂しがりな素。下北の古着屋を一周した一日を、そのまま書いた体験談です。
セレクトショップのアパレル店員PLACE下北沢
現場レポHOOK会う前提の
導線
今回はタップルで会った、アパレル店員のココの話。23歳。タップルは趣味タグで繋がる軽さがあって、若い子が多い。正直、30代の俺は若い土俵だと埋もれがちなんだけど、この回はマッチした瞬間の一言が面白くて、そのまま会うことになった。
マッチして最初に来たのが、俺の私服へのダメ出しだった
タップル体験談の入口、下北沢での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
タップルは「おでかけ」みたいなノリで気軽に会える空気がある。ココとは「古着・カフェ巡り」のタグで繋がった。で、マッチして最初に来たメッセがこれ。
プロフ写真の3枚目、その服、自分で選びました?


え、いきなり? まあ自分で選んだけど…なんか変かな
変じゃないです。ただ、サイズが半分ジャストじゃない。惜しい。会ったら直したくなるやつです(笑)

会ったら直したくなる、って初対面の相手に言う子、初めてだった。でも嫌な感じはしなくて、むしろこの子は服が本気で好きなんだなと伝わってきた。アパレルの店員さんだとプロフに書いてあったから、なるほどなと。

じゃあさ、直し方を直接教えてよ。古着のタグ繋がりだし、下北でも歩く?
いいですね。私が見立てたら、たぶん今より3割マシになりますよ


3割マシって言われてるの、地味に失礼じゃないすか。笑

失礼なんだけど、なんか嬉しそうに言うから許せるんだわ。笑
日曜の昼、下北沢。ココは待ち合わせの俺を上から下まで見た
会ったのは日曜の昼、下北沢。古着屋を冷やかすにはちょうどいい街だ。改札を出たら、ココはすぐ俺を見つけて、近づきながら、もう上から下まで視線を走らせてた。挨拶より先に服のチェックが始まってる。
あ、今日のほうがいい。靴がいいですね。スニーカー、それ何年目ですか


3年目くらい。さんざん履いてるやつ
それが出てます。育った靴って分かるんですよ。新品ピカピカより、そういうののほうが私は好き

ココは喋りながら、ずっと何かを見てた。すれ違う人の服、店先のラック、マネキンの組み合わせ。視線が常に動いてる。職業病なんだろうけど、それが全然いやらしくなくて、純粋に「見るのが好きな人」の目だった。
最初の古着屋で、ココは水を得た魚みたいになった。ラックの間を縫うように歩いて、俺に次々と服を当ててくる。
これ、肩のラインだけ見てください。さっきのジャストじゃない服、これに変えると印象が変わる


お、ほんとだ。なんか俺が3割マシになった気がする
でしょ? 言ったじゃないですか。買わなくていいですよ、見てもらいたかっただけなんで

買わなくていい、見てもらいたかっただけ、というのが、なんかこの子らしいなと思った。売りつけたいんじゃなくて、自分の見立てを誰かに見てほしいだけ。
2軒目の喫茶で、ノリのいい子のテンションが少し落ちた
古着屋を三軒まわって、さすがに疲れたので喫茶店に入った。クリームソーダを頼んだココは、それまでのマシンガンみたいな喋りが、ふっと一段落した。
…私、こうやって誰かと服見て回るの、店の外だとあんまりないんですよ


そうなん? こんなに服好きなのに
好きすぎて、友達と行くと引かれるんです。一着に30分とか平気でかけるから。だいたい途中で「先カフェ行ってるね」って

ストローでクリームソーダをかき混ぜながら言うココの横顔は、店でラックを物色してた時のテンションとは、ちょっと違ってた。明るくてノリがいい子の、ノリで隠してる部分が、クリームソーダの溶けるスピードと一緒にゆっくり出てきた感じだった。

俺は30分でも付き合うけどな。さっきの肩のライン、ちょっと感動したし
……ほんとですか。じゃあ次、コート見てもらっていいですか。私のほうの


立場逆転してるじゃないすか

逆転してるんだわ。俺、ココのコート選びに付き合う流れになった。笑
自分の服を誰かに見てほしい、と言い出したココは、急にちょっとだけ子供っぽくなった。店では人の服を値踏みする側なのに、自分のものになると「どっちがいいと思います?」を連発してくる。さっきまでのプロの目はどこ行ったんだと思ったけど、その慌てた感じが、俺はわりと好きだった。
四軒目で、ココが鏡の前から動かなくなった
喫茶を出て、ココの目当ての古着屋に入った。さっきまで俺に服を当ててた子が、今度は自分が鏡の前に立って、グレーのチェスターコートを羽織ったまま動かなくなった。
これ、二週間前から狙ってて。でも一人だと、最後の一押しができないんですよ


プロでも迷うんだ
自分の服がいちばん分かんないんです。人のは秒で決まるのに

袖を通したり脱いだりを三回くらい繰り返して、そのたびに俺の顔をちらっと見る。値踏みする側だった目が、今は完全に「どう思う?」を聞きにきてる目になってた。

俺さっき、肩のラインで感動させられたからな。同じこと言うわ。それ、ココの肩に合ってる
……じゃあ、買う。アキさんのせいにします


俺のせいかい。笑
レジでコートを抱えたココは、さっき喫茶で見せた静かな顔と、店ではしゃいでた顔の、ちょうど中間みたいな表情をしてた。
その後。古着屋を一周して、解散した
結局その日は、夕方まで下北の古着屋をぐるっと一周して、解散した。お持ち帰り、とかそういう展開には、この日はならなかった。ココが「次は私の行きつけ連れてくんで」と言って、駅で手を振って別れた。
正直、最初に会うまでは「アパレルのノリのいい23歳」って、軽く遊んで終わりそうな先入観があった。でも一日一緒に歩いてみたら、服の話になると止まらないオタクっぽさと、それを引かれてきた寂しさの両方があって、思ってたより話が合った。クリームソーダの喫茶で見た横顔のほうが、店でのテンションより、ずっと記憶に残ってる。
タップルみたいな軽いノリのアプリは、ココみたいに「まず会って、歩きながら喋る」のが得意な子と相性がいい。長文のやり取りで距離を詰めるより、現地でテンポよく動けるタイプ。逆に、じっくり文章で…って人とは噛み合いにくい。自分がどっちのタイプで、どのアプリが合うかは出会えるアプリのランキングに整理してあるんで、参考にしてくれ。
- 余裕のある大人の子が多い印象だから、変な探り合いが少なくてやり取りが楽だった
- 「会う前提」で繋がる空気だから、いいなと思った子とも上品なまま話を進めやすい
- 下見だけなら無料。本気で会いに行くなら、男は有料で動くのが結局いちばん早かった
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連絡先は交換したし、ココからは数日後に「この前のスニーカー、専用のクリーナーあるんで今度持ってきます」と連絡が来た。服の話で始まって、服の話で続いてる。次に会うのは、ココの行きつけの古着屋らしい。今度は俺が3割マシにされる番みたいだ。
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会った後の流れまで、次に読む。
アプリで会ったあとに失速しないように、連絡、待ち合わせ、次のデートへ繋がる記事を置いています。


