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【下北沢ストナン】古着の街で23歳サブカル女子ソラに声かけ→お持ち帰りまで

【下北沢ストナン】古着の街で23歳サブカル女子ソラに声かけ→お持ち帰りまで
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STREET REPORT / 渋谷

古着の街で23歳サブカル女子ソラに声かけ→お持ち帰りまで

古着の街・下北沢に一人で出動した話。狭い路地と小劇場とライブハウスの街で、声かけが一番効かないタイプの個性派女子・ソラ(23)に当たった。チェーンを嫌うサブカル女子に「正解の店」を一個だけ出して、逆張り気質をどう転がしたか。お持ち帰りまでをアキが実況する下北沢ストナン体験談。

下北沢ストナン渋谷読了 14分
01 STREET声をかける02 WALK渋谷で流す03 DRINK店で温度を上げる04 CLOSE次へ運ぶ
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TYPEソラ 23歳
古着屋スタッフ
PLACE渋谷
現場レポ
HOOK声かけから
次の店へ

今日は下北沢に出動してきた話。渋谷から一駅、井の頭線で数分なのに、降りた瞬間に空気がガラッと変わる街。古着屋とライブハウスと小劇場と、やたら多いカレー屋。狭い路地が網の目になってて、歩いてるだけでなんか楽しい。

ただ先に言っとくと、下北はストナンの難易度が高い。理由は単純で、歩いてる子がだいたい「自分の世界」に入ってるから。イヤホンして古着屋を巡ってる、レコ屋で一枚一枚ジャケ見てる、ライブの開演待ちでスマホいじってる。渋谷みたいに「暇つぶしで街ブラしてる女の子」が少ない。みんな目的があって、その目的に没頭してる。声かけが一番ノイズになりやすい街、って言ってもいい。

で、そういう街で当たったのが、古着屋スタッフのソラ(23)。バンドとサブカルが好きで、めちゃくちゃマイペースで、人と同じが嫌いな、いわゆる逆張り気質の子だった。この子の落とし方は、今まで書いた渋谷とか上野とは全然違う種類の話になる。テンションでも勢いでもなくて、「お前、本物なの?」っていう値踏みをどう越えるか。今回はその話です。

Scene 01

下北で声かけが効かない理由と、一個だけ決めた作戦

FIELD MEMO

下北沢ストナンの入口、渋谷での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。

下北沢に着いたのは土曜の夕方。古着屋がまだ開いてて、これからライブって人らがちらほら出てくる、いい時間帯。

下北は何回か来てるから、地理はだいたい頭に入ってる。南口の方の細い路地、本多劇場のあたり、線路沿いの飲み屋ゾーン。当てずっぽうで歩いても効率が悪いから、今日は作戦を一個だけ決めた。「店から出てきた直後の子」を狙う。具体的には、古着屋とかレコ屋から出てきて、次どこ行こうか〜って一瞬足が止まる、あの瞬間。

理由はさっき書いた通りで、下北の子は移動中はほぼ全員「目的モード」に入ってる。歩いてる最中に横入りすると、十中八九うざがられる。でも店を出た直後の数秒だけは、ふっと目的が切れて「次どうしよ」の隙間ができる。そこなら、会話の入り口を作れる。

コウ
コウ

アキさん、なんで下北なんすか?声かけにくそうって自分で言ってたじゃないすか

アキ
アキ

にくいよ。にくいから来た。渋谷で量こなすのに飽きてたんだわ。下北おる子って、ハマると濃いんだよな。趣味が立ってるぶん、刺さると一気に距離縮む。

コウ
コウ

ハイリスクハイリターンってことすか

アキ
アキ

そう。あと普通に俺が古着好きだから、話のネタに困らん。下手な店で量うつより、好きな街で一人当てるほうが、最近は楽しいわ。

もう一個、自分ルールがある。下北では「ナンパ慣れしてる感」を一切出さない。この街の子はそういうのに一番敏感で、「あ、声かけ慣れてるわこの人」って思われた瞬間に終わる。だから渋谷でやるみたいなテンプレの第一声は封印して、その場で目に入ったものから入る。古着屋の街は、それができる。手元のバッグ、足元のスニーカー、持ってるレコ袋。フックがそこら中に転がってる。

明るい友人
明るい友人

お前さ、今日一人で来たんだろ?下北ソロは渋い選択だな。手伝いいる?

アキ
アキ

いや今日はソロでやらせて。下北で二人組の男がウロついてる方が、よっぽど警戒されるって。お前は普通にレコ買っといてくれ。笑

相棒には先に解散してもらった。下北の細い路地で男二人がキョロキョロしてたら、それだけで「ナンパしに来た奴ら」感が出る。この街はソロのほうが圧倒的に動きやすい。一人で古着屋巡ってる男のほうが、よっぽど街に馴染む。

Scene 02

路地で空振り続き。下北は「断られ方」まで個性的だった

で、作戦通り店を出た直後の子を狙って動き始めたんだけど、これがまあ刺さらない。

最初に声かけたのは、有名な古着屋から出てきた、太いパンツの似合う子。「それどこの古着すか、いい感じすね」って手元のバッグ褒めたら、こっちを見もせずに「ありがとうございま〜す」って、流れるようにイヤホンしながら去っていった。塩ですらない。そもそも会話のテーブルに乗ってこない。下北の子の「興味ない」は、無視じゃなくて「処理が速い」。一瞬で「あ、いらない情報」って分類されて、スッと流される。これはこれで、なかなかメンタルにくる。

アキ
アキ

……いや、速っ。塩対応ってより、もう処理されたわ今の。可燃ゴミみたいに分別された。笑

二人目は、レコ屋から出てきた、黒髪ボブの子。レコ袋見て「お、何買ったんすか、ジャケ見せてもらっていいすか」って一番自然な入りで行ったら、これはちょっとだけ立ち止まってくれた。けど、「えー、人に言うの恥ずいやつなんで〜」って、袋をきゅっと抱えて笑いながら逃げられた。嫌な感じはしない。ただ、絶妙に見せてくれない。下北の子は趣味のテリトリーに土足で入られるのを本能的に避ける。レコの中身は、初対面の男に開示する情報じゃないらしい。これは勉強になった。

コウ
コウ

(後で聞いて)レコの中身見せてって、ダメだったんすね。いい入りだと思ったのに

アキ
アキ

な。普通のエリアなら「何買ったの?」は鉄板なんだけど、下北だと逆に踏み込みすぎなんだよ。趣味が深い街ほど、趣味の話は最後に取っとくべきだったわ。

三人目は完全に俺のミス。カレー屋の行列に並んでた子に、「ここ美味いんすか、並んでるってことは当たりすよね」って話しかけたら、連れの女友達がいた。気づくの遅れた。女友達が「え、なに?」って完全に警戒モードで間に入ってきて、二人でそそくさと列の前の方へ。下北は路地が狭いぶん、連れの有無が見えにくい。これは普通に俺の確認不足。

アキ
アキ

連れ見落とすの、初心者かよ俺。下北の路地せまくて、横並びか縦並びか分かりづらいんだって。……言い訳だけど。笑

正直、ここまでで「今日は下北ハズレかもな」って思い始めてた。渋谷なら数で押せば一個は当たるけど、下北は数で押す街じゃない。一発一発が、相手の世界に踏み込む勝負になる。空振りのダメージも、なんか普通のエリアより重い。やってる側の俺が一番、自分の浅さを突きつけられる感じ。

アキ
アキ

下北、難しすぎん?量で押せねえし、一発が全部ガチンコだわ。心、削れる。

Scene 03

古着屋の前で値踏みされる。ソラの「本物なの?」をどう越えたか

流れが変わったのは、南口から少し入った、ちょっとマニアックな古着屋の前。

ガラス越しに店の中を覗いてたら、店から一人、女の子が出てきた。それがソラだった。黒のオーバーサイズのバンドTに、色落ちした太いデニム、足元はボロいけど絶対わざとなコンバース。髪は明るすぎない感じのゆるいパーマで、片耳にだけシルバーのピアスが何個か。明らかに「分かってる側」の格好で、しかもどうやらこの店のスタッフっぽかった。エプロンを外しながら、休憩か上がりか、店先で伸びをしてた。

ここで俺、ちょっと考えた。この手の子に、さっきまでみたいな「それどこの古着すか」は絶対に効かない。スタッフなんだから、古着の知識ではこっちが完全に格下。下手に詳しいフリしたら、一瞬で見透かされる。だから逆に、知らないフリでも詳しいフリでもなく、素直に「客」として聞いた

アキ
アキ

あ、すいません、ここの店員さんすか?さっき外から見てて、品揃え俺の好みすぎて入る勇気なかったんすけど。笑

ソラ

……(ちょっと見て)入る勇気って(笑)なにそれ。古着屋に勇気いる?

ソラ
アキ
アキ

いるって。こういう尖った店、店員さんに「お前そのレベル?」って値踏みされる気がして。今もされてるし。

ソラ

してないって(笑)……まあ、ちょっとしてたけど。

ソラ

ここで「ちょっとしてた」って認めたのが、ソラのキャラだった。隠さない。逆張り気質の子って、社交辞令で「してないですよ〜」とか言わない。思ったことを、ちょっと面白がりながらそのまま出す。この素直さは、こっちも素で返すのが正解。取り繕うと一気に冷める。

ソラはエプロンを丸めながら、俺の格好をスッと上から下まで見た。たぶんスニーカーと、着てるシャツのブランドを一瞬で判定してる。この街のスタッフはそういう目を持ってる。で、

ソラ

その靴、いいやつ履いてんじゃん。にわかかと思ったけど、ちょっと見直した。

ソラ
アキ
アキ

いや今「にわか」って思ってたの、声に出てるから。笑 まあ服だけは好きなんすよ、知識は浅いけど。

ソラ

浅いって自分で言う人、逆に信用できる。詳しいフリする男、この街マジで多いから。

ソラ

これだ、って思った。ソラみたいな子に一番効くのは、「知ったかぶりをしないこと」。下北には詳しいフリをする男が腐るほど来るから、それをやらないだけで一段抜ける。背伸びして専門用語並べるより、「好きだけど浅い」って正直に言うほうが、逆張り気質の子には刺さる。みんなが背伸びする街では、背伸びしないのが一番目立つ。

コウ
コウ

(後日)詳しいフリしない方が良かったって、意外すぎるんすけど。普通アピールするとこじゃ

アキ
アキ

普通のエリアならアピールでいい。でも相手がプロの店員だぞ。知識で勝てるわけないんだから、勝てない土俵には上がらん。負けを認めた男のほうが、ああいう子には新鮮なんだわ。

Scene 04

「チェーンじゃない店、知ってる?」で路地裏の店へ連れ出す

立ち話で5分くらい盛り上がって、ソラがちょうど上がりの時間だってことも分かった。ここで畳みかけずに、一回引いてから誘うのが下北っぽいやり方。

アキ
アキ

上がりなんすね。じゃあ俺、邪魔だな。……っていうのもアレなんで、もしよかったら一杯だけ付き合ってくんないすか。ちゃんとした店、知ってるんで。

ソラ

えー、出た(笑)声かけからの誘い、テンプレすぎ。

ソラ
アキ
アキ

テンプレで悪いっすね。でも一個だけ言わせて。チェーンの店には絶対連れてかないんで。それだけは約束する。

ソラ

……(笑)。なに、チェーン連れてかないって。下北でチェーン行く男、いる?

ソラ
アキ
アキ

いるって。下北まで来てチェーンの居酒屋入る奴、絶対いる。俺はやらないってだけ。

ここが今日の勝負どころだった。逆張り気質の子に「飲み行こ」だけだとテンプレで弾かれる。だから条件を一個だけ足した。「チェーンには連れていかない」。これがソラみたいな子には地味に効く。チェーンを嫌う層に「こいつは分かってる側かも」と思わせる、一番安いカードだから。実際、店の名前を出すより「チェーン行かない宣言」のほうが効く。具体的な店名を出すと「知ってるアピールうざ」になりかねないけど、否定形なら押し付けにならない。

ソラはちょっと考えて、片耳のピアスを触りながら、

ソラ

じゃあ、その「ちゃんとした店」が微妙だったら、即帰るから。

ソラ
アキ
アキ

それでいい。審査されるのは慣れてる。さっきから審査されっぱなしだし。笑

連れていったのは、線路沿いの路地を一本入ったところにある、カウンター中心の個人経営の飲み屋。看板も小さくて、知らなきゃ絶対通り過ぎる。前にたまたま入って気に入ってた店で、料理が無駄に美味い。下北のこういう「知ってる奴しか入れない店」は、逆張り気質の子の心を開けるのに一番効く鍵だと思ってる。チェーンでも有名店でもない、「あなたを連れていくために選んだ」感が出る店。

ソラ

……ここ、知らなかった。毎日この辺おるのに。

ソラ
アキ
アキ

だろ。地元の人ほど、近すぎて入らない店ってあるんすよ。

ソラ

ちょっと悔しい(笑)でも、合格。帰らないであげる。

ソラ

この「店探しからの合流」って流れ、エリアは違えど組み立て自体は前に書いた横浜・野毛で飲み歩いてた子に当たった話と通じるとこがある。土地に詳しい店を一個持ってると、声かけのその先がぐっと楽になる。

Scene 05

カウンターで好きな音楽の話。逆張りの子は「肯定」より「議論」で寄る

カウンターに横並びで座って、ソラはレモンサワー、俺はハイボール。ここからが本番だった。

ソラは飲み始めると、一気に喋るようになった。バンドの話、最近行ったライブの話、好きなレーベルの話。逆張り気質の子の面白いところは、自分の「好き」を相手に肯定されたいわけじゃないこと。むしろ「それはいいよね」って同調されると、つまらなそうな顔をする。ソラが乗ってきたのは、俺が軽く反論したときだった。

ソラ

え、〇〇(バンド名)知らないの?あんなにいいのに。

ソラ
アキ
アキ

名前は知ってる。けど正直、俺はもうちょいキャッチーなほうが好きかな。玄人向けすぎて、俺には早い。

ソラ

はあ?キャッチーとか言っちゃう?(笑)それ一番ダサいやつだよ。

ソラ
アキ
アキ

ダサくていいって。万人受けのどこが悪いんすか。ソラが好きなの、絶対人に勧めにくいやつでしょ。

ソラ

……勧めにくいけど(笑)。でも、分かってない人に勧めたくないだけ。

ソラ

このやり取りでソラの目つきが変わった。同調じゃなくて、ちゃんと自分の意見をぶつけてくる相手。逆張りの子は、議論できる相手にだけ心を開く。全肯定マンは「私のこと何も分かってない」認定されて終わる。だから俺は、要所要所でわざと違う意見を出した。喧嘩にならない範囲で、「俺はこう思う」を混ぜる。そうすると、ソラはむきになって自分の世界を語り出す。語れば語るほど、距離は近くなる。

ソラ

なんかさ、君みたいに言い返してくる人、久しぶり。みんな「いいねー」しか言わないから。

ソラ
アキ
アキ

「いいねー」しか言わない男のほうが、楽でいいでしょ。

ソラ

楽だけど、つまんない。……今のは、ちょっと楽しい。

ソラ

「ちょっと楽しい」が出た。ソラみたいな子のこの一言は、普通の子の「すごい楽しい!」より重い。簡単に言わないぶん、本音だから。

コウ
コウ

えっ、女の子に反論していいんすか?俺、合わせなきゃって思ってました

アキ
アキ

相手によるんだって。盛り上げてほしい子に反論したら最悪。でもソラみたいに「人と違う」が軸の子は、合わせられると逆に冷める。誰に何が効くかは、最初の数分で見極める。

コウ
コウ

むずいっすね、それ……

アキ
アキ

むずい。だから失敗もする。今日も3連続でフラれてからのソラだからな。

カウンターで2時間くらい、好きなものの話で殴り合って、気づいたら肩が触れる距離になってた。狭い店のカウンターは、自然と距離が近くなるのもいい。ソラの「逆張り」の鎧が、酒と議論で少しずつ外れていくのが分かった。

Scene 06

路地裏でいい雰囲気。押さずに、相手のペースで

店を出たのは22時過ぎ。下北の路地は、夜になると昼の賑わいが嘘みたいに静かになる。ライブ帰りの人波も引けて、ぽつぽつ灯る個人店の明かりだけ。

ソラは少し酔って、いつもの「斜めに構えた感じ」が抜けて、わりと素直になってた。線路沿いをなんとなく並んで歩く。

ソラ

ねえ、今日さ、上がったら一人でレコ屋寄って帰るだけのつもりだったんだけど。

ソラ
アキ
アキ

それが、知らん男と路地裏で飲んでる。

ソラ

ね(笑)。自分でもなんでだろって思ってる。普段、声かけてくる人とか一番無理なのに。

ソラ
アキ
アキ

今もちょっと無理?

ソラ

……今は、まあ。許してる。

ソラ

「許してる」っていうソラの言い回しが、この子らしくて良かった。「楽しい」とも「好き」とも言わない。あくまで上から、面白がりながら、でも本音は隠さない。

ここで俺は、ガツガツ詰めなかった。逆張りの子に「この後どうする?」って圧をかけると、たぶん反射で「帰る」って言う。だから選択肢の出し方を、ソラが「自分で選んだ」感じになるように振った。

アキ
アキ

さっきの店の音楽、悪くなかったでしょ。うちにもうちょいまともなレコあるんだけど、聴く?無理ならここで解散でいいけど。

ソラ

え、レコで釣るの?ださ(笑)

ソラ
アキ
アキ

ださくていいって。で、どうすんの。

ソラ

……。一枚だけ。微妙だったら、ほんとに帰るから。

ソラ

「微妙だったら帰る」が、最初に店を選んだときと同じ口癖だった。ソラはずっと自分に主導権を残しておきたい子なんだと思う。だから俺は、最後まで決定権を相手に渡しておいた。押して取る子じゃない。「自分で決めた」という形を残すと、逆張りの子は動く。

アキ
アキ

結論だけ言うと、そのままいい雰囲気になって、お持ち帰りは成功。ここから先は、いつも通り省くわ。笑

毎回しつこく書いてるけど、これは合意のある大人同士の話。ソラはずっと自分の口で「一枚だけ」「微妙だったら帰る」って線を引いてた子で、その線が消えたのを確認してから進んでる。逆張り気質の子は「ノリ」で流されるのを一番嫌うから、相手が自分の意思で頷いたかどうかを、こっちが一番慎重に見る。そこを読み違える奴は、そもそもこういう子に手を出しちゃいけない。酔って判断が鈍ってる相手に押すのも、当然なし。

Scene 07

その後。ソラのキープと、声かけが刺さらない日の話

ソラとはその後も、ゆるく続いてる。逆張り気質の子との連絡は、追わない・ベタつかない・たまに刺すがコツ。毎日「おはよう」みたいなのを送ると、一番うざがられるタイプ。代わりに、間を空けて、相手の趣味のど真ん中を一個だけ刺す。「このバンドのライブ来週下北来るらしいよ」みたいな、ソラが食いつくネタを、忘れた頃にポンと投げる。

俺は会った子のことを毎回メモってて、ソラの欄には「逆張り・全肯定NG・議論で寄る・チェーン嫌い・連絡は薄く刺す」って書いてある。記憶力ないんで、こうやって取説作らないと次に会うとき事故る。笑 このへんの連絡の温度感は、相手のタイプが違っても基本は同じで、前に声かけ後のLINEの追い方に書いたのと一緒。既読即長文をやらない、追いすぎない。逆張りの子は特に、追われた瞬間に冷める。

ソラ

この前の店、また行きたい。あと、こないだ言ってたバンド、結局ちょっと聴いた。悔しいけど良かった。

ソラ
アキ
アキ

ほら見ろ。素直に良かったって言えるじゃん。

ソラ

調子乗らないで(笑)。一回だけだから、認めるの。

ソラ

最後に、今日の現実的な話も書いとく。下北はリターンがデカいぶん、ハズレの日はとことんハズレる。今日もソラに当たるまで、3連続で空振ってる。処理されるみたいに流されて、レコは見せてもらえず、連れを見落として警戒される。下北みたいな「数で押せない街」は、出動した日に必ず一人当たる保証なんてどこにもない。古着屋を一周しても、誰にも刺さらずに終わる日は普通にある。

そういう「街に立っても刺さらない日」のために、俺は母数を稼ぐ保険を別で持っておくようにしてる。要するにマッチングアプリ。声かけって、その日の街にいる子・その日の自分のコンディション・タイミングっていう運の要素がデカすぎて、これ一本に賭けると精神的にきつい。アプリは家でスワイプしてるだけで母数だけは積み上がっていくから、「今日は街がダメでも、明日アポが一個ある」状態を作っておける。下北で3連続フラれても折れずに4人目に行けたのは、正直、別ルートの保険があるからってのもデカい。リアルの声かけとアプリは、どっちかじゃなくて両方回すと一番安定する。アプリ別の比較は、ちゃんと紹介できる準備ができたらまた書く。

下北みたいな個性が立った街は、刺さる子に当たったときの濃さが、他のエリアと全然違う。趣味が深いぶん、ハマったときの距離の縮み方が速い。逆張り気質の子の落とし方は、テンションでも勢いでもなくて、「背伸びしない・全肯定しない・決定権を渡す」。この三つだけ覚えとけば、サブカルの街でも戦える。…って、格言っぽくなったな。やめとくわ。笑 声かけの組み立てそのものに自信がない人は、前に書いた落とし方の設計図も合わせて読んでみてくれ。

NEXT ROUTE

渋谷の次の動きまで見る。

声をかけた後、どの街でどう流すか。場所選びと飲みの入口に近い記事を並べています。

気になった動線から、そのまま次の記事へ。関連記事