夏フェスで24歳と意気投合→終演後にいい雰囲気→お持ち帰り
真夏の野外フェスで会ったアパレル店員のヒナ(24)。開放的でフレンドリーだけど尻は軽くない、フェス常連の子と、好きなバンドかぶりから一緒に芝生を回って、終演後の駅までの帰り道でいい雰囲気に。クラブとも路上とも違う、野外イベントの距離の縮み方をアキが実況する。
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今日は夏フェスに行ってきた話。音楽が目的の8割、残りの2割は…まあ、言わなくても分かるよな。笑
先に言っとくと、フェスのナンパってクラブとも路上とも全然違う。暗い箱でテンションと勢いで持っていくのがクラブなら、フェスはカンカン照りの芝生で、半日かけてじわじわ仲良くなる感じ。一日中いるから時間はたっぷりあるし、音楽っていう共通の好きが最初から転がってる。声かけのハードルが、街より一段も二段も低い。
ただ、ひとつだけ最初に釘を刺しとく。フェスは酒の場でもあるから、ベロベロに酔ってる子に絡んで連れ出す、みたいなのは俺は一切やらない。というかそれはナンパじゃなくてただの卑怯者だ。今日の話も、ちゃんと自分の足で立って、自分で喋れてる子と、ノリで仲良くなって連絡先交換して…っていう、健全な範囲の話。そこは絶対なんで、最初に書いとく。
で、今日会ったのはアパレル店員のヒナ(24)。フェス常連で、音楽がガチで好きで、開放的でめちゃくちゃ話しやすい。でも、ちゃらいかって言われると全然そうじゃない。開けてるのと尻が軽いのは別なんだ、って改めて思い知らされた一日だった。
フェスは「出会いの場」として、実はかなり優秀
フェスナンパの入口、現場での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
まず前提の話を少しだけ。フェスって、ナンパスポットとしてめちゃくちゃ優秀なんだわ。
理由は単純で、みんな最初から機嫌がいいから。好きな音楽を、好きな場所で、一日中浴びてるわけで。仕事帰りの疲れた顔の街中とは、そもそもの表情が違う。あと開放的な野外で、半袖で、汗かいて、みんなどっか無防備になってる。警戒のメモリが、街より明らかに低い。
それから時間。フェスは朝から晩まで、長いと10時間くらいある。街のナンパが「数秒〜数分の勝負」だとしたら、フェスは「半日かけて何度も顔合わせる」ゲーム。一回挨拶した子と、フードエリアでまた会って、ステージ前でまた会って…って自然に再会できる。この”何度も顔を合わせる”が効くんだ。

フェスってグループで来てる子が多くないすか?女の子だけのグループに男が一人で突っ込むの、結構勇気いる気が…

そこな。フェスのグループは、街の2人組より話しかけやすいんだよ。みんなテンション上がってるから、絡まれるのに慣れてる。ただし”がっつくと一発で警戒される”のも一緒。だから最初はノリだけ、用件は持たない。

用件を持たない…?

「連絡先ください」を最初に出さないってこと。フェスは”その場のノリで一緒に盛り上がった”が先。連絡先はぜんぶ終わった後の、おまけみたいなもん。
ちなみに俺は今日、相棒のリョウと二人で来てた。フェスは一人より二人がいい。グループの女の子に絡むとき、男一人だと「ナンパだ」って構えられるけど、男二人で「いやー暑いっすね」くらいから入ると、なぜか警戒が薄まる。人数のバランスって地味にデカい。

俺ら、半分は音楽聴きに来てるからな。ナンパ”も”する、くらいの温度がちょうどいい。ギラギラしてる男、フェスだと一番浮くから。

それな。会場でナンパ目当てオーラ出してる奴、だいたい女の子に避けられてる。笑
会場での動き方。物販・フード・芝生がチャンス
フェスのどこで声をかけるか、って話。結論、ステージ前の最前は向いてない。みんな音楽に集中してて、爆音で会話なんか成立しないし、そもそもそこは”音楽ガチ勢の聖域”だから、絡むと邪魔者でしかない。
狙い目はもっと外側。具体的にはこの3か所。
ひとつ目がフードエリア。みんな並んでるし、待ち時間で手持ち無沙汰だし、食べ物っていう共通の話題が転がってる。「それ何頼んだんすか、うまそう」は、フェスだと全然不自然じゃない。
ふたつ目が物販。並んでる列で、相手のTシャツとか持ってるタオルでバンドが分かる。「あ、それ◯◯のグッズっすよね、今日出ます?」で、好き同士なら一瞬で会話になる。共通の”好き”があるって、こんなに楽なんだなって毎回思う。
三つ目が芝生・休憩エリア。ステージとステージの合間、みんな芝生でダラっと休んでる。日陰でビール飲んでる女の子グループの隣に、たまたま座る。これが一番自然。座って、なんとなく目が合って、「次、誰目当てっすか?」くらいから。

差し入れ作戦とか、ベタだけど効くんすか?

場所取りのとき「日陰ここ空いてますよ」とか、ドリンク列で「氷もらえる店あっちっすよ」とか、”小さい親切”は効く。けど、いきなり酒奢ろうとすんのは逆に引かれるから気をつけろ。下心が透ける。

情報をあげるのが一番いいんだよな。トイレ空いてる場所、給水所の場所、次のステージの良いポジション。フェス慣れしてる感を出すと、それだけで頼られる。
この”暗い箱で一気に”じゃない動き方は、六本木のクラブでナンパした時の話と比べると、ほんと真逆で面白い。クラブは数十分の瞬発力、フェスは半日のスロー戦。どっちが楽かは人によるけど、俺は会話で詰めるのが好きだから、フェスのほうが性に合ってる。
で、今日のヒナとの最初の接点は、物販の列だった。
ヒナのグループに、好きなバンドかぶりから絡む
物販の長い列に並んでたら、前にいた女の子3人組のうち一人が、俺がまさに今日一番楽しみにしてたバンドのTシャツを着てた。去年のツアーの、ちょっとレアなやつ。
これは話しかけるしかない。

あ、それ去年のツアーTっすよね。俺もそれ行きました、武道館の。
え、武道館いたんですか!?あれヤバかったよね(笑)アンコールの最後の曲で泣いた


わかる、あれは反則。今日もトリで来るから、また泣くやつでしょ。
泣く泣く(笑)てか今日のためにTシャツこれにしたんでめっちゃテンションいま高い

これがヒナだった。テンション高くて、声がよく通って、笑うとき肩から動く。アパレルやってるって後で聞いたけど、たしかに人前に出る仕事の話し方だなって感じの、人懐っこさがあった。
ここで大事なのは、列だけの会話で終わらせること。物販の列を抜けたら、一回ちゃんと別れる。「じゃ、トリ楽しみましょ」くらいで、さらっと離れる。ここで連絡先聞いたり居座ったりすると、「あ、ナンパか」ってスイッチが入る。フェスは長い。焦らなくていい。一回別れても、絶対また会えるから。

えっ、せっかく盛り上がったのに離れるんすか!?もったいなくないすか

もったいなく見えるだろ。でもフェスは”引き際”がデカいんだわ。一回いい感じで別れると、次会ったとき向こうも「あ!」ってなる。粘着しないだけで好印象なんだよ。
案の定、3時間後。フードエリアで、ヒナのグループとばったり再会した。向こうが先に気づいて、手振ってきた。
あー!武道館の人だ(笑)ねえさっきの2ステージ目見た?ヤバくなかった


見た見た、ベースの人ソロ長すぎて笑った。あれ何分やってたの。
長かった(笑)途中で友達が飽きて座り込んでた

一回別れて、また会う。この再会のときには、もう”さっきの続き”から始まる。初対面の探り合いが要らない。これがフェスの強さで、街の一発勝負じゃ絶対に作れない空気なんだ。
一緒にステージを回って、半日かけて距離を詰める
フードエリアで再会してからは、なんとなく流れで一緒に動くことになった。次のステージ、好きなバンドがまたかぶってたから。「じゃあ一緒に行きます?」って言い出したのは、向こうの友達のほうだった。グループの空気って、一人と仲良くなると全体が緩む。
ここからが、フェスナンパの本番。一緒に音楽を浴びる時間そのものが、距離を詰めてくれる。
同じ曲で盛り上がって、同じところで「うわ来た!」って顔を見合わせて、サビでなんとなく肩がぶつかって。会話で頑張らなくても、音楽が勝手に二人の体験を共有させてくれる。これは映画館とか、スポーツ観戦に近い。隣で同じ感情になる、っていうのがデカい。
ねえ次の曲たぶんあれだよ、イントロ来たらわかる


お、当てる気だ。外したらジュース奢りな。
いいよ(笑)…ほら来た!当たった、奢って奢って


早ぇな当てんの。笑 わかったわかった、後でな。
曲を当てっこして、外したら奢り、みたいなしょうもない賭けが、フェスだと妙に楽しい。これが渋谷の路上だったら成立しない、その場限りの軽さ。フェスのテンションが、会話のハードルを全部下げてくれてる。
途中、給水所でヒナがこんなこと言った。これがちょっと、この子を見直した瞬間。
あたしさ、フェスでこうやって人と喋るのは好きなんだけど、その場でホイホイついてくタイプじゃないんで、そこは(笑)


お、急に予防線。笑 いいよ別に、俺も音楽9割で来てるし。残り1割は…まあ、いい曲一緒に聴ける人がいたらラッキーくらい。
その温度感、ちょうどいいわ(笑)ガツガツされんのが一番冷めるから

これ、めちゃくちゃ大事なこと言ってる。開放的でフレンドリーな子ほど、”軽く見られる”のを警戒してる。フレンドリー=誰にでもついてく、じゃない。むしろ、人懐っこいぶん、そこを線引きしてる子は多い。だから俺は、ここで一気にギアを上げない。あくまで”音楽仲間”の顔のまま、半日を過ごす。
このへんの「相手の警戒を読んで、押すタイミングを間違えない」っていうのは、結局どこのナンパでも一緒で、前に落とし方の設計図の記事でも書いた。場所がフェスだろうがアプリだろうが、相手のテンポに乗れるかどうか。これがぜんぶなんだよな。

フレンドリーな子のほうが簡単そうに見えて、実は線引きしっかりしてるんすね…

そうそう。明るい=チョロいは大間違い。明るい子こそ、たくさん声かけられてるから目が肥えてる。だから”ガツガツしない男”は、それだけで珍しがられるまである。
終演後の流れ。混雑の駅まで、自然に二人になる
トリのバンドが終わって、会場全体がフワッとした余韻に包まれた頃。あたりはもう暗くなってて、みんな満足げに帰り支度を始めてた。
フェスナンパの勝負どころは、実はここ。終演後の、駅までの帰り道。会場から駅まで、何千人が一斉に歩くから、めちゃくちゃ混む。歩く速度も遅い。この”だらだら一緒に歩く時間”が、最後のチャンスになる。
ヒナのグループは、駅の方向が俺らと一緒だった。自然と、ぞろぞろ一緒に歩く流れに。混雑で歩いてるうちに、グループの友達二人は少し前を歩いてて、なんとなく俺とヒナが後ろに二人、みたいな並びになってた。狙ったわけじゃない。人混みがそうさせた。
あー、終わっちゃった。毎回さ、トリ終わった瞬間のこの寂しさ何なんだろうね(笑)


わかる。祭りのあと感な。明日からまた普通の生活かと思うとな。
それそれ(笑)あたし明日も普通に店出勤だし、現実つらい


アパレルだっけ。土日出れないと逆にフェス来れないやつだ。今日よく休めたな。
今日のために1ヶ月前からシフト調整したもん(笑)執念

ここで初めて、連絡先の話をした。半日一緒にいて、別れる直前。これがフェスの正しい順番だと俺は思ってる。最初に連絡先を聞くと”ナンパの道具”扱いだけど、半日一緒に音楽浴びた後だと、”また会いたい知り合い”の連絡先になる。同じ行為でも、意味が全然違う。

次のフェスの情報とか流すわ。連絡先だけ交換しとこ。今日のセトリの話、まだ全然できてないし。
あー、いいよ。セトリ語り、付き合える人少ないから助かる(笑)

…てか、今日まだ帰るには早くない?(笑)

これは、向こうから来た。俺が誘ったんじゃない。半日かけて、ガツガツせず、線引きを尊重して、音楽仲間として過ごした結果、向こうが「まだ帰りたくない」を先に出してくれた。これが、押して連れ出すのと、向こうから来てもらうのの違い。後者のほうが、後腐れも罪悪感もない。

(小声で)お前、なんもしてないのに向こうから誘われてんじゃん。笑

(小声で)”なんもしない”を半日やった結果だよ。お前は友達ちゃんと送ってけよ。笑
ヒナの友達二人は「あたしら明日早いから帰るね、ヒナまた連絡して〜」って、ニヤニヤしながら駅で別れていった。女子グループのこの”察し”の良さ、毎回ありがたい。笑
余韻のまま、いい雰囲気に。でも合意がすべて
友達と別れて、ヒナと二人になった。まだフェスの熱と余韻が、二人とも残ってる状態。駅前の、ちょっと落ち着いた立ち飲みみたいな店に入って、今日のセトリの答え合わせを延々やった。
「あの曲やると思わなかった」「アンコールの一曲目で鳥肌立った」「ベースソロ長すぎて途中スマホ見た」。同じ体験をしたばっかりの二人だから、話が無限に出てくる。これがフェスで出会う一番の強みで、“今日この場所にいた”っていう共有体験が、もう何よりの共通点になってる。初対面の壁とか、もうとっくに無い。
酒が入って、ヒナの笑い方がさらに緩んできた頃。カウンターの横並びで、肩が触れる距離で。お互い、今日一日の流れで、なんとなくこの後の空気は分かってた。
今日さ、朝は普通に友達と来ただけだったのに、なんでこうなってんだろ(笑)


武道館Tシャツのせい。あれ着てこなかったら俺話しかけてないし。
じゃあこのTシャツのおかげか(笑)えらいわ、自分

で、いい空気のまま、「この余韻、もう少し続けてもいい?」って、ほんと軽く聞いた。押し付けじゃなく、ヒナが嫌なら「だよね、今日は楽しかった」で普通に解散するつもりだった。フレンドリーな子ほど、ノリで流されたくない瞬間があるから、そこは絶対に確認する。
ヒナは、グラスの縁を指でなぞって、ちょっと笑って、「…うん。今日はもう、現実に戻りたくないし」って言った。

結論だけ言うと、そのままいい雰囲気で、お持ち帰りは成功。ここから先はさすがに省くわ。笑
毎回しつこく書いてるけど、これは合意のある大人同士の話。相手がちゃんと自分の意思で「いいよ」って言ってる状態が大前提。フェスは酒の場だからこそ、ここは人一倍シビアにいく。少しでも相手が酔っ払って判断つかなそうだったら、俺は絶対に手を出さない。ちゃんと喋れて、ちゃんと笑ってて、ちゃんと自分で選んでる。それを確認できなきゃ、その時点で「今日は送ってくわ」で終わり。そこを履き違える奴は、そもそもフェスに来る資格がない。
その後。フェスは年に数回だから、母数はアプリで埋める
ヒナとはその後も、ゆるく続いてる。フェスで会った子との連絡って、最初の話題に困らないのがいい。「次の◯◯フェス行く?」「このバンドの新譜やばいよ」みたいに、音楽っていう共通言語があるから、会話が自然に転がる。
この前は楽しかった(笑)次のフェス、一緒の日程だったら行こうよ。今度はちゃんと最前で浴びたい


行こ行こ。次はベースソロ、二人で限界まで付き合うか。
ただ、正直に言うと、フェスってナンパの場としては”効率は良くない”。だって年に数回しかないから。今日みたいに上手くいく日もあれば、誰とも縁がない日もある。一日かけて0、なんてのもザラ。これは趣味込みで楽しめるからやってるだけで、純粋に出会いの数を稼ぎたいなら、フェスだけに頼るのは無理がある。
このへんは前に書いたアウトドアの趣味コンの話とも共通してて、ああいう”趣味でつながる”出会いは、質はいいけど母数が少ない、っていう弱点がある。だから俺は、普段の出会いの母数はマッチングアプリで埋めてる。そっちで日常的に数を回しつつ、フェスとか趣味コンは”当たったら最高”のボーナスステージ、くらいの位置づけ。この使い分けがハマると、出会いの数も質も両立できる。アプリ自体のちゃんとした比較は、紹介できる準備ができたらまた別で書くわ。
会った後の連絡の詰め方そのものは、相手がフェスで会った子だろうが、アプリの子だろうが、結局おなじ。会った直後にベタベタしすぎない、既読即長文をやらない、向こうのペースに合わせる。このへんは会った後のLINEの追い方の記事に書いたのと全く同じだから、興味あったら読んでくれ。
クラブの瞬発力、路上の一発勝負、アプリのじっくり。出会いの場はいろいろあるけど、フェスは”音楽の感動を共有しながら、半日かけて自然に仲良くなる”っていう、他にない良さがある。汗だくの芝生で意気投合した子は、なんか特別な思い出になるんだよな。…次のフェスも、ちゃんと音楽を9割で楽しみつつ、行ってくるわ。笑
現場の次の動きまで見る。
声をかけた後、どの街でどう流すか。場所選びと飲みの入口に近い記事を並べています。


