アポ当日にばっくれ3連発くらった夜の供養
アポ当日にドタキャンとばっくれを立て続けに3連発くらった夜の供養。今から行く、のまま音信不通。店で30分待ってブロック。昼に「ごめん体調が」。相手を責めずに、自分のヨミの甘さも込みで乾いた笑いにするレア体験談。マッチングアプリのドタキャンあるある。
複数PLACE渋谷
現場レポHOOK現場感を
そのまま読む
今日は勝った話でも落とした話でもない。ドタキャンとばっくれを、一晩で3連発くらった話を供養させてくれ。笑
ナンパとかアプリって、会えなかった話はあんまり表に出てこない。みんな「お持ち帰りしました」みたいな勝ち報告ばっかり書くからな。でもリアルは、会う前に消える子のほうが全然多い。その日の俺は、まあ見事に消えられた。三人連続で。
しかも一人じゃなくて、時間差で次々に。LINEの通知が来るたびに「うわ、こいつもか」ってなる、地獄の数珠つなぎ。先に言っとくと、誰も悪人じゃない。悪いのはたぶん、俺のヨミの甘さ。供養しながらそこも反省する。笑
そもそも俺、けっこうドタキャン体質を引く
ドタキャン地獄の入口、渋谷での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
自慢じゃないが、俺はドタキャンを引く星のもとに生まれてる気がする。
打率でいうと、アプリで「会いましょう」までいった子の、体感3〜4割は当日までに消える。これ、たぶん俺だけじゃなくて、アプリやってる男なら全員うなずくやつ。マッチした数とか「いいね」の数で浮かれてると、当日この現実に殴られる。
その日は珍しく、夜の予定が綺麗に三段構えになってた。本命が一人、保険が一人、ダメ元が一人。…書いてて性格の悪さが出てるけど、ドタキャン慣れしてる男は、自然とこういう散らし方になる。一人に全張りしないのが、傷を浅くする唯一の防御だから。

アキさん、一日に三人とアポ入れてたんすか。欲張りすぎでは…

違う違う、時間ずらしてんの。19時、21時、あわよくば終電後。…って説明すると余計ヤバいやつに聞こえるな。笑

聞こえるっす。完全に聞こえるっす。
で、この日。俺は「今日は誰かしらとは会えるだろ」って、わりと余裕ぶっこいてた。三枚も持ってんだから一枚は当たるだろ、と。
…この余裕が、フラグだった。三枚全部スカ引いた男の話、聞いてくれ。
1人目。「今向かってます」のまま、地球から消えた
一人目は、タップルで2週間くらいやり取りしてた子。仮にAとしとく。24歳、アパレルの販売員って言ってた。やり取りはずっと軽快で、スタンプの趣味も合うし、向こうからも「早く会いたいですね」って言ってくる。正直、ほぼ確定だと思ってた。本命ってのはこの子。
待ち合わせは19時、渋谷のハチ公。18時45分に「もう着いてます〜」って俺から送ったら、すぐ既読がついて、
ごめんなさい、今駅出たとこです!ちょっとだけ待っててもらえます?


全然待つよ。急がなくていいからね、危ないし
ありがとうございます!すぐ行きます

ここまでは完璧だった。完璧すぎた。「すぐ行きます」を信じて、俺はハチ公前で待った。
19時10分。来ない。 19時20分。来ない。 19時30分。…来ない。
「すぐ」から30分が経過してた。LINEを送る。

どのへん?俺いまハチ公の真ん前の柵んとこにいるよ
既読がつかない。さっきまであんなにレスポンス早かったのに、ぴたっと既読が止まった。10分待つ。つかない。20分待つ。つかない。
ハチ公前、待ち合わせの聖地だから、周りはみんな無事に合流していくわけ。「おまたせー」「おそいよ〜」みたいなのが、俺の左右でずっと成立してる。その真ん中で、俺一人だけが、来ない人を待ってる。あの孤独、経験ある人いると思う。
結局、その子からの既読はその夜つかなかった。翌朝も、翌週も。「向かってます」を最後に、Aは俺の人生から消えた。生きてるならいい。マジで事故とかじゃないならそれでいい。…って思うことで、自分を保った。笑

えぐ…「駅出たとこ」まで言って消えるの、いちばん精神えぐるやつじゃないすか

そうなんよ。最初から「行けません」のほうがまだ優しい。希望持たせてからの音信不通は、ボディーブローよ
後から冷静に考えると、たぶんAは最初から来る気がなかったか、来る途中で「やっぱ違うな」ってなったか。どっちにしろ、駅まで来た足を止めるくらいの何かが、向こうにはあったんだろう。それを責めても何も戻ってこない。会う前の俺なんて、向こうからしたら画面の中の文字だしな。
…とか言いつつ、この時点ではまだ余裕があった。だって保険が一枚残ってる。「まあAはダメだったけど、21時の子がいるし」。そう思って俺は渋谷から、次のアポ先へ移動した。残り二枚を信じて。
会ったあとのLINEの追い方は前にデート後のLINE術の記事で散々書いたけど、会う前に消える子には、そもそもその術を使うチャンスすら来ない。ドタキャンは、土俵に上がる前に不戦敗くらうようなもんなんよ。
2人目。21時の子は、20時55分に「ごめん体調が」
二人目、仮にB。ペアーズで知り合った27歳の、看護師さん。シフトの合間に会えるって話で、21時に恵比寿のバルを予約してた。
俺は20時半に恵比寿着いて、店の前で時間を潰してた。Aで一回死んでるから、念のため20時40分に「予約しといたよ、〇〇ってお店ね」ってLINEを入れた。これがよかった……と思いたい。20時55分、返信が来た。
ほんとごめんなさい、さっきから急に頭痛がひどくて…今日ちょっと厳しいかもです


あー、無理しないで全然大丈夫。看護師さん激務だもんね。ゆっくり休んで
優しい…ほんとすみません。落ち着いたらまた連絡します

…で、もう分かると思うけど、「また連絡します」の連絡は来てない。今のところ未来永劫。笑
これさ、Aの「消える」とは種類が違うんだよな。Bのほうは、ちゃんと一報入れてくれた。当日キャンセルではあるけど、ばっくれてはいない。連絡くれただけ、人としてはずっと誠実なわけ。だから俺も本気で怒れない。本当に頭が痛かったのかもしれないし、急に気が乗らなくなったのを「頭痛」に変換しただけかもしれない。どっちでも、もう確かめようがない。
ただね、店の前で「優しい…」って褒められながらキャンセルされる、あの状況。優しさを発揮した結果、何も残らないっていう。予約だけがそこにある。

予約どうしたんすか、それ

一人でカウンター入って、一杯だけ飲んで出た。店員に「お連れ様は…?」って聞かれて「あ、一人です」って言う時のあの感じ、味わってほしい。笑

不憫すぎるっす…
正直、この二人目で結構メンタル削れた。一人目は「向こうが悪い」で片付けられるけど、二人目まで重なると「あれ、これ俺になんか問題ある?」って思い始める。やり取りの段階でなんか地雷踏んだか、って過去のLINEを遡って読み返したりして。…で、別に何もない。普通に楽しくやり取りしてた。ただ、会う日になると人は変わる。それだけ。
ドタキャンって、される側はどうしても自分を責めがちなんだけど、相手の都合とか気分の比重のほうが圧倒的に大きい。これは何度くらっても言い聞かせてる。会う前のキャンセルの大半は、こっちのせいじゃない。そう思っとかないと、アプリは続けられない。
それでも、この時の俺にはまだ三枚目があった。「終電後、空いてたら」って言ってた、ダメ元の子。本命と保険が両方落ちた以上、もうこのダメ元に全部を懸けるしかない。溺れる者がワラをつかむみたいに、俺は三枚目にLINEした。これが、地獄のトドメだった。
ちなみに、こういう「会えるか会えないか分からない子」の脈の見極めは、放置されないLINEの追い方の記事にも通じる話で、レスの温度って意外と当てになる。…なるはずなんだけど、この日はその読みも外した。笑
3人目。「行けたら行く」を信じた俺が悪い
三人目、仮にC。これはもう、半分は俺の自業自得。
Cは数日前にマッチしたばかりの子で、まだ全然やり取りも浅い。「今度ごはん行きましょ」「いいですね、行けたら行きます〜」くらいの、ふわっとした温度。…この「行けたら行く」を、本命と保険が散った焦りで、俺は勝手に「行ける」に脳内変換してた。
23時すぎ、終電近く。俺はダメ元でLINEした。

もしまだ起きてて、ふらっと一杯くらいなら、いま渋谷おるよ。無理なら全然スルーして
え、まじですか(笑)ちょっと考えますね


おう、考えて〜。ダメならまた今度で
行けたら行きます!

「行けたら行きます」。…完全な社交辞令。今なら分かる。当時の俺は、二連敗で判断力が死んでたから、この社交辞令に最後の希望を乗せてしまった。
そこからの俺、我ながら情けないんだけど、渋谷のセンター街のはずれで、Cからの「やっぱ行きます」を待ってたわけ。23時40分。来ない。「考えますね」から進展ゼロ。送ろうか迷って、「催促はうざいよな」と思ってやめて、また待って。終電を一本見送って、もう一本見送って。
結局、Cから「行きます」は来なかった。来るわけない。「行けたら行く」は、丁寧な「行かない」だったんだから。それを分かってて待ったの、完全に俺の問題。誰のせいでもない。Cはなんも悪くない。むしろ既読つけて「考える」って返してくれただけ偉い。

……アキさん、それは。それはさすがに自分でも分かってたやつでは

分かってた。分かってたんだけど、二連敗した男は正常な判断ができないの。実験で証明できる。笑

ギャンブルで負けてるおっさんと一緒じゃないすか…

それ言うな。図星すぎてキツい。笑
気づいたら、深夜のセンター街に一人。本命に消えられ、保険に頭痛で振られ、ダメ元の社交辞令を真に受けて終電を逃した男が、ぽつんと立ってる。三枚持ってた手札が、一晩で全部めくれて、全部スカ。ロイヤルストレートフラッシュの真逆。
…笑うしかなかった。実際、その場で一人で笑った。深夜に一人で笑ってる男、完全に危ない人なんだけど、もうそうするしかなかったんだわ。
嵐が去って、牛丼食いながら考えたこと
終電を逃したので、始発まで時間を潰すことになった。深夜の渋谷で行くとこなんて限られてて、結局、松屋でカウンターに座って牛丼を食ってた。供養の牛丼。
食いながら、なんでこうなったかを冷静に振り返った。怒りはもう無くて、ただ反省だけがあった。三人とも、客観的に見れば「よくあること」なんだよな。
A(本命・販売員)は、来る気はあったけど途中で萎えたパターン。これはもう運。誰にでも起きる。 B(保険・看護師)は、激務職の当日キャンセル。むしろ連絡くれたぶん良心的。 C(ダメ元・学生)は、そもそも俺が「行けたら行く」を読み違えただけ。自滅。
で、共通して言えるのは、会う前の関係なんて、想像以上に脆いってこと。画面の中で何往復やり取りしようが、相手にとって俺はまだ「会ったことない人」。優先順位は、その日の体調とか気分とか、リアルの友達の誘いとかに、簡単に負ける。当たり前なんだけど、マッチした嬉しさで忘れがちなんだよな。
(翌日、一応来た)昨日はほんとごめんなさい。また今度埋め合わせさせてください


いえいえ、体調大事に。落ち着いたらまたね
…一人だけ、翌日に謝罪が来た。Bだけは。結局その「また今度」も流れたけど、一言あるだけで印象は全然違う。ばっくれた子のことは正直もう思い出さないけど、ちゃんと連絡くれた子のことは、こうやって記事に「良心的だった」って書けるくらいには覚えてる。連絡一本の差は、でかい。
ここで一個だけ言っとくと、俺はドタキャンした子たちを晒したいわけでも、責めたいわけでもない。名前も職業もぼかしてるのはそういうこと。供養はするけど、中傷はしない。だって俺だって、誰かにとっての「ドタキャンした側」になったこと、絶対あるからな。お互い様の世界よ、これ。
乾いた学び。ドタキャンは”事故”だから、確率で受ける
で、この地獄の夜から、俺が学んだ(というか諦めた)ことをいくつか。教訓ぶる気はないんで、ただの自衛のメモだと思って聞いてくれ。
ひとつ。ドタキャンは、もう”事故”としてカウントする。雨みたいなもん。降る日は降る。傘さして耐えるか、降りそうな日は予定を分散させるしかない。一人に全張りしないってのは、結局これ。三枚持ってた俺の散らし方、性格は悪いけど、戦略としては間違ってなかった。…まあその日は三枚全部濡れたけど。笑
ふたつ。当日の昼に、一本だけ確認のLINEを入れる。「今日21時、楽しみにしてます〜」くらいの軽いやつ。これで生きてるか死んでるかが昼の時点で分かる。昼に既読スルーされる子は、夜ほぼ来ない。早めに分かれば、その枠に別の予定を入れ直せる。Bが20時40分の確認で20時55分に返してくれたのも、確認入れてたからこそ。夜になって店の前で初めて気づくより、何倍もマシ。
みっつ。「行けたら行く」は「行かない」と訳す。これはもう辞書に載せてほしい。社交辞令を脈ありと読むと、Cの夜みたいに終電を逃す。脈の見極めは大事だけど、それ以前に、ふわっとした言葉を都合よく解釈しないこと。読みの精度の話は落とし方の設計図の記事にも書いたけど、いちばん最初にやるのは「期待値を盛らない」ことだったりする。
そして大前提として、母数。身も蓋もないけど、ドタキャンが3〜4割あるって分かってるなら、やり取りしてる絶対数を増やすしかない。一人としかやり取りしてなかったら、その一人に消えられた瞬間、その夜はゼロ。何人かと並行で進めてれば、誰かは生き残る確率が上がる。だから俺は、出会いの間口を狭めない派。アプリは複数走らせとくし、新しいマッチも切らさない。…ガツガツしてるように聞こえるけど、これは攻めじゃなくて、ドタキャンで全滅しないための保険なんよ。

なんか、めちゃくちゃ前向きにまとめてるけど、要は三人に振られた夜の話っすよね

やめろ。供養なんだから前向きに締めさせてくれ。事実は事実だけど。笑

牛丼、うまかったすか

……うまかった。深夜の松屋、なんであんなにうまいんだろうな。それだけがその夜の収穫だわ。
ちなみにこの記事を書いた数日後、Aから半年ぶりにいいねが飛んできた。たぶん向こうは俺のこと覚えてない。アプリのおすすめにまた俺が出てきただけ。…どうしようかな、これ。笑 懲りずにまた、ドタキャン地獄に足を突っ込むのか、俺は。
会えた日の話ばっかりが目立つけど、その裏でこういう夜が何十回もある。それがリアル。ドタキャンくらって落ち込んでる人がいたら、「アキも一晩で三連発くらってたな」って思い出してくれ。母数だ、母数。お互い、めげずにいこう。
ちなみに、ドタキャンとは逆に「会ってみたら想像と違ってむしろ良かった」みたいな夜の話はこの回に書いてる。落ち込んだ日は、こういう当たりの日の話でも読んで、気分上げ直してくれや。笑
この流れの次に読む記事。
読み終わったあとに動きやすいように、連絡、街での流し方、次の場づくりに近い記事を置いています。


