Pappyの料金と使い方無料でどこまで見えて、有料にした夜に何が変わったか
Pappy(パピー)は無料でどこまで見えて、有料にした夜に何が変わるのか。課金画面に出た17,400円と3ヶ月プランの払い方、決済の経路で違う料金の幅、カレンダーで日程が決まる流れを、28歳・歯科医院受付のサナと木曜14時のカフェで会った実例つきで書いた。
歯科医院の受付PLACE恵比寿
現場HOOK現場感を
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17,400円。日曜の夜23時過ぎ、Pappy(パピー)の課金確認の画面に出てた数字がそれで、俺は布団の上でその数字を10秒くらい眺めてた。ゴールド会員、3ヶ月プラン、カード決済。指が止まった理由は高いからじゃなくて、ひとつ前の画面に、向こうから届いた一通が開いたまま待ってたからだわ。
Pappyは無料で登録できて、無料のまま中を見て回れる。ただし男は、メッセージのやり取りが有料会員になってから動く。だから「無料でどこまで見えるか」と「払った夜に何が変わるか」の2つが、このアプリの使い方のほぼ全部になる。今日はその2つと、俺が払った3ヶ月ぶんの中身と、そのカレンダーで木曜14時に会った28歳の話。Pappyで会うのは、この子で3人目。
無料で開けた画面と、開かなかった画面
登録は無料で、名前はニックネーム。電話番号でSMS認証をして、年齢確認は免許証を撮って送る。ここまでで金は一円もかかってない。年齢確認が通るまで少し待つんで、その間に自分のカレンダーに直近2週間の空きを入れて、探すタブを開いた。
一覧に並ぶのは写真と年齢と、ひと言。誰かを開くと、写真の下に自己紹介があって、その下にカレンダーがある。丸がついてる日が、その人の「この日なら会える」で、俺はPappyの中身はこの丸が全部だと思ってる。丸が平日の夜に並ぶ人、土日の昼にだけある人、週に1個の人。自己紹介を読む前に、その人の一週間の形が見える。
無料でできるのは、この閲覧といいねまで。いいねは押せるし、向こうからも返ってくればマッチは成立する。俺は年齢確認が通ったその日曜の夜に、丸が木曜の夜に並んでる29歳のプロフにいいねを押して、返ってきた。ここまで全部、無料。
で、開かなかった画面がメッセージ。マッチの通知と一緒に届いた一通を開いて、返信欄を押したら、先にプランの一覧が出た。ゴールドとVIP、いちばん短いのから12ヶ月まで。無料の範囲は要するに「誰がいつ空いてるか、までは見える」で、その先の一言が有料側にある。この線がはっきりしてるのが、良くも悪くもこのアプリだわ。

無料でマッチまで行けるんすね。俺、その時点で満足して寝そうっす

そうすると、向こうの一通が開いたまま朝になる。俺は寝れなかった。笑
有料にした夜。23時過ぎの課金画面から、10分で木曜が決まった
その一通の中身は、「木曜の20時なら」だった。あいさつでも自己紹介でもなく、日程。相手は外資系メーカーでマーケをやってる29歳で、カレンダーの丸は木曜の夜にだけ並んでた。読めるのに返せない状態で、俺はプランの一覧を上から下まで2往復した。
選んだのはゴールドの3ヶ月。ブラウザ版でカードの番号を入れて、確認画面の17,400円を見て、購入を押した。押した瞬間に何かが派手に変わるわけじゃない。返信欄に文字が打てるようになった、それだけ。で、その「それだけ」から先が速かった。
「木曜20時で」と返して、白と泡のどっちから始めるかを聞いて、街は恵比寿。マッチから10分で、会う日と時間と街が決まってた。その夜のやり取りと、木曜のワインバーの一部始終は木曜20時に恵比寿のワインバーで会った回に書いてある。あの回は「会った話」として書いたけど、今日の話の中では「払った夜に何が変わったか」の実例ってことになる。
変わったのは、メッセの向きだった。払う前の俺のアプリのやり取りは、会話を切らさないことが目的になって、日程をいつ切り出すかで毎回だらだらしてた。アプリの流れを6つの工程に割った回で言えば、やり取りからアポ打診に進む3つ目の工程で、俺はいつも詰まってた人間だわ。Pappyは相手の丸が先にあって、払った瞬間からその丸に向かって言葉が進む。「何を話そう」が「木曜どうする」になる。この向きの違いが、俺がこのアプリに払ってる理由のほぼ全部で、逆に言うと、丸のない人としか話さないなら払う意味は薄い。
払った週にもう1人、やり取りした子がいて、その子とは丸がどうしても噛み合わないまま終わった。向こうは土日の昼、こっちは平日の夜。噛み合わないなら噛み合わないで、宙ぶらりんにならずに終わるのも、払ってから分かった変化のひとつ。
料金の表と、俺の払い方
料金の形はこう。登録も閲覧もいいねも無料で、メッセージから先が有料会員。プランはゴールドとVIPの2種類で、期間が長いほど月あたりが下がる。数字は決済の経路で少し違って、ブラウザ版のカード決済がいちばん下、App Storeがいちばん上、Google Playがその間にいた(ストアの表示を見たのは2026年9月2日)。だから幅で書く。
| 項目 | 無料でできること | 有料で開くこと(ゴールド会員) |
|---|---|---|
| 登録・SMS認証・年齢確認 | ○ | ○ |
| 探す・プロフとカレンダーの閲覧 | ○ | ○ |
| いいね・マッチ | ○ | ○ |
| メッセージのやり取り | ×(返信欄でプラン一覧が出る) | ○ |
| 1ヶ月プラン | — | 6,800〜7,500円 |
| 3ヶ月プラン | — | 17,400〜19,400円(月あたり5,800〜6,500円弱) |
| 6ヶ月プラン | — | 31,000〜34,400円 |
| 12ヶ月プラン | — | 40,800〜45,400円 |
| VIP会員 | — | 1ヶ月16,800〜18,000円/3ヶ月42,600〜47,400円 |
| 別売りオプション | — | シークレットモード 月890円/プライベートモード 月480円(ストア表示) |
| 女性 | 基本無料 | — |
俺はブラウザ版のカード決済で、3ヶ月の17,400円を払った。月あたりにすると5,800円。ちなみに同じゴールドの3ヶ月でも、アプリ内課金だとiPhoneが19,400円、Androidが18,800円で、ブラウザから入ると2,000円くらい違う(公式の特定商取引法の表示で2026年9月11日に確認)。俺がわざわざブラウザで払ったのは、これが理由だわ。前にPappyのレビューで「月1万円前後の目安」と書いたのは、ゴールドとVIPをまとめて丸めた数字で、ゴールドだけで見ると、いま画面に出てる数字はそれより下にある。VIPは1ヶ月で1万円台の後半からで、俺はそっちには入ってない。シークレットモードは別売りで、俺は普段から入れてる派。そのあと3ヶ月が切れて、月曜の朝に画面のどこが閉じてどこが残ったかは、更新日が来て、返信欄だけが閉じた回に書いた。
3ヶ月にした理由は単純で、1ヶ月だと、丸が噛み合わない子を1人挟んだだけで月が終わる絵が見えたから。3ヶ月あれば、噛み合わない相手を挟んでも次の丸に間に合う。実際その通りになって、いまの3ヶ月の中で、噛み合わなかった子が1人、会えた子が3人。木曜20時、日曜8時に蔵前でモーニングを食べた回の31歳、それと今日の木曜14時。

3ヶ月で17,400円。飲み会でいうと、ちょうど3回ぶんすね

で、その3回ぶんで3人。俺の飲み会3回より打率いいのが、ちょっと悔しい。笑
払う前に知っといてよかったことがひとつ。有料会員は自動更新で、更新日より前に解約の手続きをしないと、次の期間がそのまま始まる。退会と解約は別の手続きで、ストア決済で入った人はアプリを消しただけだと課金が生きてることがあるんで、ストアの購読管理から止める。俺は3ヶ月目の更新日を、自分のカレンダーの丸の隣に入れてある。次も続けるかは、そのときの丸の数で決めるつもりで、いまのところ丸は減ってない。
- カレンダー機能で「会える日」から話を進められるから、だらだらメッセで終わりにくい
- シークレットモードがあるから、身バレを気にせず気になる子だけとやり取りできる
- 年齢確認と監視体制がしっかりしてる。真面目に会いたい大人向けの空気だった
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カレンダーで会う流れ。木曜14時、28歳のサナと武蔵小山
使い方の実例として、3人目の話をする。相手は28歳、目黒の歯科医院で受付をやってるサナ。写真は、喫茶店のカウンターで文庫本を開いてる横顔と、水色の制服の袖が少しだけ写った手元の2枚。自己紹介は2行で、「歯医者の受付です。木曜と日曜が休み。平日は19時半まで動けません」。
カレンダーを開いたら、丸は木曜に全部ついてて、あとは土曜の夜に2つ。俺の空きと重ねると、残るのは木曜の昼。夜型の俺に平日の昼の初対面って発想はなかったけど、丸がそこにしかないなら、そこに合わせるのがこのアプリの使い方だわ。いいねを押して、翌朝に返ってきて、俺の一通目がこれ。

カレンダー見ました。木曜、昼からでも大丈夫ですか?
大丈夫です。14時から


決まるの早。笑 場所、希望あります?プリンのある喫茶店だと俺が喜びます。
武蔵小山。あります(笑)

マッチから日程と街まで、往復2回。向こうの文字数は合計で30字いってない。返事は短いのに、日程の返事だけは1分で返ってくる。この時点で「予約を取るのが仕事の人だ」ってのは、なんとなく分かってた。
当日の木曜。8月の終わりで、駅を出た瞬間に日差しが痛い。武蔵小山の商店街は屋根つきのアーケードで、13時50分にその入り口の日陰に、白いワンピースの人が立ってた。写真より髪が長い。片手に文庫本。目が合ったら、先に小さく頭を下げられた。
……どうも。暑いですね


どうも。早いっすね、まだ10分前。
5分前に着く人が、いちばん好きなので

受付の人の好みだ、と思った。喫茶店はアーケードの脇道にあって、昭和のまま時間が止まったような店。窓際の2人席に向かい合って、アイスコーヒーとプリンを2つずつ。プリンが来るまでの5分、サナはほとんど喋らない。ただ、気まずい沈黙じゃなくて、メニューの端を指でなぞりながら、こっちの質問を待ってる沈黙だった。

受付って、一日なにしてんの。電話?
電話と、予約表と、痛い人の顔を見る仕事。みんな、痛くなってから来るので(笑)

電話は1日に何十本もあって、その全部が「いつ空いてますか」から始まるらしい。空いてる枠を探して、埋めて、キャンセルが出たら待ってる人に電話して、また埋める。それを朝8時半から19時までやってる人が、休みの日にPappyのカレンダーを開いて、木曜に丸を置いてる。日程の返事が1分で返ってきた理由は、聞かなくても分かった。

返事は3文字なのに、日程だけ秒で返ってくるの、なんなのって思ってた。
空いてる枠、埋めないと気持ち悪い(笑)

職業病だ。俺の木曜は、枠として処理されたらしい。プリンは固めで、カラメルが苦めで、サナはそれを縁から几帳面に崩していった。俺が笑ったとき、目線が一瞬だけ口元に来たのは、たぶん気のせいじゃない。
最後に歯医者行ったの、いつですか


……2年くらい前?
予約、入れます?


早い早い。笑 それ、サナさんの店で?
うちは来ないでください。カルテ、見ちゃうので(笑)火曜の19時なら、近くにいい先生がいます

俺の歯医者の予定が、初対面の30分で決まった。しかも俺の意思は、ほぼ挟まってない。この人の一週間の中で木曜がどういう精度で回ってるかは、この30分でだいたい分かった。
16時に店を出て、アーケードを端まで歩いた。日陰が続くから、8月でも歩ける。サナは惣菜屋の前で足を止めて、コロッケを2個買って、1個をこっちに渡してきた。「夕方のコロッケは罪」と言いながら、自分の分は3口で消えてた。揚げたてだったので、というのが本人の言い分だった。
17時、アーケードの裏に16時から開いてる立ち飲みがあって、そこで1杯だけ。サナはレモンサワー、俺はホッピー。明日は8時半から受付だから19時には帰る、というのも本人が先に決めた。終わりの時間が決まってる飲みは、逆に濃い。話が横道にそれない。
木曜、いつもは何してるんですか


昼まで寝て、夕方から仕事の続き。今日は寝なかった。
えらい(笑)

褒めるハードルが低い。19時、店の前。サナは文庫本をトートに戻しながら、こっちを見ないで言った。
次、木曜。14時。同じ店で


俺、まだ誘ってないんだけど。笑
埋まる前に入れました(笑)

改札まで送られて、俺は目黒線で帰る。サナは歩いて帰れる距離らしい。別れ際に「歯医者、聞いときますね」ともう一回言われて、それがその日いちばん長い文だった。ここから先は、まだ何もない。2回目の木曜が、先に決まってるだけ。
向いてる人・向かない人を、俺の3ヶ月で言うと
合ってたのは、日程を先に決めたい俺の性分。メッセを続けるのが得意じゃなくて、会う日さえ決まれば当日でどうにかするタイプなんで、丸に向かって話が進む仕組みは、そのまま俺の弱いところを埋めてくれた。3ヶ月で3人と会えたのは、俺の腕というより、この順番のおかげだと思ってる。
合わなかったのは、俺の予定が読めない週。仕事が詰まって丸を置けない週は、探すタブを眺めるだけで終わる。丸のない俺は、向こうから見たら「会う気のない人」で、いいねも返ってこない。自分のカレンダーを埋められない週は、払ってても止まる。ここは仕組みの弱点じゃなくて、俺の週の弱点だわ。
あと、都内を離れたときの薄さ。先週、出張先の駅前のホテルで開いたら、直近に丸がある人が数えるほどしかいなかった。これは会員の数の話で、俺にどうこうできる話じゃない。都内に戻ったら、普通に戻った。

俺、木曜の14時とか、絶対に寝てるっす

普段は俺も寝てる。丸がそこにしかなかったから起きた、それだけ。
次の木曜も、14時から始まった
LINEに移ってからも、サナの返事は短いままだった。俺が5行送ると、返ってくるのは「はい」「了解」「(笑)」のどれか。ただ、日程に触れた瞬間だけ違う。歯医者の件は、その木曜の夜のうちに返ってきてた。
火曜19時、取れました。駅前の歯医者さん。目黒線で2駅


行くって言ったっけ、俺。笑
言ってない(笑)でも空いてたので

火曜。2年ぶりの歯医者は、思ってたより痛くなかった。小さい虫歯が1本見つかって、次の予約を取ってから帰った。待合室で、俺は受付の人の手元を見てた。電話を取って、予約表をめくって、「木曜は休診なので、金曜の……」と空きを探してる。サナが毎日やってるやつ。丸が木曜にしかない人の木曜が、どれだけ貴重な枠なのかは、待合室の椅子でなんとなく腹に落ちた。
サナとは、Pappyのカレンダーの木曜の丸から始まった。俺の木曜の昼が、こういう使われ方をするとは思ってなかった。
- カレンダー機能で「会える日」から話を進められるから、だらだらメッセで終わりにくい
- シークレットモードがあるから、身バレを気にせず気になる子だけとやり取りできる
- 年齢確認と監視体制がしっかりしてる。真面目に会いたい大人向けの空気だった
18歳未満(高校生を含む)はご利用いただけません。登録には年齢確認が必要です。本コンテンツには広告(PR)が含まれます。
で、木曜。14時に同じ喫茶店で、同じ窓際で、プリンを2つ。サナはこの日、文庫本を持ってなかった。
歯医者、どうでした


小さいの1本。次の予約も取られた。笑
痛くなる前に見つかるのが、いちばん安いので(笑)

プリンの縁を、彼女はこの日も几帳面に崩してた。3ヶ月後の検診の話になって、俺が「それも取られるの」と聞いたら、スプーンを止めて、少しだけ考えて、それから初めてこっちを見て言った。「それは、自分で取って」。取り方は知ってるでしょ、と付け足して、彼女は残りのプリンを2口で食べた。
この流れの次に読む記事。
読み終わったあとに動きやすいように、連絡、街での流し方、次の場づくりに近い記事を置いています。


