他県にて地元の女性とマッチングサイトで出会う
大学卒業を機に、地元を離れ、以来ずっと他県で生活をしてきました。
それなりに地元愛はあるのですが、そこまでこだわりはなく、全国津々浦々、場合によっては海外で生活することになったとしても、特に抵抗感はありません。
俗にいう、「どこでも生きていける奴」的な私ですが、孤独はどうにも耐えられません。
とりわけ、恋人のいない生活というのは、本当に厳しいです。
長年付き合った彼女と別れ、毎日が本当に地獄でした。
友達と飲みに行っても、カラオケに行っても、心から盛り上がることができません。
そんな私を元気づけようとしてくれる友人に申し訳ない気持ちにもなったりなんかして。
こういう時って、どういうわけか、地元に無性に帰りたくなるんですよね。
実家でのんびり過ごすことで、自然とリフレッシュできるものです。
ですが、この時の私は、仕事の関係でそれができず、精神的にいっぱいいっぱいでした。
そんな中、ふと目に留まったのが、マッチングサイト。
前々から気にはなっていたのですが、当時は恋人もいたし、なんというか、どこか胡散臭い気持ちもあったため、実際に利用するようなことはないと思っていました。
ですがこの時の私は、孤独感がピークに達しています。
ついでに性欲も。
とにもかくにも、彼女を必要としており、大至急何とかしなければなりませんでした。
というわけで、いざ実践。
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マッチングアプリ実践。
最初のうちは、何から手を付けていいのかわかりませんでしたが、
徐々に慣れていき、複数人の女性とやり取りができるまでに至りました。
で、ですよ。
その中にびっくりするくらい運命的な女性がいまして・・。
私の地元と全く同じ出身の女性がいたんです。
しかも、踏み込んでいくと、中学と高校も同じでして・・。
結果、お互い知っている者同士でした。
同じクラスになったことは一度もなかったのですが、お互い、なんとなーくその存在自体は知っていて・・。
まさかまさか、他県にて、地元出身者と出会うことができるという展開には、正直かなり驚きましたよ。
ただ、一つ懸念していたのが、もしかして、これが盛り上がりのピークになってしまわないか、ということです。
あまりにも、ドラマチックな出会いをしてしまうと、その後の恋愛がなんとなくダレてしまって、すぐに別れてしまう、なんてことありますよね。
確かスピードという映画で、そんなこと言ってた気がします。
つまりあんな展開になってしまわないか、一瞬懸念してしまったわけです。
ですが、その心配は全くの杞憂に終わりました。
まず、地元が同じというのは、何にも代えがたい、最強の武器になります。
地元の話でいくらでも盛り上がれるため、話題に困ることがないんですよね。
ちなみにですが、これがもしも、地元で出会っていたら、そこまで大きな武器とはなりません。
あくまでも他県にて、地元出身者と偶然出会う、というのがミソなのです。
これは狙ってできるようなものではなく、完全に運によるものです。
他県という、若干の不安さも残る場所で、地元出身者と出会える喜びと言ったらもう。
さて、初めて会うことになった日ですが、この日は一生忘れないでしょうね。
すでに相手がどんな人なのか、ほぼほぼわかっているため、そこまで緊張感はありません。
卒業アルバムを確認して、どんな子なのかも大体わかっています。
めちゃくちゃ美人、というわけではありませんが、愛嬌があって、優しい感じの子です。
実際に会ってみても、それは同じで、高校を卒業して数年間の間に、ずいぶんと大人びてはいましたが、とても魅力的な方でした。
服は清楚な感じで髪の毛は黒髪に少し茶色味がかったロング。
肩の空いた服から見える白い肌が最高で、いい香りもしました。
そして、その日のうちに自宅に招き、そしてやることはやりました。
もうなんというか、初めて会うような感じじゃなかったんですよね。
何年も前から知っているかのような、そんな間柄で、ここから普通の男女が踏むであろうステップ（数回のデートを重ねて、やっとこさ肉体関係に至るみたいな）は、むしろ仰々しい感じがしたんです。
なので、お互い何の抵抗もなく、普通に手を握り合い、そしてその日のうちに身体を重ね合っていました。
身体の相性も抜群で、持ち前の愛嬌もあって一生懸命奉仕もしてくれて、その不慣れな感じも全て最高で・・気付いたら果てていました。
他県で地元出身者と出会えれるというのは、本当に幸せなことです。
しかし繰り返しになりますが、これは狙おうと思って狙えるものではありません。
○○会、みたいな感じで、地元出身者同士で集まる会もあるにはありますが、そういうので出会ったとしても、今回のような新鮮さ、ときめきは感じなかったことでしょう。
ちなみにですが、出会ってから３年が経ちましたが、今でも彼女とは付き合っています。
当初懸念していた、盛り上がりのピークも全く衰える感じもなく、いまでも右肩上がりの上昇線を描いています。
いやほんと、いくらでも話すことがあって、いくらでも盛り上がるポイントがあるんですよね。
何度か一緒に地元にも帰りましたし、とにかく彼女といる時間が本当に楽しいのです。
けんかをすることもありますが、そのたびに、この運命的な出会いを思い出すと、自然と謝る気持ちになれるんですよね。
それは相手も同じようで、要するに私たちの相性は抜群であるということなのです。
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