27歳アパレルバイヤーの品ある女子を雑貨屋から夕方→お持ち帰り
自由が丘で出会った27歳アパレルバイヤーのマユ。スイーツと雑貨の女性街で、男一人だと一発で浮く。雑貨屋でギフトの相談を入り口に、品があって本音を出さない大人女子と、夕方の緑道から二軒目へ。勢いの効かない街で、大人の女の子をどう開かせたかの自由が丘ストナン体験談です。
アパレルバイヤーPLACE自由が丘
現場レポHOOK声かけから
次の店へ
今日は自由が丘に出動してきた話。…なんだけど、先に白状しとくと、自由が丘って俺がいちばん苦手なタイプの街なんだわ。
理由は単純で、女性の街だから。スイーツ屋とカフェと雑貨屋がずらっと並んでて、歩いてるのもカップルか女子グループか、ベビーカー押したママ。そこに男が一人でぼーっと突っ立ってると、もうそれだけで浮く。渋谷とか新宿の「誰が何してても気にされない」感じが一切ない。声をかける前に、まず「不審者に見えない」をクリアしないと始まらない街なんだよな。
だから今日は、いつもの「とりあえず声かけまくる」をやらない。自由が丘で27歳の品のいい子を一人、ちゃんと連れ出すまで。勢いが効かない街での、ちょっと面倒くさい立ち回りの話です。
自由が丘で「男一人が浮かない」言い訳を先に用意する
自由が丘ストナンの入口、自由が丘での空気、会った後の動きまで。場面ごとの温度を拾いながら、アキの現場感をそのまま読む記事です。
自由が丘に着いて、駅前のロータリーをぐるっと見て、やっぱりな、と思った。スクランブル交差点みたいに人が雑多じゃない。みんな目的があって歩いてる。買い物か、カフェか、待ち合わせか。手ぶらでうろついてる男は、俺くらいしかいない。笑
こういう街で「すみません」って急に声かけると、相手の頭に最初に浮かぶのは「え、なに、勧誘?」なんだよ。おしゃれな街ほど、変なキャッチも多いから、女の子の警戒はむしろ高い。だから自由が丘では、声をかける側に”ここにいる理由”があると全然違う。
で、今日の俺の言い訳はこれにした。姪っ子の誕生日プレゼントを買いに来た叔父さん。実際、姉貴に子供がいるのは本当だし、来月誕生日なのも本当。雑貨屋で「女の子へのプレゼント、見る目が無くて困ってる」っていうのは、自由が丘では最強に自然な状況なんだわ。店に入ってる時点で不審じゃないし、女の子に意見を聞く理由も完璧にある。

え、わざわざプレゼント買う設定まで作るんすか。回りくどくないっすか?

渋谷ならいらん。でも自由が丘で手ぶらの男が急に話しかけたら、それだけで「は?」だから。街に合わせて入り口を変えるだけ。

なるほど…街でやり方変えんの、考えたことなかったっす。
時間帯も大事で、自由が丘は夜が早い。雑貨屋もカフェも、20時には閉まる店が多い。歓楽街みたいに「夜になればなるほど人が増える」じゃなくて、夕方がピークでそこから人が引いていく。だから狙うのは昼過ぎから夕方。暗くなる前に勝負を決めて、二軒目は自分が用意しておく。これが自由が丘の時間割。
ちなみに同じ「おしゃれ大人の街」でも、中目黒は川沿いをすれ違う流れで声かけられるけど、自由が丘は店の中が主戦場になる。前に中目黒・代官山で声かけた話も書いたけど、街が変わると入り方が丸ごと変わるのが面白いとこ。
マリクレール通りを下見。狙いは「一人で目的買いしてる子」
入り口の設定は決めた。次は誰に声かけるか。自由が丘で歩いてる女の子は、ざっくり三種類いる。①女子グループ、②カップル、③一人で買い物してる子。②は論外として、①の女子グループって意外と難しい。盛り上がってるとこに突っ込むと「ナンパだ」って即バレして、ネタにされて終わる。
だから狙いは③の一人で目的を持って買い物してる子。これがいちばんいい。一人ってことは待ち合わせまで時間があるか、完全に自分の時間。しかも目的買いしてる子は趣味がはっきりしてるから、話の取っかかりが作りやすい。
マリクレール通りから緑道のほうへゆっくり歩きながら、店のウィンドウ越しに中をチラ見していく。雑貨屋、古道具屋、北欧系の食器の店。…で、一軒の雑貨屋で見つけた。
カウンターでもなく、棚の前で、マグカップを一個ずつ手に取ってはじっと見てる子がいた。落ち着いたベージュのセットアップに、髪はゆるくまとめてて、明らかに服にこだわってる感じ。バタバタしてない。一個一個ちゃんと吟味してる。手の動きが丁寧で、あ、この子は”見る目で買う”タイプだなって分かった。

…うん、あの子だな。急がず、まず同じ棚に行く。
ここで焦って横からいきなり話しかけない。まず自分も自然に店に入って、隣じゃなくて一個離れた棚から見る。同じ空間にいる時間を先に作る。いきなり「すみません」じゃなくて、店の客同士の距離感に一回なってから。自由が丘の品のいい子は、距離をいきなり詰める男に対して防御がめちゃくちゃ硬い。だから助走をつける。

いきなり行かないんすね。じれったくないっすか。

じれったい。笑 でも、ここで雑に行ったら一発で終わる子だから。助走30秒の我慢。
マグカップ越しに、最初の一言を「相談」で置く
棚を一つ挟んで、俺もマグカップを手に取った。で、ほんとに困ってる顔で、独り言半分・相談半分くらいのトーンで声を出した。ナンパの第一声じゃなくて、困ってる客の質問として。

あー…これ、姪っ子へのプレゼントなんですけど、女の子のセンス分からなすぎて。これ、子供っぽく見えます? それともアリですか?
……(ちらっと見て)何歳の子ですか?

来た。完全に塩、ではない。でも一切笑わない。距離を測ってる。品のいい大人女子は、最初こうなんだよ。下北の古着の子みたいに値踏みでツッコんでくるわけでもなく、ただ静かに、必要最低限で返してくる。ここで俺がガツガツ行くと、即シャッターが下りる。だから俺もテンション上げない。相談の続き、として喋る。

来月で8歳です。…って言っても、8歳が何欲しいのか分からなくて。叔父、無力で。笑
8歳ならマグより…(少し考えて)こっちの、絵が描いてあるお皿のほうが喜ぶと思いますよ。マグだと、たぶん使わない


あー、たしかに。即答すぎて頼もしいな。詳しい人だ。
…仕事で、こういうの見るので(笑)

ここで初めて、ちょっとだけ「(笑)」が出た。仕事の話に触れた瞬間、ほんの少し力が抜けた。品のいい子って、口説かれるのは警戒するけど、自分の得意分野で頼られるのには案外ほどける。俺が下心むき出しで褒めてたら、ここは出てこなかったと思う。

仕事で? なんか、そういう物選ぶ系の?
アパレルなんですけど、雑貨の買い付けもやってて。…だから、つい見ちゃう


バイヤーさんか。じゃあ俺、今めっちゃ正しい人に聞いてるな。お皿、それにします。プロのお墨付き出たし。
これでマユ(27・アパレルバイヤー)と、ようやく客同士の会話が成立した。名前はまだ知らない。けど、「物の良し悪し」っていう、この子が一番喋りやすい土俵に乗れた。自由が丘の声かけは、こうやって相手の趣味・専門が入り口になると一気に楽になる。逆に容姿いじりから入ると、品のいい子ほど引く。
会計が終わって店を出る。ここで切れるか繋がるか
お皿をレジに持っていって、会計してもらう。…で、この瞬間がいちばん難しい。買い物の用事が済んだら、もう一緒にいる理由がなくなる。マユも自分の買い物をして、たぶんこのあと予定がある。普通ならここで「ありがとうございました」で解散。
でも俺は、店の外に出たとこで、用事が終わった素のテンションのまま、軽く続けた。重くしない。「連絡先を」とかまだ言わない。

ほんと助かりました。一人で来てたら絶対マグ買って失敗してた。…あ、自由が丘ってよく来るんですか? 詳しそうだから。
わりと来ます。家、近くはないけど…雑貨見るのが好きで(笑)


わかる気がする。さっきの選び方、好きなんだろうなって感じだった。…じゃあ、もう一個ずうずうしいんですけど。せっかくプロが居るんで、姪っ子に何かもう一品、ラッピング用の小物とか見たくて。この辺で、もう一軒だけいい店あります?
え(笑)…まだ買うんですか


どうせなら、ちゃんとしたの渡したくて。…案内、ダメそうならここで全然いいです。一人で迷うだけなんで。
「ダメそうならここで全然いい」は本気で言ってる。品のいい子に圧をかけると、その瞬間に冷める。引き際を先に見せておくと、逆に警戒が緩む。「この人、無理に連れてこうとしてない」って伝わると、判断する余裕ができる。
マユは少し黙って、スマホで時間を見て、「……一軒だけ、なら。すぐそこなんで」って言った。乗り気100%、じゃない。でも、ナシでもない。この「半分」の状態を無理にこじ開けないで、相手が自分で頷くのを待つのが、大人女子のいちばん大事なとこだと思う。

「ダメなら解散」って言って、ほんとに解散になったら勿体なくないっすか?

なる。けど、無理に粘って連れてっても、その後ずっと相手が身構えるからな。気持ちよくOKさせたほうが、結局その先が早い。
喫茶店で、専門の話から「素のマユ」が出てくる
マユが連れてってくれた二軒目の雑貨屋は、最初の店より渋い品揃えで、ラッピング用の麻紐とか古い包装紙が並んでた。マユが「これ、子供っぽくなりすぎないし良いですよ」って一個選んでくれて、俺はそれも買った。この時点で、もう完全に”一緒に買い物してる二人”になってた。声をかけてからここまで、自然な共同作業を一個挟むと、距離が一気に変わる。
その店を出たとこで、外がそろそろ夕方に傾いてきてて。俺は流れのまま続けた。「付き合ってもらったついでに、ちょっとだけ座って休まない? いい喫茶店知ってるから」。マユは「もう一軒の流れで」くらいのテンションで、今度はそんなに迷わず頷いた。一回OKを出した相手は、二回目のハードルがぐっと下がる。
連れてったのは、緑道から一本入ったとこにある、古い喫茶店。チェーンのカフェじゃなくて、ネルドリップで淹れる、カウンター5席くらいの渋い店。これも狙いがあって、マユみたいな”物の良し悪しで生きてる子”は、こだわりのある店に弱い。インスタ映えのカフェより、ちゃんと旨いコーヒーを丁寧に出す店のほうが、この子には刺さる。
案の定、店に入った瞬間マユの目が変わった。豆の棚とか、マスターのドリップの手元を見てる。
……ここ、いい店ですね。よく知ってますね、こんなとこ


前に一回フラッと入って、旨かったから覚えてた。映えとかじゃないけど、コーヒーは本物。
…そういうの、ちゃんと分かる人なんだ(笑)意外

「意外」が出た。最初は俺のこと、ただの軽い男だと思ってたんだろうな。そこの予想を一個外すと、品のいい子は急に距離を縮めてくる。大人女子は「思ってたのと違う」が効く。テンションで攻めるより、価値観の一致を一個見せるほうが、この層にはずっと効く。
コーヒーが来てから、話はずっと”物”の話だった。マユが買い付けで地方の作家を回る話、いいと思って仕入れたのに全然売れなくて凹んだ話、逆に趣味で置いた変な皿がバカ売れした話。好きなことと仕事の愚痴になると、最初のあの硬さが嘘みたいに喋る。声もちょっと大きくなって、笑い方も崩れてきた。
…私、初対面でこんな自分の仕事の話しないんですけど。なんでだろ


俺が聞き上手だから。…って言うと嘘くさいな。たぶん、皿の話が普通に面白いからだわ。
なにそれ(笑)皿の話で盛り上がる人、初めて

「皿の話が普通に面白い」っていうのは半分本当で、半分は「君が話したくて喋ってる時のテンションがいい」って意味。でもそこは言葉にしない。説明した瞬間クサくなるから。マユの「なんでだろ」も、こっちが「君が心開いてきたからだよ」とか返したら一発で冷める。だから皿の話に乗っかったまま、軽く流す。
このへんの「相手のペースに合わせて待つ」感覚は、ストナンでもアプリでも結局おなじで、落とし方の設計図の記事にも書いた通り、押す技術より”引いて待つ”技術のほうが、大人の女の子には効く。
店が閉まる。夕方の緑道を歩いて、最後の一杯に流す
喫茶店で1時間半くらい話したとこで、店が閉店の時間になった。自由が丘のこの「夜が早い」のが、実は使える。店を追い出される形になると、「この後どうする?」を自然に出せる。こっちから急に「次行こう」と持ちかけると圧になるけど、店が閉まるなら流れで言える。

あー閉まっちゃうな。…正直、まだ皿の話聞きたいんだけど。この後ちょっとだけ、もう一軒いける?
……(少し笑って)ちょっと座るだけのはずだったのに


ほんとだ。笑 俺が話しすぎた。…ダメ?
…いいですけど。私も、まだ話したいし

「私も、まだ話したいし」。これを自分から言ってくれたのがデカい。俺が連れ回してるんじゃなくて、マユが自分の意思でもう少しいる、って形になった。品のいい子は、自分で決めた感覚があると一気に動きやすくなる。
外はもう夕方で、緑道沿いの店の灯りがぽつぽつ点き始めてた。並んで歩く。最初の硬さはもう無くて、歩く距離も自然に近い。マユが、すれ違った店のウィンドウの皿を見て「あ、これ良い」って立ち止まったり、俺が「それ、姪っ子用に良くない?」って茶化したり。会話に”二人だけのネタ”ができてくると、距離は勝手に縮む。
流れ着いたのは、緑道沿いの、これも静かなワインの飲める小さい店。騒がしい店にしないのは、声が大きくない大人女子の喋りを止めないため。カウンターの横並びで、ワインを一杯。マユの口数と笑う回数が、目に見えて増えていく。
プレゼント選んでただけなのに、気づいたら私が一番楽しんでる(笑)


姪っ子のおかげだな。あの子に感謝だわ。
ふふ、ほんとに姪っ子いるんですか?(笑)


いるって。お皿はちゃんと渡す。…疑われてるな、俺。
いい雰囲気で、お持ち帰り成功
ワインを飲みながら、マユの「品のいい大人」の鎧がだいぶ外れて、笑うとちょっと子供っぽい顔になるのが見えてきた。最初に雑貨屋で塩対応してた子と同じとは思えないくらい、素が可愛い。本音を出すまでに時間がかかるぶん、出てきたときのギャップがデカい子だった。
カウンターで肩が近くなって、会話の”間”が、言葉より空気のほうが多くなってきたタイミング。俺は、ほんと軽く流す感じで誘った。圧をかけない。

…このまま解散すんの、ちょっと惜しいな。もう少しだけ、二人で話せるとこ行く?
……(グラス見て)うん。…もう少しだけ、ね

ここでも、無理は一切してない。マユが乗ってなかったら、「だよな、今日はここまでにしよ」で普通に解散するつもりだった。特に品のいい子は、「嫌」をはっきり言わないで、表情や”間”で示すことが多い。だからそこを読んで、乗ってないなら引く。それができない人は、そもそもこの層に手を出しちゃいけないと思ってる。

結論だけ言うと、そのままいい雰囲気になって、お持ち帰りは成功。ここから先はさすがに省くわ。笑
毎回しつこく書いてるけど、これは合意のある大人同士の話。相手のテンションを無視して押すのは無し。マユみたいに本音を出すのに時間がかかる子は、こっちが焦らず、相手が自分で決める余白を残すのが全部。勢いで押す街じゃないからこそ、押さない技術が効いた回だった。
その後。おしゃれな街の子は、たいてい保険を持ってる
マユとはその後も、ゆるく続いてる。大人で、品があって、自分の世界がちゃんとある子との連絡は、頻度より”質”。毎日くだらないLINEを送るより、「この前言ってた作家の個展、これっぽい」みたいな、相手の世界に関係あるやつを、忘れた頃に一個投げる。それだけでちゃんと続く。
俺は会った子のことを全部メモってて、マユの欄には「最初は塩・専門で頼ると緩む・皿と豆の話は無限・容姿いじりNG・自分で決めさせる」って書いてある。記憶力ないんで、こうやって取説を作っておく。次に会うときの自分への引き継ぎだな。笑
あと、これは自由が丘に限らずおしゃれな街の大人女子に共通してる感覚なんだけど、この層はだいたい”保険”を持ってる。マユもそうで、聞いたら普通にマッチングアプリもやってた。「街でいきなり声かけられるの初めて」って言いつつ、出会いの窓口自体は複数持ってる。仕事ができて忙しい大人ほど、効率よく出会いを探してて、アプリと並行してるのが普通なんだよな。
だから俺も、ストナンだけに全部かけない。声かけは”その日の一発”で母数が読めないから、安定して大人の子と会える窓口は別で持っておく。マユみたいな27歳の品のいい層は、街でナンパするよりアプリのほうがそもそも遭遇率が高い。アプリは”準備された出会い”、ストナンは”その日の運”。両方やると取りこぼしが減る。具体的にどのアプリがこの層に強いかは、ちゃんと紹介できる準備ができたら別記事で書く。
この前は楽しかったです。また、あの喫茶店行きたいな(笑)


行こ。次は俺がもう一個、渋い店知ってるから連れてくわ。皿は……まだ買わなくていいや。笑
自由が丘って、最初は「男一人だと無理ゲーの街」だと思ってたけど、やってみると、勢いが効かないぶん”丁寧な立ち回り”がそのまま結果に出る、いい街だった。渋谷の数撃つ感じとは真逆。休日の昼ナンパの記事でも書いたけど、明るい時間の、勢いじゃない出会いは、当たると一番ちゃんと続く。品のいい子は、開くまでが長いぶん、開いたあとが深い。これはこれで、やっぱり面白い。
全部実際に使った俺の本音ランキング。目的別の使い分けも載せてる。
自由が丘の次の動きまで見る。
声をかけた後、どの街でどう流すか。場所選びと飲みの入口に近い記事を並べています。


